中原市民館
 春風亭小朝でございます
  「肌で感じる落語の楽しさ」


区内のチケット売り場では、発売開始後一週間で完売したという今年で二年目の「春風亭小朝 独演会」。6月
30日(土)、会場となった中原市民館の二階ロビーには溢れるほどの「小朝フリーク」が。「お帰り、師匠」と皆この日を心待ちにしていた顔ばかりのようだ。「大衆的な伝統古典芸能である落語が、その大衆から見放されつつあるのではないか」。小朝師匠のこんな疑問から始まった各地に出向く「独演会」。その師匠に、落語を楽しむ大衆がまだまだ大勢いる街がある、と我が「中原」を推したのが区内で寄席プロデュースしている山村耕一さんだ。山村さんは日本古典芸能に造詣深く商店街の行事など方々で活躍している。そんな山村さんと小朝師匠の思いが交錯し、師匠の所属事務所である「春々堂」が主催となって去年5月、「春風亭小朝の独演会in中原」が実現したのだ。「できるだけ同じ時期、同じ会場でやって街の風物詩になりたい」という師匠の願いから今年の公演も再び中原へ。また地元の「かわさきFM」が開局5周年を迎えることから今年はラジオ局を交えての記念イベントに発展した。
 当日はかわさきFMの中山社長、高橋清市長による挨拶と林家きくおさんによる前座の後、真打登場。小朝師匠の落語「円朝作 真景累ヶ淵」他三席が披露された。埋め尽くされた会場はたちまち笑いの渦。暖かな拍手に迎えられ、師匠もいささかリラックスしていたようだ。「去年は"落語の魅力を初めて知り今年も楽しみにしていた"とのアンケートをたくさんもらい、まさに落語家冥利に尽きます。満員御礼のためご覧いただけなかった方ゴメンナサイ」と師匠。また「この独演会で何か一つでも接し、関ってくださった皆さんに御礼申し上げます」と裏方の山村さんも語る。早くも来年の公演を期待する市民の声に、独演会の大成功をみた。

                                         ※タウンニュース中原区版NO.83平成13年7月6日(金)号から
平間ほのぼの寄席
 おかげさまで5周年・20回
  「地域に落語の輪を」


「文化的で継続したイベントを地域に」と、いう思いから始まった『平間ほのぼの寄席』。区内で様々な寄席のプロデュースを行い、当紙でも「歌舞伎へのたしなみ」を連載している山村耕一さんがサポートし、平成8年から年5〜6回開催している。9月8日(土)には20回を迎え、今や平間の恒例行事だ。会場となっているのは、平間銀商店街事務所。紅白幕に、演台を設けた即席の「寄席小屋」だ。落語家さんとの距離が近いのも魅力の一つ。観客の声に応じて咄が進んで行くのも面白い。このように、地域で継続して寄席を行っている例は少ないだけに、同商店街でも「今後も平間の顔として続けて行きたい」としている。次回の寄席は11月を予定。

                                     ※タウンニュース中原区版NO.92平成13年9月14日(金)号から
かわら版
上演にあたって   森本景武

「地域のこと」

東京世田谷区からこの他に稽古場を移したのは1994年7月のことでした。稽古場をここに移して良かったことはさておき、一番困ったのは上演会場でした。行動座はアトリエ公演は続けて演っていますが、もう少し大きな舞台でやる会場がここ川崎、特に小杉近辺では全くないのです。ここに来てから辛うじて演れるのは中目黒のウッディシアターのみなのです。そのスタジオも地域からでは遠く地元に足を据えていない劇団に感じるのか地元のお客様があまり増えません。しかし今回はサライ通りの喫茶店「絵夢」のご主人の口利きで以下の取り組みをさせていただきました。川崎のミニコミ誌「川崎DTぺコム」と「タウンニュース」の二誌に宣伝記事の掲載、そしてかわさきFM「古今とうざい」11月20日午後5時から6時の出演でした。ラジオの出演者は、青木、森下、桜井の三名でした。関係者の皆様に紙面を借りて厚く御礼申し上げます。アトリエ公演は何とか続けて地元にも根を張りたいと思っています
 
                                                  ※行動座通信 (2001.12.6発行)から
東京新聞平成13年12月17日夕刊
コーナー 手をつなぐ人 HAND IN HAND から