sono2
「今日は土曜日るんるんるん!今日もインターネットで恋をみつけるぞ〜」
彼女のいないまさゆきは、いつもネットに出会いを求めて三千里(笑)。ところが
いざ自分の掲示板を開けると少しガックリ!またあのtoさんだらけだ。
「おかしいなぁ… 天使のわけまえって恋愛のHPも作ったのになぁ〜」
しかし、自分に声をかけてくれる人、万人に優しいのが彼の信条。
「しゃぁない… toさんちに行ってみるか…」
まさゆきが「CharacterGuestBook」を開くと、toさんのレスが…
『びおママの件では大変お世話になりました(笑)。
ママも励ましてやってね♪』
「ママか… びおろんさんは一応は女だな… toさんよりはましだ(笑)。」
まさゆきはそそくさと書きこみをすませ(笑)、「おしゃべり掲示板」に向った。
『いつも書きこみありがとうです
多少の心のすれ違いは大丈夫だと思っていました
はやく元気になって
びおろんさんの面白いレスが見たいかも(笑)』
それだけ書きこんで、次のページに立ち去ろうとした時、彼の目にtoとびおろんの
過去ログが目にはいった。
「なになに… これは… そんなことできるのかな〜 いいないいなぁ〜」
彼の頭の中で次に行く掲示板がはっきりと決まった。彼女は自分よりも年上らし
いが、何かいつも惹かれるものを感じていたからだ。掲示板「楽しい話、いっぱい
、いっぱい、まってます!」を急いで開けて、彼は天にも上る気持ちでこう書きこ
んだ。
『cafeさん今ごろどうしてるかな
自分は今からこの掲示板の中に入れるか試してみます(笑)
気持ちをがんがんいれこめば大丈夫かな〜
PCに吸いこまれてcafeさんのところにいけたら
いいないいなぁ〜』
すると、まさゆきの身体は宙に浮き、やがてPCの中の火の玉gifになった。
「PCで そんな遊びができるのか」・・と
toと びおろんの 今後の心配をよそに
たまごは TANOさんちや 菅又さんちへ
さっさと 遊びに行っていた
「だって 事前に メールしておけば いいじゃん」
うちでは 息子に
「4時に PCつけて 『出ておいで』と書き込んでね」
という 書置きを 残しておいた(あったまいい〜)
「今日は テヌートさんの ピアノを聞きに行こう」と
考えたが・・ ざんねん テヌートさんのHPがなかった
「じゃあ まさゆきさんと cafeさんの
お邪魔でもしに行くか」・・と cafeさんの
掲示板に行った たまごは
そこで 向かい合って にらみ合う
まさゆきと テヌートを 見たのだった
いったい 二人の間に 何があったのか?
そう二人は真剣勝負の真っ最中だった
まさゆきはテヌートさんの剣を素早い身のこなしで
かわした
そして対するテヌートさんはその力でまさゆきの剣
を蹴散らした
互いに優劣のつけがたい戦いだった
まるで武蔵と小次郎の巌流島の決戦をみるようだった
剣と剣とのぶつかり合いで火花が散り
それはまさに死闘と呼ぶにふさわしい戦いだった
だがたまごさんはそれをただぼぉ〜っと見守ること
しかできなかった
いやあっけにとられていたというほうが
正しいかもしれない
いきなりそんな場面に出くわしたら
誰でもそうなることだろう
そして二人は互いに譲らず
剣と剣のつばぜり合いになっていた
まさゆき「たまご姫の心を射止めるのは我だ!」
テヌートさん「いや!君にはあの高貴で可憐でそして
我が心の太陽のたまご姫にはふさわしくない
我こそがたまご姫にまっことふさわしいのだ!!」
まさゆき「なにお!なにおぅ〜!言わせておけば勝手なことばかり
言いおって!」
テヌートさん「君こそ無礼せんばんなぁ〜」
と言い争いになった
たまごさんは「えっ!どういうことなの???」
これって私を巡っての戦いなの??」
といきなりの展開にどうしていいのか
わけがわからなくなった
そしてそこに一人のナゾの剣士が突然現れて
二人の間に入り両者の剣を受け止めた
その技は見事でおもわずみとれてしまうほど
だった
そのナゾの剣士はtoさんであった
そしてtoさんは「無益な殺生はやめよ
たまご姫はもう我と恋仲なのだ
だから互いに剣をひけ」
と低くそして響く声で言い放った
二人はしかたなく剣をしまい
そして引き上げてしまった
そしてたまご姫に駆け寄り
「大丈夫でごさるか??」
と優しく声をかけた
たまごさんはことの次第はなんとなく理解
できていたがただあまりに急な転回で
どうしていいのか解らなかった
するとto剣士は「これからは二人で幸せに暮らしましょう」
と言った
でも「私には息子も夫もある身なのでそれは出来ないです」
と冷静にそしてやさしくto剣士に言った
するといきなり
「どぉどどどどどどどd〜〜〜!」
と大きな音がして
ななななぁ〜〜!なんと!
to剣士が(またまた)ナゾの忍者にさらわれてしまった
たまごさんは「ええっ!なんで!」
と正直思った
なぜならこの展開なら姫である自分が
さらわれるはずなのにどうしてなのぉぉ〜〜〜??
と考えているとあっというまに
ナゾの忍者は小さくなっていった
そして「to剣士を返して欲しくばこの世界を冒険して
さがすことだ」といった
そして覆面をとると
その顔には見覚えがあった
そうそれはびおろんさんであった
なにがどうしたか理解することさえ
困難な状態だった
どうしたらいいのと心のそこで
叫ぶと空から「ここはあなたが居るべき場所はないのです」
と言いながらくまのぬいぐるみを抱いた少女が
現れた
そう。それはTANOさんだった
そして「これは巨大な陰謀なのです」
たまこさんは「どういうことか説明してください」と
言った
TANOさん「これはある国の政府がネットで人類をコントロール
するための実験なのです
ありとあらゆる手段をつかって
民衆のすべての情報を、いや世界のすべての情報を
そして過去や未来でさえもコントトールし
ネットの自由やプライバシーを全て奪おうと
いう巨大な陰謀があるのです
そしてそれに立ち向かうには過去にそして
自分自身に向かい合いそして逃げることなく
前に行こうとする意志が必要なのです
そうたまごさんはそれをすべて
持った選ばれた勇者なのです
だからこの陰謀からみんなを救ってください
他にも勇者が居るので
探し出してこの危機を回避してください
もう私はここには居ることが......」
とTANOさんは消えてしまった
そしてこのすごくディープな話に
続きはあるのか(爆)
そしてこの愛と爆発と心温まる??
話の終止符はいつ訪れるのかぁ〜〜〜!
PCの中に入ったまさゆきは、いつのまにか眠ってしまったようだ(笑)。なんせ
昨日はハナ金で、自らかってでた飲み会の幹事をつとめ、性格がら少々張り切り
すぎたのである。
ふと目が覚めた。そこは… 何やら向こうの方には字や絵がみえる。まるでイ
ンターネットのホームページのようだ。
「えっ!ここはどこだ? 今見ていた夢はなんの夢だ?」
「そうかそうだった。もしかしてネットの中か…
ん? だからあんな夢見たんだなぁ〜 ホント支離滅裂だった(笑)
たまごさんが勇者で、もひとりいるとか…謎だなぁ〜(爆)
TANOさんが意味ありな発言してたっけ(笑)」
するとそのとき、一人の男が向こうから現れ、
「君はどうしてここに? 俺はテヌートだが君は?」
「火の玉ロックのまさゆきでーす!」
(なぬっ?テヌート?そういやさっきの夢にでてきたような…
えっ?自分と対決していたな…)
「そういや君とは『おしゃべり掲示板』で何度かいっしょになってるね…」
「そうですね〜お世話になってます。」
「で、どうしてここに?」
「どうぢてって…自分にもわかんない〜」
「ふふふっ 195(cafe)さんがお目当てなんだろう??」
「ななな・なんでそれを〜」
「『お喋り掲示板』を読めばそれくらい考えつくじゃないか
君のおつむでもさっ(笑)
それにその格好はなんだ? パジャマのままで…」
「ななな・なんだとぉ〜」
いつも優しいまさゆきが怒り出した。やはり恋は盲目である(笑)。
(いけない… 起きたばかりだった! この格好でcafeさんに会うのぉ〜)
するとそのとき、2人の中に割って入った一人の女性がいた。たまごだった。
「まぁまぁお2人とも 仲良くしてねぇ〜」
まさゆきはなんか違う気がした。
(割って入ったのはtoさんではなかったかなぁ〜(笑)
まあいい… 自分の勘違いってこともあるある大辞典?あれっ(笑))
その時だった。PCの向こうにきらきらと光がさしだした。3人ともまぶしさに目をふせる間
もなく身体が宙に浮き、どこかに放り出された。
あたりを見るとそこはどこかの事務室らしきところだった。ドアを開けて、すらりと長身でシ
ョートカットの美人が入ってきた。3人をみた彼女は丸い瞳をさらに丸くした。
「あなたがcafeさんなの〜 ぼくまさゆきで〜す」
重い沈黙を破ったのはびおろんだった。
「toさん...私こんな格好だから少し寒くなっちゃった!」
「...ごめんごめん!気づかなかった。考えごとしてたから...
俺の白衣でも着る?」
「ありがとう!助かるわ....」
「考えごとって....
だからみんなで助けに来てくれるって!心配しなくても。」
「・・・・・・」
しばらくtoは躊躇したようだったが、突然話を切り出した。
「君は...」
「えっ!?」
「君はご主人も子どももいる。国語の先生なんだろ?」
「・・・・・・」
びおろんも突然の話に少し戸惑ったが、こう切り返した。
「・・・それはもうばれてしまったから隠しはしないわ....」
「そう、それは俺の中でももうスッキリしてるんだ。
君のちょっとした遊び心の冒険心ってことでね。」
「...それじゃぁ、なに??」
toはまたもそこで迷っているようだったが、思い切ってびおろんを見つめ、
「テヌートさんっていったい君の何なんだ??」
しばらくの間があった。びおろんは笑い出した。
「きゃはははは・・・・・・」(ん?誰かの笑い声とよく似ている(笑)?)
「もしかして私のだんなだと思ってるんじゃない??」
toはこの反応を見てもまだなお懐疑的だった。が、それをきっかけに機を得たか
のようにしゃべりはじめた。
「彼の『風景の中に』という作品、君の掲示板で公開したよね。
あれは君のことをよっぽど理解できてないと書けないものだよ....
実は私は、文才というものはこれっぽっちもないが、
君との今回の一件をモチーフに
直接的な手法で恥ずかしいが、ある作品を書く予定だ。
そして本当に確認したいことはこの事だったのだ......」
「何馬鹿げてたこと言いってんの? toさん!」
びおろんは相変わらずおどけて見せている。
(本当だろうか?
俺を騙しているのか、この女は....)
大理石のバルコニーに たたずみながら
先に重い口を開いたのは たまご王妃だった・・
「やはり もう これ以上の わがままは 無理なのです・・」
三日月の夜は 薄暗く テヌート公爵の 苦悩に満ちた 横顔を隠すのには
好都合だった・・「王妃様・・」
「まさゆき伯爵には 大変申し訳ないことを いたしました
陛下からもお口添えいただいて 先般の決闘は お咎めなしと言うことに・」
「そうですか・・cafe姫様も さぞかし・・・」
「ええ大変ショックを 受けて 今宵の舞踏会にも
出たくないと 申しております」
「おいたわしや cafe姫様・・・」
「すべては わたくしの せいなのです」王妃は
石段を 降りながら テヌート公爵に近づいていった
ヴェルサイユ宮殿の夜が 2人を 身分のない世界へと
誘う・・・「王妃様!」テヌートのさしのべた手を
一度はとろうとした 王妃であったが すぐに振り払った
「いけません あなたには びおろんという許嫁が・・・
今宵の舞踏会にも 連れていらっしゃるのでしょう?」
「はい」「ぜひ お二人で 陛下にお目通りを なさってくださいね」
「王妃様!」「わたくしは それで思いを断ち切ることが
できるのです」「しかし陛下は 姿を隠されたままと
伺っておりますが・・」「ええ・・ご寝所の中から
お声だけがするのです 話しかければ お答えくださるのに
一歩も出てきてくださらない でも今宵の舞踏会は
陛下が ご所望されたこと ごちそうも ご希望どおり
用意させました・・きっと おでましになるでしょう
あの不思議な からくり箱を携えて・・」
「すべては あの箱のせいだ・・・・」
テヌートは そう言い捨てると 宮廷の闇の中へ 去っていった
「もう一度 おたすけください TANO女神さま・・」
空に深く祈りを 捧げたまごは 宮殿の柱の影から ずっと
この様子を伺っていた 人物に 気づく由もなかった・・・
たまご王妃の悲しみに満ちた姿を見つめながら、騎士はつぶやいた。
「いったい、誰が……。」
王妃が静かに祈りを終え、宮殿の中に入っていくと、騎士もまた、静かに確実な足取りで
宮殿の中に入っていった。久々の舞踏会を前に興奮している宮殿の中では、風変わりなマ
ントの騎士を見とがめるものはいなかった。
騎士は、とある豪華なドアの前で、ピタリと足を止めた。浮き浮きとしゃべりながら歩く二人
の侍女をさりげなくやり過ごしてから、するりとドアの中に滑り込んだ。部屋の中央にある四
柱式の大きなベッドは、重いベルベットのカーテンでしっかりと閉じられていた。それは、見
覚えのある王様のベッドであった。
ベッドに近づいた騎士は、足を止めた。ベッドの中から話し声が聞こえてくるのだ。
「ふふ、ねえ、これ最高。ねえねえ、一緒にやろうよ。」
「声を出しちゃダメだよ。見つかったらどうするの?」
「大丈夫だって、今日は久しぶりの舞踏会なんだから。みんなそれどころじゃないって。だか
ら一緒にやろう。一人でするより、二人でする方が面白そうだもの。」
それは騎士にとっては、忘れられない愛しい人の声だった。声はなおも続いた。
「それにほら、誰かがきたら、テープを流して。『そのまま、一人にしておいてくれ』って。」
思わずカーテンを開けようと手を出した騎士は、驚いた。次の瞬間、彼は、2メートル以上
もはじき飛ばされていたのだった。
カーテンの周りに強い電磁波が流れているのだ。どうもカーテンの中には異次元空間が
あるらしいと騎士が理解したのは、数度の試みの後であった。
「ねえ、二人でやろうよ。二人だとゲーム形式でできるんだよ。ほらほら、ここに人物設定も
自由自在だって。」
「しいーっ、もうちょっと小さい声で。」
「もう本当にだいちゃんって、慎重なんだから。今日は、もう誰も来ないわよ。一緒に気楽に
遊ぼうよ。」
「僕は、ほかのページがいいけどなあ。」
「なに言ってんの。このベルバラホームページ以上に面白いページなんてないから。二人で
やると面白いんだって、お父さんのいない間に探検しようって言い出したのはだいちゃんで
しょう?」
「ううん、そうだけど……。」
しかたなく、例のからくり箱に目をやっただいちゃんは驚いた。
「あれー。あの騎士、お父さんじゃない!」