アンデスメロンって、南米のアンデスが原産?

 超高級フルーツのマスクメロンによく似た味と姿で、しかもお値段が安いという嬉しい果物がアンデスメロン。初夏になると八百屋さんやスーパーの店先にずらりと並び、主婦たちが気軽に買っていく光景が見られるが、名前からすると、南米のアンデス山地が原産なのだろうか?
 実は、アンデスメロンは日本の種苗会社が開発したもの。消費者のニーズに応えて、1977年に登場した。
 ちょっと拍子抜けしてしまうのだが、命名の由来は、「安心ですメロン」を略してアンデスメロン。栽培する農家の方は安心して作れます、お客さんも安心して買えますよ、という意味だ。現在は、ニュージーランドでも栽培されている。
 種苗会社は、甘くて日もちがよく、網目がくっきりして美しく、なおかつ丈夫で育てやすいという条件を満たすため、色々なメロンを交配させてアンデスメロンを作りだした。日本の種苗会社の技術は世界一で、日本で生まれた様々な種は、世界中に輸出され、大地を緑にしている。
 ちなみに、食べ終わったアンデスメロンの種をまいても、残念ながら同じものは生えてこない。一代雑種といって、種苗会社にある親アンデスメロンから直接種をとるしか方法はないのだ。マスクメロンやほかのメロン、スイカなども一代雑種だという。何と何を交配させて開発したかは、企業秘密となっている。









シミショウの雑学へ