第五餅  海が導くもの


紅炎 > よし男さんは涙を流しながら、昔のことを思い出していた。
    その様子を見ていたただ男さんは、
    「・・・・・・・・」
     無言でよし男さんをひっぱっていった。
    そして、今いる建物からクラーク博士の力を使って脱出し、最寄の無人島まで海を歩いて行った。

蒼い稲妻 > 島についた。
      しかし、そこには、くらげしかいなかった。
      ただおさんは、よしおさんの好きそうなものが島にはあると思っていたのだった。
      くらげ・・・。これじゃあだめだ。そう、ただおさんは思った。
      しかし・・・。 
      よし男さんは目を輝かしていたのだった。
      そして次の瞬間・・・!?

ナオ > よし男さんは叫んだ! 
    「あそこに海の家が!!!」 
    ただ男さんは自分の目を疑った。
    たしかにそこには古ぼけた海の家が一軒だけたっていた。 
    あそこはさっき探したのに... 
    ただ男さんは猜疑心にかられつつも、歌いつつステップで軽やかに進んでいくよし男さんの後を追ってゆくのだった... 

紅炎 > 海の家は、すのこの素材で構成されていた。
        とても涼しげだが、台風やサイクロン、本山さんが飛んできた場合、即潰れる。
        ものすごく不思議な海の家。
        よし男さんはその海の家をながめ、中に入ろうとした。
        だがただ男さんが、力強くとめた。
       「おかしいと思わないのか?もしここに入って、たこ焼きが出されたらどうするんだ」
        よし男さんはにやりと笑った。
         「ほぅ。とするとキミは怖いでアルか?」 
        「違う。自分はイカ焼き派なんだ。」 
         めずらしく、二人の意見が対立する。

ナオ :二人の意見が対立したのは、五年前のスーパー宮もと20周年祭以来であった。
       あの日も今日のような蒸し暑い日だったな... 
       ただ男さんは空を仰いだ。 
       「チミィ、議論から逃げる気かねぇ?」 
       よし男さんが言う。
       しかしそのよし男さんの声は、まったく別人の様であった。
       「お...お前、ほんとうによし男なのか...?!」 
       よし男(仮)がニヤリと笑った。 
       満ち潮なのか、二人の方に海が近寄ってきている。
       謎の緊張感も、ただ男さんの心に満ちてゆくのであった... 

紅炎 :「さぁね〜?」 
        よし男(仮)が試す視線をただ男さんに向けた。
         ただ男さんは恐怖を感じ、少し退いた。
        満ち潮なので、三葉虫の革で作られた靴が濡れる。
       「だ…誰だ!!」 
        一か八か、適当なセリフを吐くただ男さん。
       よし男さんの目が細くなる。
       「ふ…。さすがただ男だな。僕の正体をあっさり見破るとは…」 
        勝手に早とちりし、よし男さん(仮)が切り出した。
       「その通り。僕はよし男ではない。」 
        「あ、そうなんだ。」 
       「ふ………。とぼけるのはお互いやめにしよう」
        よし男(仮)の言葉に、ただ男さんが銃を取り出す