ラーメン浜
フランス料理はフランスで、イタリア料理はイタリアで食べると、美味な店に当たる確率は高いと思われます。ラーメンでも同じこと。一般に広島ラーメンは広島に美味な店が多いでしょう。しかし、岡山にもあったのです、広島風ラーメンのおいしい店が。「ラーメン浜」というお店です。
岡山駅から岡電バス18系統、藤原団地行に乗って、浜東メディアコム前で下車してください。そこからすぐの場所にあります。旭川沿いにある「夢二郷土美術館」のそばを川から離れるように延びる細い道の方へ進み、まっすぐ行っても着きます。
メニューはラーメン(450円)、味噌味(450円)、塩味(450円)、チャーシューメン(550円)、カレーラーメン(600円)など。特にインパクトのあるメニューや、サイドメニューが揃っているわけでもなく、シンプルな構成になっています。
普通のラーメンを注文してみました。出てきたラーメンは、黄金色がかった白濁スープが印象的。このスープの色、どこかで見覚えがある気がして考えてみると、広島風と同じ色なのです。この時点では「まさか岡山市内で広島ラーメンを出す店のはずがない」と思っていたのですが、スープがのどを通った瞬間、私は考え方を改める必要性があると痛感しました。味は私が慣れ親しんだ、広島風そのものと言ってよいぐらい、完成された広島ラーメンだったのです。まったりした口当たりが素敵で、飲んでからも美味が持続するスープは、広島でもなかなかお目にかかれないレベル。麺もスープがよく絡み、岡山ではむしろ異端とも言えるコシのあるタイプで美味。チャーシューがこれまた美味なんです。軟らかさと弾力が絶妙のバランスで、約25平方センチメートルのチャーシューの中に共存しているのです。さらにシャキシャキもやしが食感のよさも演出しています。
どこを攻めても弱点が見当たらない、バランスの取れた完成度の高いラーメンです。さすがTVチャンピョン・ラーメン王選手権で紹介されただけはあります。たとえ私が広島出身でなかったとしても、間違いなく美味だと感じるはずです。実力十分の広島ラーメンを岡山で食らうことができる、ありがたいお店です。出会えて嬉しいと思える美味に大満足できました。
最後に、どうしても気になることがあったので、ご主人に聞いてみました。「(私)ご主人は広島出身ですか?」「(主)え?なんでです?」「(私)味が広島風だったもんで・・・。」「(主)あ、そうですか。広島のラーメンもこんな味なんですか」「(私)あら、ご存じなかったです?」「(主)はぁ・・・。私、大阪出身なもんで・・・」 以上です。大阪出身のご主人が岡山で作る広島ラーメン、まさに【関西・中国ラーメン連合】状態です。狙って作った広島風ではなく、たまたま広島風に似た味というだけだったとは意外でした。
ラーメン浜 らーめんはま
11時〜14時、17時〜23時 月曜定休
行列率・・・中
美味 ☆☆☆☆☆