「婚約指輪は給料の三カ月分」の根拠とは?

 給料三ヶ月分ものお金があったら新居の頭金にでもしたいのが本音だが・・・。いったいどういった根拠で、指輪にこれほどのお金をつぎこまなくてはいけないのだろう。
 古代ローマの結婚指輪は、質実剛健に鉄製、二世紀ごろから金になった。ダイヤモンドは、1477年にオーストリアのマキシミリアン大公がブルゴーニュ公女マリーに贈ったのが始まり。
 給料三カ月分という常識(?)は現代の日本だけのことで、イギリスでは一ヶ月、アメリカでも二ヶ月がだいたいのところ。といっても、安いものから超高級品まで、人それぞれというのが実情のようだ。
 日本で三ヶ月分が定着してしまったのは1980年代も後半というから、ごく最近のことで、定めたのはダイヤモンド業界。「ダイヤモンドの婚約指輪の世間なみの値段とは?」を考えた際、結納金が給料の二、三ヶ月だということを参考にして、縁起のいい奇数を選んだもの。キャンペーンのコピーとして大々的に宣伝された結果、一般に広がったようだ。
 およそ30年前の日本では、ダイヤモンドの婚約指輪を贈るのは、全カップル中でわずか6%だったのに、今ではほとんど常識。それだけ国が豊かになったということだろうか。
 バレンタインデーに大騒ぎするのも日本人だけなところを見ると、踊らされるのがよくよく好きな国民らしい。









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