仙八来来軒
呉ラーメンと一般
的に言われるものは、広島ラーメンと呼ばれるものと非常に似ています。というより、同じだと思います。広島ラーメンと言えども、その味は店によりけりで、あっさり味もあればこってり味もある、薄口もあれば濃口もあるのです。和歌山ラーメンでは、井出商店に代表されるこってり味の「井出系」と、○高(まるたか)などに代表されるあっさり味の「車庫前系」という分類がありますが、広島ラーメンにはそのような分け方がまだ存在しないようです。もし、呉市の中であっさりとこってりを分類するとすれば、この仙八来来軒が広島ラーメンのこってり濃口味の代表になるはずです。
おそらく呉市の中で最も知名度、人気が高いお店でしょう。広島市内はもちろん、遠方からのお客さんも多いらしく、この店の中で広島弁以外の会話を聞けることもあります。 歩いて行くなら、まずは呉の歓楽街、れんがどおりを目指してください。れんがどおりの中のマクドナルドとパチンコ日野ビルの間の細い道を西に進むと、つきあたりの角にドーンと構えているお店です。 呉駅からなら、駅前の大きな道路を右側(東)に進み、川を渡ったところにある細めの道を北方向にまっすぐ進んでください。およそ10分ほどで到着です。車なら、堺川駐車場が便利です。そこに駐車して、橋を渡り、左(北)に20秒歩くだけです。
名物の仙八ラーメン(520円)を待つ間に、いなりずし(60円)、むすび(120円)、ほそまき(巻き寿司、240円)などを食らうのも、ここの特徴。なんか和歌山でラーメンを待つ間に早ずしを食らうのと似てますね。ここのラーメンはとにかく広島ラーメンの限界までこってり感を引き出し、濃口に仕上げているという感じです。九州で食べる本場のとんこつラーメンに広島風の味付けをしたような味とも言えるでしょう。ですから、こってり好きはもちろん、和歌山の井出商店を「うまい」と感じる人、そして「わしゃラーメンはトンコツしか認めんですたい」という人には超お勧めです。ただし、九州のとんこつラーメンと同じような独特の臭みがあるので、 「アタシとんこつラーメンって苦手なんだよねー」っていう人は、やめておいた方がいいかも知れません。 さて、名物のラーメンの味は、言うまでもなく美味。こってりの割には油分が口に残ることもなく、グイグイ食が進みます。中細のストレート麺が、コクのあるスープに意外とよく絡み、これまた美味です。チャーシューはジューシーな脂身部分とさっぱり部分が半々になっているタイプ、これも満足間違いなしでしょう。
呉という所は「行こう」と思わないと行けないような場所です。それといった観光名所もないですし。ただ、ラー好きなら一度は訪れて損はありません。呉でラーメンを引っ張っていく存在は、蔵本通 りの屋台と、ここ仙八来来軒です。まさに呉を代表する店、カープに例えれば山本浩二のような存在なのです。ガツーンと豪快な味をかっ飛ばしてくれる仙八ラーメンを御賞味あれ。
追加情報
移転しました。元の場所から川沿いに北に歩くこと10秒のところです。昔よりも派手な看板で、かなり目立ってます。
移転して新メニューも登場。あっさりラーメン(550円)とピリカラ味噌ラーメン(680円)。試しに味噌ラーメンを食べてみました。意外にサラッとしたスープですが、その中に「これぞ仙八」という感じでしっかりとコクが主張してあります。スープと味噌が互いに旨味を持ち合ったような美味。広島風スープと味噌は合うということを実証してくれています。ただスープと麺が調和しきれていない印象も若干ありました。まだまだこれから、ますます美味になっていくはずです。
仙八来来軒 せんぱちらいらいけん
11時〜売り切れ次第終了 月曜定休(月曜が祝日の場合は火曜定休)
行列率・・・中高
美味美味 ☆☆☆☆☆