ジンの歴史
ここはいつものなじみのBAR。
「 きょうすけさんはいつもジンのカクテルを頼みますね。こだわりなんですか?」
「いや、そうでもないよ。カクテルならなんでもすきだけどね。ただその中でもジンが一番好きやから、自然とかたよった注文の仕方になるのかなー?」
「ひとつ好きなものがあるのはいいことだと思いますよ。執着しすぎるといけませんけどね。きょうすけさん、ジンの歴史なんて興味ありませんか?」
「ジン?やっぱりイギリスで生まれたものなんじゃないの?」
「それが違うんですよ。ジンはオランダで発明されたものなのです。」
「へぇ、そうなんやー。あんなにロンドンからでているのにねー。」
「ジンはジンは、1660年、オランダのライデン大学医学部教授であった、フランシスクス・シルビウスによって開発されたのです」
「もともとはジンは熱病の特効薬の目的で作られたのです。利尿効果があるジュニパー・ベリーをアルコールに浸漬して蒸留しました。」
「ジュニパー・ベリーって?」
「ねずの実です。そのジュニパー・ベリーはフランス語のジュニエーブルと名づけられ薬局で薬用酒として販売されるようになりました。しかし、薬用というよりかはアルコール飲料として広まっていったのですね。」
「なるほどねー。わかる気がするよ。ジンはおいしいからね」
「その頃の通称はジュネバと呼ばれてたのですよ、きょうすけさん。」
「それでなんでロンドンで作られるようになったの?」
「まさにそこですね。ジュネバはオランダ商人の手で世界に広められていったのですが、決定的なのは1689年、オランダのウィリアム3世がイギリスの国王に迎えられた事です。」
「そんな事があったんだ。そこでジュネバがロンドンでも盛んに作られるようになったんやね。」
「そうです。そこでジンという名前がつきすごい人気になったのです。19世紀後半に19世紀後半、連続式蒸留機の発達とともに、すっきりとした風味の、新しいタイプの酒に生まれ変わり、オランダのジュネバとは別の道を歩んでいくようになったのですね。 」
「ジンもすごい歴史があったんだなー」
「なんでも薬用という言い訳して、酒が飲む人が増えたという話もありますが・・・きょうすけさん、今夜はロンドンのジンではなく、オランダのジン、ボ゛ルスなんて召し上がってはいかがでしょうか?」
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