大きなテニス大会のボール・ボーイはどうしていつも子供なの?

 四大トーナメントやウインブルドン大会など、大きなテニスの試合をテレビで観戦していると、ネット・ポストの横やベースライン後方でボール拾いをしている子供をよく見かける。ネットに引っかかったボールを拾ったり、アウトになったボールをサーバーに投げ渡すそのきびきびした動作は、ブラウン管越しに見ていてもとても気持ちよい。
 ところで、子供のテニス大会ならいざしらず、この由緒正しい大会に少年・少女が登場するのはなぜだろう。大人のボール・ボーイでは何か問題があるのだろうか?
 答えはイギリスの歴史にさかのぼる。その昔、女性たちはドレスアップをしてテニスを楽しんでいたため、ゲーム中にしゃがみこんだり、腰を曲げて落ちているボールを拾うことができなかった。
 そこで活躍したのが子供たち。ボールを拾って手渡ししたり、遠くへ飛んでいったボールを拾いにいったりする彼らは、おおいに重宝がられたのである。とりわけ、大人では入っていけないようなせまい所にも難なく入っていくのは、子供だからこそなせるワザ。
 現在は女性プレイヤーの服装も動きやすいウエアに変わったが、この頃の習慣が残り、ボール拾いは子供たちの仕事として定着したのである。
 いずれにしろ、鍛えられたゴツイ体の大人より、子供がボールを追う姿の方が愛らしいのは確か。ビジュアル面においても、ボール・ボーイは子供の方がいいのかもしれない!?










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