タンポポ

岡山から京都まで、新幹線で約1時間30分ほど、普通電車でも4時間程度で着く距離です。この距離が遠いか近いかというのは、人によるでしょう。ただ、あまり気軽に行き来できる距離ではないことは確かです。岡山で京都の名店を味わえる店、それがタンポポです。

オランダ通りの1本東、市電が走る道路に面しています。市電西大寺町の北東側すぐのところに店があります。

メニューはラーメン(550円)、チャーシュー麺(780円)、ギョーザ(350円)、からあげ(大650円、小350円)など。京都の店とは少し値段が異なるようです。
ここのラーメンは、まるで岡山のラーメン文化に喧嘩を売っているようです。 数々の個性が激しくせめぎ合う京都の中でもインパクトが大きいラーメンなのですから、比較的おとなしい味が多い岡山では、もしかすると邪道扱いされるかも知れません。まず、見た目は真っ赤。地獄のラーメンとも思えるほど、唐辛子がドバーっと一面に振りかけられているのです。その中に潜む緑色のネギとのコントラストは、まさに年中ラーメンクリスマス状態。食べるまで勇気が要りますが、見た目ほど辛くはないので心配する必要ありません。真っ赤な色の下には、とんこつ背脂ギトギトスープが正体を現します。唐辛子がなくても、このギトギトだけでもド迫力まちがいなし。あっさりはしていないのですが、見た目ほどコテコテしていないという感じです。飲みやすいことは飲みやすいのですが、脂っこさは隠せません、いえ、隠すつもりなど毛頭ないのでしょう。麺はコシがあるというよりも、固くゆでてあります。スープとはあまり絡まず、麺の強さがスープのギトギトパワーを跳ね返しているようです。もしこのスープが絡んでくるような麺なら、脂っこすぎて食べにくくなるはずですから、この麺は正解なのでしょう。チャーシューはバラとモモが選べます。どちらでもオッケーでしょう。

凄まじいまでの破壊力で、全てを焼き尽くす、ゴジラ級ラーメンです。インパクト勝負では無敵でしょう。しかし、重要なことを忘れるわけにはいきません。見た目やギトギトさは確かに強烈すぎるほどですが、それに引きかえ、味はあまり印象に残らない味なのです。看板に「味にちょっと自信あり」と書いてありますが、「ちょっと」という表現、正しいです。インパクトはあったのに、肝心の部分が弱い、まるで猿岩石のような一杯でした。

 

タンポポ  たんぽぽ
 11時30分〜14時、18時〜26時  日曜定休
  行列率・・・中低

美味美味 ☆☆☆