よってこや(元町花隈店)
神戸には地元人しか知らないようなアンダーグラウンド的な世界も存在します。JR元町駅と神戸駅の間の高架下に、裏神戸とも言えるような商店街が軒を連ねているのです。その名も「元町高架下商店街」通称モトコー。古本屋、中古CDビデオ屋、雑貨屋、中古電器屋、古着屋などが密集したアングラワールドは、神戸のオシャレなイメージとは180°ちがう異文化のような雰囲気。最近は若者向けのファッションショップが増えたことで、地元高校生のデートコースにもなっていて、徐々にアングラワールドから抜け出しつつあります。そのモトコーの4丁目、モトコー4に、あの「よってこや」が出店しているのです。
「よってこや」は関西と首都圏を中心に全国展開しているチェーン店で、最近モーレツな勢いで出店しまくってます。餃子で有名な大阪王将グループの新しいレーベルです。ちなみに「よってこや」は島原千本というイメージキャラクターを使っています。こんなところにまでこだわるとは、大阪王将、本気です。
メニューは京風屋台味の屋台味らーめん(650円)、中州屋台とんこつ味の白湯らーめん(650円)、味噌らーめん(650円)、よってこ餃子(250円)、元祖からあげ(250円)など。今回は屋台味らーめんを注文してみました。
スープに浮かぶ細かな背脂(?)が、京都風ラーメン特有のコテコテ感を思い出させます。しかし実際に食べてみると、まろやかな口当たりが素敵なだけで、意外にもこってりしてなく、むしろあっさりした印象を受けるスープでした。おもしろいスープです。店の説明によると、ガラを焼くという全く新しい行程によって、香り、コク、甘み、マイルドさ、後味の良さを出せたということらしいです。また、化学調味料は極力抑え、香辛料は一切使用していないそうです。ふ〜ん・・・。麺は確かに屋台風かもしれません。と言っても京風屋台の麺がどんなものか知らないのですが、呉の屋台で使われている麺に似ているような気がしました。焦げ茶色のチャーシューは軟らかくて美味。シャキシャキしたモヤシもいいアクセントになっています。そしてガーリック投入によって、スープが本気を出してくれます。投入前でも美味なのですが、ガーリックによってスープが引き締まった一体感ある味になりますので、ちょっと入れてみた方がいいかも。
おいしいラーメン作りと同時に、うまくイメージ作りを進めることで成功した、チェーン展開のよいお手本となるようなお店です。あまりにも激しすぎる出店戦略が多少気にはなりますが、この味は本物です。大阪王将グループの社運を賭けた(?)勝負の行方、一体どうなってしまうのか?注目です。
公式ホームページはこちら
よってこや
11時〜26時 無休
行列率・・・中低
美味美味 ☆☆☆☆