博多そば 鈴木商店

博多を食べ歩くときに参考にした本の中に、ラー博の武内さんもコメントを出していらっしゃいました。その中で武内さんが「関東なら間違いなく行列店となるハイレベルな作品」と絶賛していたお店が「博多そば鈴木商店」です。尊敬する武内さんが絶賛するお店、行かないわけにはいきません。

まずは天神の西側、大正通りを目指しましょう。地下鉄なら赤坂駅、バスなら国体道路を通るバスで警固が便利です。で、大正通りの赤坂駅の南、警固交差点の北側、大名1丁目交差点を西に入るとすぐの場所にあります。

メニューは醤油とんこつ味の博多そば(600円)、醤油味の中華そば(600円)、山かけそば(750円)、つけそば(600円)などに、トッピング用の煮玉子(150円)、もやし(100円)など、サイドメニューは地鶏めし(200円)、焼めし(200円)、ちゃーしゅうめし(300円)、ひと口餃子(450円)など、かなり豊富に揃っています。

博多そばを注文。醤油とんこつ味といえども、これは他の地域なら完全に醤油ラーメンと呼ばれるようなラーメンです。化学調味料を使わないというラーメンの実力は、私の予想をはるかに上回るものでした。飲んだ瞬間、単純に美味と思えるわかりやすい味に感じられるのですが、実は18種類の素材を使っているそうで、様々な美味がまとまって舌に絡んでくる美味なのです。一般的な醤油スープとの大きな違いは、旨味がすぐ消えず、口の中に後味が持続するというところ。背脂と油が入っていて、こってりした感じが出ているために、とんこつ文化圏の人も馴染みやすいというのも大きな武器でしょう。麺は硬さ・コシともそれほど印象には残りませんが、スープの絡みがとんこつ用の麺とは明らかに違います。なんと3日間も熟成させた自家製麺なんだそうです。チャーシューはなかなかの美味、そして標準装備の味付玉子8分の1サイズもなかなかの美味。どちらもスープとうまく調和しています。

さすが武内さん、おっしゃるとおりだと思いました。こんな美味な醤油ラーメンが博多で味わえるとは驚きです。トンコツ文化圏の中枢、博多に新時代を告げに来たラーメン界のペリー、それが鈴木商店なのです。トンコツ的鎖国状態から開国させるだけの美味が鈴木商店にはあります。博多=とんこつラーメンという時代にピリオドが打たれる日は近いかも知れません。

 

博多そば 鈴木商店  はかたそばすずきしょうてん
 11時30分〜14時、18時〜24時  日曜定休
  行列率・・・中低?  (2002.1)

美味美味 ☆☆☆☆☆