漁師屋らーめん & ラーメンハウス来々軒

神戸の繁華街からやや西側、福原という地域があります。このエリアは東京の吉原などと同じ「オトナの街」で、たくさんのお兄さん方が癒しを求めてやってきます。そんなオトナの街・福原にもラーメン屋さんがあるわけです。

まずは「漁師屋らーめん」から。福原の南西、ボーリングのROUND 1の東側です。国道28号線、通称多聞通りの上り車線側になります。2階に入っている「プレイスポット フィーリング」というお店の、いかにも風○的なピンクの看板が目印になるはず。電車なら神戸高速鉄道の新開地駅から東へ徒歩3分です。地下鉄湊川公園駅から南に歩いても12分程度ですが、オトナの街を通り抜ける必要があります。JRだと神戸駅が最も近くなるはずです。

メニューは漁師屋らーうめん(600円)、玉子らーうめん(650円)、みそらーうめん(700円)、チャーシューらーうめん(800円)など。かえ玉も100円で可能です。
漁師屋らーめんを注文しました。マグロとカツオのかぶとから作った自然調味料を使っているそうで、化学調味料は使っていないらしいです。あっさりした中に旨味が凝縮された甘いスープは大変美味。魚系のおいしさが丁寧にまとまった感があり、豚骨では味わえない美味が楽しめます。さらに舌が安らぐような優しい味で、子供でも安心してガンガン飲めるスープです(オトナの街なのに)。何か他の料理で味わったことのある後味でしたが、それが何かどうしても思い出せませんでした。 コシが強く、喉ごしが最高の麺も美味。軟らかチャーシューは味がしっかりしているのに、それでいてスープの味を壊すことなく、調和した中に存在感を出しているという、絶妙のバランスを誇る美味。もっと厚く切ってほしいと思わせる、魅力的なチャーシューです。このラーメンにはキャベツも入っているのですが、これが軟らかチャーシューとは対照的な食感を出してくてて、見事に脇役としての役割を果たしています。ゴマと海苔の香りもよく、海の香りと素敵なハーモニーを生み出しています。
パワーよりもスピード&テクニックで勝負する漁師さんに、ラーメニストは一本釣りされてしまうはずです。クセになりそうなその味で、荒波の中を突き進む「漁師屋らーめん」、そこにはロマンさえ感じます。ラーメンでロマンを味わえる貴重なお店です。

そして「ラーメンハウス来々軒」。こっちは地下鉄湊川公園駅が近いです。東出口5を出て真っ直ぐ南に下っていくと5分ほどで到着です。福原の西端あたりになります。このお店は「粋麺一の一」の姉妹店になるそうです。

メニューはしょうゆラーメン(500円)、しおラーメン(500円)、みそラーメン(550円)、バターラーメン(600円)、てっちゃんラーメン(700円)、焼飯(500円)など。姉妹店とはいえども、メニュー的には全く違うものを提供しているようです。
注文したのは野菜ラーメン(600円)。濁りのない綺麗なしょうゆスープは、あっさりしているのにまろやかで、牛からとったスープっぽい感じがします(未確認)。味付けは薄めで、やや甘みがあるスープは、予想以上の美味。ツルツルシコシコの麺も、なかなか絶妙のポイントを付いてくる美味でした。ただチャーシューがスープ&麺に比べて貧弱です。野菜ラーメンなのでもちろん野菜が入っているのですが、これは大正解。キャベツやタマネギがたっぷり入って、芳ばしくシャキシャキして美味でした。さらにニンニク投入するといい味になります。なかなか包容力のあるスープです。
場所柄、出前がとても多いようでした。オトナの街で働くおねーさんが注文しているのでしょうか。そう考えると、このあっさり薄味スープがベストなのでしょう。「粋麺一の一」とは味的にもどこか異なるように思えますが、それでも十分美味です。あっさり派ならきっとハマるはず。あまり知られていないお店ですが、実力派の名店です。

福原が「オトナの街」から「ラーメンの街」になる日がくるかもしれません。2店とも、その可能性を大いに秘めたお店でした。今までのダークなイメージを捨てて、福原に行ってみましょう。

 

漁師屋らーめん  りょうしやらーめん
 18時〜27時  日曜定休
  行列率・・・中低

美味美味 ☆☆☆☆☆

 

ラーメンハウス来々軒  らーめんはうすらいらいけん
 11時30分〜23時  水曜定休
  行列率・・・低?

美味美味 ☆☆☆☆