北海らーめん 灘店
昭和時代に全国を駆けめぐった札幌ラーメンブームは、全国にその味を知らしめました。今でこそ札幌は誰もが知るラーメン処ですが、当時はまだラーメン自体がグルメとして扱われることが少ない時代でしたから、現在のラーメン界に与えた影響は計り知れません。
札幌ラーメンブームと関係があるのかどうかまで知りませんが、神戸には札幌系のラーメンチェーン店があるのです。それが「北海らーめん」。熊のマークが目印です。ちなみに神戸名物、肉まんでおなじみの「皇蘭」と同じ系列のチェーン店で、最近関西で勢力を強めつつある「山神山人」の兄弟に当たるチェーン店になるのが「北海らーめん」なのです。
メニューは味噌らーめん(680円)、とんこつらーめん(680円)、醤油らーめん(580円)、塩らーめん(580円)、札幌醤油らーめん(600円)、野菜らーめん(醤油680円、とんこつ780円)など。「皇蘭」とのつながりからか、餃子(310円)や豚まん(150円)などもあります。焼めしやチャーシュー丼とのセットメニューも充実。
まずは札幌風と言えば味噌、ということで味噌らーめんから。ここのラーメンはとんこつベースのスープなのですが、このベースと味噌のマッチングは驚くほど。少し角があるものの、濃厚でまったりした美味スープに仕上がっています。強烈なコクは札幌で食らいまくった時の味を思い出させます。中細麺はまあまあ。もっと太い方がスープとのバランスがとれそうな気もしないでもないですが、とりあえず満足できる麺と言えます。チャーシューがあっさりしすぎていて、スープに負けているのが残念です。とは言うものの、関西でこれほど本場に近い味噌ラーメンを味わえるのは珍しいですね。
別の日、とんこつらーめんに味付け玉子をトッピングしてみました。結果から言うと、これは失敗でした。味付け玉子は、おでんの玉子をラーメンにぶち込んだだけのような感じで、工夫が見られません。とんこつらーめんも、ベースがとんこつという店だけあって、基礎がしっかりしているためそれなりの味なのですが、とんこつ専門店の足下にも及ばないスープです。中途半端にとんこつっぽい味というか、何か真似して作ったような感じがしました。これは脇役に過ぎない味です。味噌と合わせることで化けるスープ、とんこつ味であえて単独勝負する必要はないのでは?
味噌ととんこつを食べ比べて、改めてわかったこと。それは「ラーメンは単純なようで複雑」ということ。同じ鍋で作ったスープであっても、組み合わせ次第で美味にも疑問味にもなるのです。だからこそラーメンを極めようとする人が多いのでしょうね。いやー、ラーメンって本当に素晴らしいですね。
北海らーめん ほっかいらーめん
11時〜23時(日曜・祝日は〜22時) 無休
行列率・・・低
美味美味 ☆☆☆