一蘭 天神店

スナックや料亭ではよくあるのかも知れませんが、日本中を探せば会員制のラーメン屋さんというのも存在するらしいです。博多を中心にチェーン展開する「一蘭」は、かつて会員制ラーメン店として有名でしたが、平成5年から一般のお客さんも食べることができるようになったというお店です。

福岡に多数、そして東京にも進出しているのですが、今回行ったのは博多・天神店。場所は天神コアの東側、ビブレの裏ということだけ覚えておいて、行けば分かります。細い路地の奥に光る看板と赤い提灯が目印。

まずは店の前の券売機で食券を買います。基本のラーメンは650円です。あとはゆKでたまご(100円)、めし(200円)、脂解美茶(200円)などがあるだけで、この段階ではラーメンの選択肢はありません。

店に入ると機械の声で「いらっしゃいませ」、何か変な感じです。店内は変わった構造で、カウンターの席ごとに赤いのれんが、席と席の間に仕切り壁があるのです。つまり、グループで行っても食べるときには孤独。席に着いたら、まず作業をしなくてはなりません。席に備え付けのオーダーシートに味の濃さ、こってり度、にんにく・ねぎ・チャーシューの有無、唐辛子ベースの秘伝のタレの量、麺の硬さについて細かく記入します。初めての人はとりあえず全部「基本」のところにマルをつけておけばよいでしょう。食券のラーメンは1種類でも、このオーダーシートのおかげで9000を越えるバリエーションに増えるというわけです。

私が行ったのは朝の8時だったので、後のことを考えてにんにく抜き、あとは全部基本でオーダーしました。臭みがないスープは旨味十分、うまさが舌にまとわりつくような感じがする美味です。手間暇かけて仕上げたスープだと店は言っているのですが、まさにその通りでしょう。丁寧な味で、雑なところが全くありません。極細麺も妥協無し、熟成自家製麺はなんと天候によって配合を変えているらしいです。チャーシューも負けず劣らず美味の競演。スープとの相性が抜群です。そして一蘭が一蘭であるための究極のトッピング、秘伝のたれというものがあります。30年以上かけて作り上げられたという唐辛子ベースの辛いタレがラーメンをギューッと引き締め、更なる美味へと導いてくれます。基本の辛さでオーダーしたのですが、けっこう辛めです(朝イチだったからそう感じたのかも?)。替え玉(150円、半替え玉100円)はテーブルに直接お金を入れればオッケー。チャルメラの音楽が流れて、しばらくするとお店の人が麺を持ってきてくれます。

すべてが美味、バランスも上々、すなわち弱点無し。会員制のお店だったというのも納得できる一杯です。一風堂と並ぶ博多の王者、さすがの一言しかありません。食べる側も気合い入れて魂で食らいつきましょう。

この店に行ったとき、デジャヴを感じました。どこかで行ったことがあるような錯覚。それは東京で行った「康竜」でした。康竜もカウンター席に仕切り板、オーダーシートで注文するとんこつラーメンのお店です。私は一蘭と康竜は姉妹店なのかと思ってしまったのですが、これは大きな間違いだったようです。一蘭の店の前に張り紙が貼ってありました。「東京のKラーメン店が一蘭を利用している」「Kラーメン店とは一切関係ございません」ということです。康竜、恐るべし。どっちも美味なんですけどね。

公式ホームページはこちら

 

一蘭  いちらん
 24時間営業  無休
  行列率・・・中高?  (2002.1)

美味美味 ☆☆☆☆☆