茶葉を知る
 茶葉紹介
 一 口に紅茶といっても、そこには様々な特徴・多様な個性を持ったお茶があります。始めて紅茶に興味を持った人は、きっとそれらに戸惑うはずです。しかし、それらについて、明確に語ることは不可能です。「実際に飲むこと」以外にそれを知る事は出来ないでしょう。味覚、嗅覚、視覚というものは決して皆が同じ物ではなく、ましてそれを表現しようとするのですから。
 それでも、もし少しでも参考になるのなら意味はあると思うし、多様さを整理する事は無意味ではないと思うのです。

インドの紅茶 スリランカの紅茶 中国の紅茶

紅茶の王様
ダージリン

かの有名な
セイロン

蘭の花の香
キーマン

ミルクティーに向くという
アッサム

 濃厚な香りの
 ウバ
 
 ラプサンスーチョン


ニルギリ

 ヌワラエリヤ アフリカの紅茶
ダージリンの少し低地
ドアーズ
 ディンブラ  ケニヤ
    ルフヌ インドネシアの紅茶
    キャンディー  
    日本の紅茶
     



ダージリン
 ダージリンティーとは、インドの北端、ダージリン高原で採れたお茶の事をいう。
  キーマン・ウバと並んで、世界三大紅茶の一つに数えられている。
 ダージリンティーは紅茶のシャンペンともいわれ、その特異な芳香を特徴とするが、実際にそんな名にふさわしい物に出合うのは極まれなことであろう。そういった物は、値段もまたそれ相応である。もっとも、金額さえ出せばいいというものでもないが。
 一般にダージリンという名の冠された物は、木の皮に似たような渋い感じの植物香…メンソール香と、比較的強めのはっきりとした渋みを特徴とする。缶のリーフのダージリンなどは、そんな風にブレンドされている。また一方で、このダージリンの独特の香りをつけた味の深さに乏しい、しかし飲みやすいダージリンも多々見られるのではないだろうか。

 アッサム
 アッサムティーは、インドの東側、アッサム地方で採れたお茶の事を言う。
 特徴ははっきりした強いコクと渋み、そしてやや濃いめの水色である。それゆえに、一般にミルクティーに向くといわれている。実際、細かめの葉をしっかりと抽出し、そこにミルクをいれて飲むと紅茶の味の生きたミルクティーになる。また、香りは柔らかい土っぽい様な香りがする。
 特に上質な物は、芳醇なチョコレートっぽい甘く渋い様な香りと、さっぱりとした中に深いコクの感じられる味が楽しめる。
 また紅茶のブレンドをする際には、色づけや、コク付けのためによく使われている。

セイロン
 スリランカ国は、セイロン島で採れるお茶。
 一般にフレーバーティー等に、向くと言われるが、おすすめはミルクティーである。セイロン茶の、コク、香り、強さを味わうには、ミルクティーがいい。レモンティーなどに向くとされるのは、セイロン島でも低い土地で採れる、渋みも香りも弱いようなお茶である。
 時折花のような甘い香りの漂う素晴らしい品質の物があり、それらはストレートで飲むのにふさわしい。

ウバ
 セイロン島の中央部の、高地で採れるお茶。世界三大銘茶の一つに数えられる。
 花のように甘い濃厚な香りと、強いコクを特徴とする。メンソール系の、サロンパスの様な刺激的な香りでもある。そのしっかりとした味は、ミルクティーに非常に合う。また、本当にこれが葉っぱかと思うほど甘い香りのする物もあり、そういったものはストレートでも飲める。

キーマン
 中国で作られる紅茶の代表。中国大陸の東側、安徽省で主に輸出用に作られている。
 蘭の香りと称されるが、征露丸の様な香りというと誰もが頷く。非常にスモーキーな、慣れるとはまってしまう香りである。時には本当にやわらかな花のような香りの物もある。味は非常にサッパリとしていて、甘さもあり、とても飲みやすい。