元祖豚骨ラーメン 作ノ作
インターネットは時にブームを巻き起こすことがあります。ネット上で火がついた商品も現在では珍しくなくなりました。それはラーメン界でも同じこと。インターネットで一時大絶賛されて人気を得た店が関西にあります。大阪の「作ノ作」というお店です。
大阪ミナミの中心地、道頓堀川に架かる戎橋、よくナンパ橋と呼ばれる橋を、なんば側から心斎橋側へと渡ってすぐの道を右に進みます。この辺は宗右衛門町という飲屋街です。で、「ぴかいちすし」「英國館」という店の角を左に進みます。少し歩くと右手に清流会館という建物があるので、その清流会館の北側の人がすれ違うこともできないほど細い筋を入っていきます。角に「素人料理 秀」というお店があるところの筋です。するとその奥に「作ノ作」があります(右下の写真:赤い提灯があるところです)。普段歩いていても絶対に気付くことがないような立地です。これもネットでブームになる一つの要因でしょう。
メニューはしょうゆラーメン(600円)、塩ラーメン(600円)、味噌ラーメン(650円)など。店名の頭に着く「元祖豚骨ラーメン」の通り、全て鹿児島黒豚の豚骨がベースですが、鶏ガラもいっしょに炊き出しているそうです。
しょうゆラーメンを注文しました。見た目と異なり、全く臭みがないスープは超アツアツです。札幌で食べるラーメンよりも多めの油がスープの膜の役目を果たしており、そのため臭いもしないのかも。その油のため、口当たりはなめらかに感じます。あっさりこってりごちゃ混ぜ状態になるほど大量の油です。ラードっぽい油なのでコクは強いのですが、奥深さが油で隠されてしまっています。スープがおいしいのかどうかさえ分からなくなってきます。スープ自体の美味は伝わるのですが、もう少し油が少ない方が、スープそのものを楽しみたい私には嬉しいのですが・・・。麺は非常に美味。スープに負けていません。チャーシューはこのスープに対して、ややパワー不足に思えます。あっさり風には絶対マッチするチャーシューですが、こってり風に入れると目立ちません。
まるで火炎放射器のように、逃げる隙さえ与えないほどの攻撃力を持ったラーメンです。ただ、味的な話をすると、一時ネットで大ムーブメントを起こしたということにも疑問を持ってしまいます。どこにもない美味ということではなく、あの多量油が関西では珍しく、油自体の持つ魅力がネットで一人歩きしたようにも思えます。
次に来たときは味噌や塩も試してみたいです。それでもあの多量の油は変わらないのでしょうね。油少なめでお願いしてみようかなぁ。
元祖豚骨ラーメン 作ノ作 さくのさく
17時〜22時30分 日曜・祝日定休
行列率・・・中
美味美味 ☆☆☆