だんじょう軒

ラーメン屋さんのこだわりもそれぞれ。スープにフルパワーを注ぐ店もあれば、麺にこだわりを持つ店もあります。バランスや一体感を追求するご主人も多いでしょう。もちろん具、とりわけチャーシューに強いこだわりを持ったラーメン屋さんも数多くありますが、ここ「だんじょう軒」の具はハンパじゃありません。それは度肝を抜く究極の具でした。

西宮市の国道2号線瓦木交差点を宝塚方面に進みます。宮っ子ラーメンを過ぎてもまだ真っ直ぐ進み、仁川学園を過ぎたところの大きな左カーブを曲がったところにあります。電車で行くなら阪急電車の仁川駅から南に歩いて6分程度です。甲東園駅からでも歩けますが、15分ほどかかります。

店内はなかなかおもしろい構造になっています。ドラマに出てきそうな造りです。メニューはだんじょうらーめん(580円)、らーめん(550円)、とんこつらーめん(580円)、とんこつだんじょう(680円)、担々麺(680円)、キムチらーめん(680円)、チャーシューめん(780円)などと、チャーハン(並480円、大680円)、肉みそご飯(290円)、チャーシューご飯(290円)、焼きぎょうざ(250円)、揚ぎょうざ(250円)、ゆでぎょうざ(250円)、からあげ(300円)などなどサイドメニューも充実しています。

看板商品のだんじょうらーめんを注文しました。あっさり薄味なのに背脂が浮いた醤油系スープは、各種調味料の味が隠し切れていない気もするスープです。麺は普通ですが、茹で方はいい感じです。さて、ここで遂に主役登場です。だんじょうらーめんにはチャーシューが乗っていません。その代わり、もっと強烈な具が乗っているのです。それは、豚の軟骨付きバラ肉という巨大な物体。面積にしてどんぶりの30%を占めるほど大きな肉の塊は、まるで太平洋上に構えた巨大戦艦のような威圧感さえ漂っています。思い肉を箸でつかみ、ガブッと噛みついてください。見た目とは全く異なり、とろけるようなやわらかさで、味もよく美味なんです。お店によると、24時間以上も煮込むことによって、軟骨までトロトロになるそうです。噛みついた断面から見える、溶けた軟骨が黄金色に輝く様子は感動します。チャーシューを超え、角煮も超えた最強の具、そう断言できるだけの美味。トッピングの味付玉子(100円)も存在感が無く思えるほどです。

具のためだけにでも来る価値は十分あります。こんな美味肉を含めて1杯580円は安い、安すぎます。居酒屋なら、肉だけで700円ぐらいしても不思議じゃありません。この肉の破壊力にスープと麺がついてきさえすれば最強なのですが・・・。これからこの武器をどう活かしていくのか、非常に期待できるお店です。

 

だんじょう軒  だんじょうけん
 11時〜15時、17時〜24時  月曜定休
  行列率・・・中低

美味美味 ☆☆☆☆