かんく
 寒九の水仕込 ひやおろし
菅名岳(新潟県五泉市近藤酒造)
                               すがなだけ
2月に発売した「菅名岳 生原酒」に1度火入れし、10月まで貯蔵・熟成した酒。
このような試みは酒呑みのマニア心をくすぐるものがある。
実際、菅名岳は、2月・6月・10月と3回に渡って発売されていったが、発売のたびに人気・需要は高まっているようなのだ。
 アルコール分が18,0度〜19,0度と高い。
冷やさず呑むと荒々しい風味が目立ってしまう。
この酒は、ぜひ、冷やで味わっていただきたい。
冷やで呑むと香りも上品に立ち、するすると呑むことができる。
一口呑んでみる。
舌先に多少の刺激を残しながら、意外とそっけなく舌を通過し、のどへ落ちていく。
酒がのどを通過した頃、酒が暖められ、呑む前の香りを更に力強くしたような香りが立ちのぼってくる。
そのもどり香を鼻から抜いていくとより一層香りが明確になり、
「菅名岳はうんめぇ酒だ」ということが身にしみて実感できるようになる。
 これで、2000年菅名岳の3部作は完結となる。
2月6月のときは味の芯がしっかりしていないと言うか、腰がフラついている印象も少なからずあったが最後の最後に見事に大成してくれた。
 来年も楽しみだ。
(00,11,12)
   かんく
 寒九の水仕込 初呑み切り
 菅名岳
                                  すがなだけ
 4月に紹介した「生原酒 菅名岳」をさらに熟成させた酒。
一つの酒を一定の期間をもって呑み比べるということは初めてなのでとても贅沢な気分である。
さて、味の方は・・・。
 この酒は呑むときの温度によってかなり酒のイメージが違ってくる。
 よく冷やして呑むと、さらさらと舌の上を滑るかのような飲み口。
仕込み水の旨さがきわだつかわりに、米の味はハッキリとしない。
 口に感じる冷たさがなくなるくらいの温度で呑むと、今度は米の味がクローズアップされてくる。
酒としてのバランス的にはこちらの方が整っている。
 この菅名岳の次の発売は「ひやおろし」として10月下旬ごろになります。
今から楽しみですね〜。
(00,8,17)
  かんく
 寒九の水仕込 生原酒
 菅名岳
                               すがなだけ
 口にすると舌の先端にピリッとくる刺激を残しながら、さっとじゅうたんを敷くように若い味がひろがる。
なんじゃこりゃ?と思い、もう一口呑んでみるが、なんとコメントしていいのか分からない味だ。
米と仕込水がそれぞれに「良さ」を主張しているかのような味わい。
それぞれウマいのは分かるけど、ドッチも他人行儀な感じだ。
 けど、醸造期間が25日でいったん瓶詰めして発売!ということなので、6月頃に発売される「初呑み切り菅名岳」の味を予想しながら杯を傾けるのも一興か。
米と水ががっちりと手を組み、共に歩んで行く気配が見られるのは、次か・・・。
 イカン、また買ってしまう。
 今年の「菅名岳」はマラソンセッション時のコルトレーンとなりえるか。
(00,4,2)