魁龍 博多本店

九州といえばとんこつラーメン、博多や熊本が特に有名なご当地ということになるでしょう。しかし、博多や熊本はとんこつラーメンの発祥地ではありません。とんこつラーメンの聖地、それは久留米。久留米から九州中に広まったというわけです。そんな久留米ラーメンを博多で味わえる名店が「魁龍」です。この魁龍、久留米ラーメンのお店なのですが、1号店は小倉、2号店は博多ということで、久留米にお店があるわけではないようです。しかし名前は全国区。新横浜ラーメン博物館に博多一風堂の後継として入店しているという名店なのです。

ここは駅から歩いて行くには厳しいので、車がない場合はバスを使いましょう。博多駅横にある福岡交通センターの12番乗り場から、41系統か43系統のバスに乗って約15分、東那珂で下車します。下りてすぐの東那珂2丁目交差点を左折、都市高速と空港がある方向に進んで、都市高速の下の東那珂北交差点をまた左折、30歩で魁龍到着です。東那珂北辺りまで来ると、もうとんこつの臭いがするので、迷うことはありません。

メニューはラーメン(580円)、ワンタンメン(780円)、チャーシューメン(880円)、チャーシューワンタンメン(980円)。ラーメン系以外でもおにぎりが人気あるようです。魁獣みそというオリジナル味噌をつけて食べるおにぎり、とても美味なんだそうです。

まず臭いで圧倒されそうになるラーメン、とんこつの臭いを全く隠さず、逆に堂々とアピールすることで、食欲がそそられます。毎日減った分を継ぎ足す「呼び戻し」という製法で作られたスープは、コテコテまろやか濃口で極上の美味美味。シンプルだが大胆な味で、飲むだけで気合いが入るような強烈スープです。スープを飲むときは底の方から混ぜて飲んでみてください。ザラザラした喉ごしを感じるはずです。このザラザラ感の正体は、なんと溶けた豚骨。長時間煮込まれた骨がドロドロに溶けて、底の方に沈んでいるというわけです。体に悪いものではなく、むしろカルシウムの補給になるので、ご心配なく。九州男児の熱い魂が宿ったようなスープ、飲み続けているうちに、ドンドコドンドコと力強い太鼓のリズムが聞こえてくるような感じがしてきて、まるで祭りが始まったようにテンションが上がります。博多とんこつのような極細ではないものの割と細めの麺は、スープを見事に絡め取るというよりも、スープが麺に絡みついているように思えます。硬さのオーダー可能です。チャーシューは細切れタイプ、スープに負けないだけの存在感を持った美味です。

魁龍のラーメンは間違いなく美味です。しかしそれは私の好みのツボを北斗神拳のように的確に突いてくる美味ではなく、アントニオ猪木のビンタのように広い面積を一気にバチンとやられたような美味だと言えるでしょう。豚骨が持つパワーを最大限引き出した、本物のとんこつラーメンを全身で感じてください。

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魁龍  かいりゅう
 11時〜26時(日曜は〜21時)  月曜定休
  行列率・・・高  (2002.1)

美味美味 ☆☆☆☆☆