池袋界隈
高田馬場  傘亭


 かの「蕎麦屋で憩う」の特撰5店の一店、よく「ソ連」の例会で使われる店である。
 ここへは3回ほど伺ったが、訪ねたのは倍以上あると思う。臨時に休んでおられたり、売り切れ仕舞のため、たびたび袖にされる。別にここだけの話ではないので、(深山なども)なれているというか、昼間なら、中野やら、荻窪、西荻と候補を決めて、訪ねることにしている。

 本日は、ちょっと早めについたので、待とうかどうか迷っていると、品の良い奥様(銀座や、麻布辺りで見かける)が、近寄ってきたので、軽く会釈を交わしてから、喫茶店で暇をつぶしていた。しばらくして、暖簾がかけられて、カウンターに腰掛ける。5分もたたないうちに、5組ほどで一杯になる。

 あとからの2組には「お時間かかりますので」との声かけ。注文をとる段になって、先ほどの奥さんが「こちらの方がお先に見えていましたのでどうぞ」「お先にどうぞ」と譲り合い。。。


 だんなさんとの会話
「ご注文は?」
「奴は?」「本日ありません」
「じゃ、崩れ豆腐、それに漬けもらえる。」「ちょっと浅いですけどいいですか」
「結構です。それに酒は神亀」「一杯しか取なくて、追加できませんけど」
「2杯目別なのお願いするから、ソバは2色にしてくれる。」「どちらで?」
「紫蘇で」。。。


 しばらく、店の中に沈黙が流れている。。。
お酒と、つまみが用意される。お盆の上にすだれのようなコースターの上に、江戸紫のガラスの徳利とチョコ、それにソバの薬味のちょっと赤みの入った辛味大根、そばつゆと崩れ豆腐(生のりが添えられている)が。ちょっと一杯やりながら。気分良くなったとこで、お隣さんの奥さんにお声をかけてみる。(お蕎麦屋さんでこちらから初めてだと思う)


 「よくいらっしゃるんですか?」 「スリランカへ、ご一緒して以来、よく寄せてもらってます。」
 「そうですか」 「お蕎麦はほとんど、主人と一緒以外、ここと決めています。」
 「私遠いので、わざわざになるんですよ」 「私も、池袋とか、高田馬場はここしかきません」

  漬け(わさびが添えられています。そばには付きません)が手渡されて「お蕎麦はお声をかけてください」と。2杯目は黒牛の吟醸を。。

 「そうですか」 「銀座あたりだと、ついでに寄るところもあるんですけどね。この辺はここだけ。傘亭の御主人こだわってますからね」
 「こだわってますよね」 「一人ででかけると、このごろは、ほとんど外では、お蕎麦と、お寿司ですよね」

 「私は、まだ天婦羅結構いきますけど。。」 「そうここでは、天婦羅頼みますよ。ご主人自信家で、うちのは銀座の近藤よりうまいって言ってますよ。」
 「少しぐらい、とんがっているほうがうまいもの出しますよね。」 「そうだけど、ほどほどよね。」
  ご主人聞いていたと思う。。
小一時間楽しんで、お店を後にした。。。うまかったな〜


追 友蕎子の書が、さりげなくカウンターの中に

           


○ 住所 〒   新宿区高田馬場3−33−5
○ 地図      
○ TEL
  03-3364-5758
○ 休み 金曜(祝日の場合は営業)
○ 営業    12:00-売り切れまで。(17:00頃)
   夜は予約のみ