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ジンの種類
ここはいつものなじみのBAR。
「きょうすけさん、この前に話したジンの関連でジンの種類なんて興味ありませんか?」
「ジンの種類?そんなにたくさんあるもんなん?」
「細かく言うとたくさんあるのですが今日は大枠での種類についてはなしましょうね。」
「うん、それでいいよー。」
「まずはいちばん有名な「ドライジン」から行きましょう。ドライジンとはトウモロコシ、大麦麦芽、ライ麦からつくるものなんです。それを糖化、発酵させた後に、連続式蒸留器で蒸留して、高濃度のスピリッツにしたものなんですね。それをグレーン・スピリッツと呼ぶのですが、それをジュニパー・ベリーを主体とする香味原料とともに、単式蒸留器で再蒸留するのです。それには二通りの方法が採られています。」
「つまりは穀物から作るって事やね。それを糖化して、発行させて、蒸留して濃いスピリッツにすると。それにジュニパー・ベリーで香り付けするため再蒸留するわけやね。」
「一つは、グレーン・スピリッツと香味原料を混ぜ合わせ、単式蒸留器で蒸留する方法です。」
「ふむふむ。直接混ぜちゃうんやね。」
「もう一つは、単式蒸留器の上部にジン・ヘッドと呼ばれる上下が金網で出来た円筒を取り付け、その中に香草類を詰め、蒸留されてくる蒸気とともに香味成分も一緒に留出させる方法です」
「つまり、完全にも混ぜてから蒸留するか、ふたの上につけて蒸気で流出させるかってことかな??」
「ふたと言う表現はちょっと間違っているんですが、金網のふたのようなものとイメージすればまあ、確かにわからなくもないですね。香料にはジュニパーベリーのほかにもキャラウェイ、フェンネル、カルダモンなどの種子、アンジェリカなどいろいろ使われるのですよ。」
「ぜんぜんわからず・・・」
「えーと、ほかにもレモンやオレンジなども使われます。それらで異なった風味を色々出すのですね」
「それがドライジンなんやー」
「はい、しかしジュネバーベリー以外で風味をつけたものを「フレーバード・ジン」と呼ぶのですよ。日本や、そうですねアメリカなどはリキュールと扱われますが、ヨーロッパではジンとして扱われています。スロージンとかあとオレンジジンとかですね。」
「それとドライジンでもイギリス南部のプリマスで造られているジンを特別に「プリマス・ジン」と呼びます。香りの強いジンですね。」
「なるほど、場所によっても名前が変わったりするねんなー。」
「味が違いますからね。ほかにも甘いジン「オールド・トム・ジン」と呼ばれるものがあります。基本的な作り方は同じなのですが、そこに2パーセントの砂糖を加えて甘口に仕上げています。ただ甘口というのは需要が少なく、今では日本ではなかなか手に入れることは難しいと思います。しかし・・・」
「しかし?どうしたん??」
「カクテルの材料で、オールドトムジン指定というのがあるのですね。でもそんな時は裏技があります。ジンにシュガーシロップを少量入れてあげるのです。だいたい似たような味になりますね」
「なるほど、その四種類もあるわけやねー。」
「いえいえ、オランダのジンを忘れていませんか?このオランダジンを「ジュネバ」と呼びます。大麦麦芽、トウモロコシ、ライ麦などをはじめから混合して、糖化、発酵させ、単式蒸留器で2回ないし3回蒸留し、ジュニパー・ベリーや他の香草類を加えて再蒸留します。」
「確か前飲んだ時ちょっとヘビーだったような?」
「そうですね、だからあまりカクテル用というよりよく冷やしてストレートで飲みますね。」
「なるほど、大麦の香りとかもしてたなー」
「最後にドイツで作られるジン、「シュタインへーガー」です。基本はオランダジンなのですがジュニパー・ベリー自体を発酵、蒸留して、ジュニパー・ベリーのスピリッツを作り、これを、グレーン・スピリッツとブレンドして、再蒸留します。ジュニパー・ベリーをはじめから発酵させて作るので、柔らかな風味が特徴です」
「なるほどー、じゃあ関連の関連でウォッカについて聞いてみてもいい?」
「だめですねー。関連の関連は認められません。と言うのは冗談ですが、今夜ももう遅いのでまた今度の機会と言う事にしましょうね。」