上海美喰鬼行

@月イチ北京ダックの会

 最近、「月イチ北京ダックの会」というのを主催している。参加メンバーは三人しかいないのだが。これは、「バカ安い値段で北京ダックを豪快に食べて物価の高い日本をせせら笑おう」というどうでもいい主旨の会である。場所は復旦大学の近く、国定路にある店。留学生や地元の小金持ちによく利用されている普通のレストランだが、味が抜群によく、量も多いので大人数で来るときに重宝する。この店は近くに二つも姉妹店があるので、儲かっているのだろう。美味しい店が増えるのはいいことだ。
 さてその北京ダックであるが、1羽900円弱(四人前)といったお手ごろな値段だ。これにご飯や冷菜、麺類などをつけて、飲み物はコーラのペットボトルを注文する。で、二、三人で貪り食うのである。
 北京ダックと言うとあのぱりっとしたコクのある皮を思い浮かべるだろう。この店ではその皮、肉、骨で三品作って客に供している。皮は揚げせんべいの上に乗っかって出てくる。これにたれをつけて饅頭の皮のようなものにネギと包み、パクリと一口で食べる。皮のコクとたれが醸し出すたっぷりのうまみを、ネギと甘くて美味しい饅頭皮がバランスよく整えてくれる。揚げせんべいもおいしいが、こちらも油っこいので沢山は食べられない。
←汚くてすいません、食べかけなのです。
 肉は中国特産の「黄色いニラ」と一緒に炒められて登場する。ほどよく脂の乗った肉と、臭みがまったくない不思議な味の黄色いニラが実によく噛み合う。ついついばくばくたべてしまう。
←コレも食べかけ!店の人スマン!
 そして骨のスープは絶品!骨とは言っても豪快にぶった切ってるため、皮や肉がごっそりくっついている。それでとったスープはものすごくコクがあって、豚骨よりもくどくない素晴らしい味だ。これでラーメンを作ってみたいなあと思う。軟骨や内臓も美味しくいただけるのだ。
←きゃ〜これは食べかけでも美味しそう!
 ちなみに上海にはここより美味しい北京ダックは山ほどあるらしいのでそれは断っておく。一応我々は学生なので、「近くて安い」も重視しているのだ。

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