ラーメンスタジアム in キャナルシティ博多

新横浜ラーメン博物館が人気を得た理由、それは全国の有名店のラーメンを食べ比べられるということが最も大きいでしょう。小樽運河食堂も同様だといえます。そして、とんこつラーメン文化の街・博多にも、全国の味が集うスポットが誕生しました。キャナルシティ博多の5階に誕生した「ラーメンスタジアム」、ここはラー博や小樽のような食べ比べスポットに、テーマパーク的要素をトッピングした、新ジャンルのラーメンスポットです。

ラーメンスタジアムの面白いところは「九州麺VS全国ご当地麺」というラーメン対決を取り入れているところ。お客さんは食べた店の評価を投票して、月ごとに九州が勝ちか、全国が勝ちかを決めるというシステムになっています。注目のお店は、九州代表として博多・一黒丸、熊本・味千拉麺、宮崎・風来軒の3店が、全国代表として旭川・らーめん山頭火、北海道月形・らーめんむつみ屋、喜多方・坂内食堂、東京・らーめん香月、横浜・六角家の5軒が進出しています。ラインナップ的に多少の偏りや疑問、九州勢と全国代表店の知名度の差を感じてしまう人も少なからずいるとは思いますが、なかなかの有名店が揃っているということは確かです。

行ったのは木曜日のランチタイムを少し過ぎた時間でしたが、スタジアム内はけっこう混雑していました。ぐるり一周してみて、行列が山頭火、坂内食堂、むつみ屋に集中しており、あとは空席ありという状況を確認。私は全国代表5軒と九州代表・熊本の味千拉麺は他で既食。残り2軒のうち、今回はせっかく博多に来たのだからということで博多・一黒丸を食らうことにしました。

メニューはラーメン(550円)、ねぎラーメン(650円)、ねぎチャーシューメン(800円)、スペシャルラーメン(900円)など。まぁ、普通といえば普通になります。

ノーマルのラーメンを注文しました。とんこつの臭いがするものの、ここのスープはただの博多とんこつとは少々異なり、なんと醤油トンコツ味なのです。黒豚&鶏ガラベースのスープの味は濃いめのこってりなのですが、とてもサラサラしている珍しいスープです。醤油が素敵なアクセントになっていて、他にない個性的スープです。ただ、始めはとても美味に感じるのですが、おいしさが口に残らず、すぐに消えてしまうのです。あまりにもキレが良すぎるためでしょうか、濃厚なのに、味が見事なまでにスーッと消えていきます。博多とんこつラーメンのような後味が感じられませんでした。麺は非常に美味。特注の細麺は文句無し、すばらしい美味麺です。そんな麺に比べると、チャーシューが見劣りしてしまいます。軟らかくて旨味がつまっているという素材の良さが伝わってくることは確かなのですが、あまりスープに合っているようには感じられませんでした。

博多ラーメンっぽくない博多代表、その個性を発揮しまくっていて面白い存在だと思います。ただ、ラーメンスタジアムにおける博多代表という役割を考えると、観光客としての私は少し疑問を感じてしまいました。ラーメンスタジアム自体は観光客としても満喫できる、非常に面白いスポットです。「福岡のラーメン文化はここから変わる」というキャッチフレーズ、実現するかもしれませんね。


追加情報(2002.8)

 

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ラーメンスタジアム  ラーメンスタジアム
 11時〜23時  無休
  行列率・・・中〜高  (2002.1)

美味美味 ☆☆☆ (一黒丸)