狸小路(狸めんこい通り)
札幌の中心地、ススキノと大通りのちょうど中間に位置する商店街が狸小路です。衣料品、パチンコ、電器屋など普通のお店に加え、北海道のおみやげ屋さんが目立ちます。そのためか、観光客風の人や、修学旅行生の姿も多く見かけます。ススキノよりも落ち着いた、すてきな商店街です。
そんな狸小路に最近異変が生じているらしいのです。それは、ラーメン屋が大量に進出してきているというものです。狸小路は急にラーメン激戦区の仲間入りをしました。そのため、狸小路には「狸めんこい通り」という別名がつけられることになったそうな・・・。
実際に歩いてみると、確かに普通の商店街と比べるとラーメン屋さんの姿が目立ちます。確かに数は多かったです。しかし、疑問も生じました。ランチタイムもおやつタイムもディナータイムも、いつ見てもお客さんの入りが少ない、お客さんが1人も入っていない店が多かったのです。「ラー屋が集まっただけで、地元人には愛されていないのか?」という疑問を持ちつつも、とりあえず自分の舌でチェックしてみることにしました。
とりあえず狸小路6丁目に足を運びました。6丁目が狸小路の中で最もラーメン店が密集しているのです。事前に「鉄火らーめん火の鳥」というお店が個性的で美味だという情報をもらっていたのですが、めんこい通り全体のレベルを知りたいと思い、今回は外しました。時間はちょうど夕方6時頃。ラー屋もにぎわい始める時間帯なのですが、ほとんどの店にお客さんは入っていない状態でした。ただ1店だけ、そこそこお客さんが入っている店があったので、そこで食べてみることにしました。それが「初代一国堂」でした。
メニューは正油らーめん(700円)、みそらーめん(700円)、限定50食の塩らーめん(700円)など。なぜかソフトクリーム(250円)もありました。注文したのは正油味。出てきたラーメンに衝撃を受けました。とんこつベースにしてはまろやかさがなく、どこか角が立っているような感じのスープでした。このとんがったスープを特徴と捉えれば、それはそれで美味なのかも知れません。麺の味もいい感じでした。具は他と変わりない感じで、決してマズくはありません。しかし、丼の中でスープ・麺・具がマッチングしきれていない感じがしました。それぞれが互いを殺し合っている、相乗効果ゼロという印象が残っています。スープの鋭さゆえなのか、麺の水切りが足りないのか、詳しい原因まではわかりません。ただ、非常にバランスが悪い1杯という感じがしたのです。
結局、ここの1杯しか食べてないので、詳しいことはわかりませんでしたが、もし狸めんこい通り全てがこれぐらいのレベルなら、お客さんが入っていないというのも納得できるような気がします。札幌市は全国でも有数なラーメンの名所。その中で新たにラーメンの観光地を作って成功させるのは難しいことなのでしょう。まずは狸小路の中での競争が先です。果たして、この狸小路で生き残るラー屋はどこなのか?その結果が出たときに、もう1度行ってみる必要がありそうですね。