(片山恭一著 小学館)より


ここは,ハンゲームのオセロサークル"妖精チーム"のサイトのなかにある「世界の中心で,愛をさけぶ」特設ページです。
(検索エンジンなどで,ここのページに直接来られた方のために,一応説明です^^)



☆このサイトの管理者の杏が小説や映画などで,印象に残った言葉などを書きとめたもので,稚拙なページですが,どうぞごゆっくりしていってくださいね。

☆(専用掲示板があります。よかったら,あなたのアキちゃんや朔ちゃん,そのほかの登場人物に対する思い,ロケ地のことなど,なんでもいっぱい書いていただけると幸いです。)
☆専用掲示板は一定日数に書き込みがなかったため,削除されてしまいました(;^_^A アセアセ・・・ いままで書き込みしていただいた方ごめんなさい。
感想とかあったら,訪問者用掲示板に書いてくださいね(^^;)


「わたしはね,いまあるもののなかに,みんなあると思うの」ようやく口を開くと,彼女は言葉を選ぶようにして言った。
「みんなあって,何も欠けてない。
だから足りないものを神様にお願いしたり,あの世とか天国を求める必要はないの。
だってみんなあるんだもの。それを見つけることの方が大切だと思うわ」
しばらく間を置いて,「いまここにないものは,死んでからもやっぱりないと思うの。
いまここにあるものだけが,死んでからもあり続けるんだと思うわ。うまく言えないけど」


(アキが朔太郎からあの世や天国のことについて聞かれて答える言葉。朔太郎がアキを好きだという気持ちはいまここにあるから死んでからもあり続ける。悲しんだり恐れたりすることはないと二人の会話が続く。)




「人生には実現することとしないことがある」祖父は諭すように言った。
「実現したことを,人はすぐに忘れてしまう。
ところが実現しなかったことを,わしらはいつまでも大切に胸の中で育んでいく。
夢とか憧れとか言われてるものは,みんなそうしたものだ。
人生の美しさというものは,実現しなかったことにたいする思いによって,担われているんじゃないだろうか。
実現しなかったことは,ただ虚しく実現しなかったわけではない。
美しさとして,本当はすでに実現しているんだよ」


(朔太郎の祖父が大切な人との別れの話をしながら,美しさの正体はなんだと思うという問いに対する答えとしていう言葉)





☆★映画からの場面です★☆







ブランコのある高台


アキ「目覚めたときのジュリエットの気持ちってどんなだったんだろう…好きな人が先にいなくなる気持ち」

サク「重じいに聞いてみればいいよ」

アキ「なんで?」

サク「ここだけの話…写真館の重じいの初恋の人って校長先生だったんだって」
アキ「うそ!」
サク「本当は結ばれるはずだったんだけど,戦争という時代に邪魔されて結ばれなかった,っていっても片思いなんだけどね,結局」
アキ「…」
サク「その思いは今でも続いてるっつーんだから…50年っていったら半世紀だよ?100年の半分もひとりの人のことを思ってられるなんて信じられないよ」
アキ「素敵じゃない?」
サク「え?」
アキ「重じいに話聞いてみたいな,私」








体育館

(テープの)アキの声「体育館って好きよ。高い天井,大きな窓から落ちた日差し。ワックスを敷いた板張りの床。きゅっきゅっきゅっと靴音が響くの」
アキの声「ステージに上がって」
アキの声「今日の日はさようなら。また会う日まで。この歌好き。ピアノの前に立って?」
アキの声「目を閉じて」
アキの声「閉じた?いい?私がいいっていうまで絶対に開けちゃだめよ?」

朔太郎,目を閉じたままでいるーと,ピアノの音が一つ,ポンと鳴る。

朔太郎「!」

と驚いて目を開けようとすると,
アキの声「開けちゃダメ!」
朔太郎「アキ…」

アキの声「目つむっててよ?小学校以来だからうまく弾けるかどうかわからないけど,人前で弾いたことないし,かなり貴重なの」

朔太郎「…」

アキのピアノが流れ始める。
朔太郎がこっそりと目を開ける。
制服姿のアキがピアノを弾いている。
ふたりしかいない,広い体育館に響く,ピアノのメロディー。

☆このページのBGMとして流れる音楽はバッハ/グノーのアヴェ・マリア。映画の中のこの場面で,高校時代のアキがこの曲をピアノで演奏します。10数年後の朔太郎が泣きそうに聞く,とても切ない場面です。








高松空港・ロビー

アキ「サクの誕生日は11月3日でしょ?」
サク「そうだよ」
アキ「私の誕生日が10月28日だから,サクがこの世に生まれてから,私がいなかったことは,1秒だってないんだよ。私がいなくなってもサクの世界はあり続けるわ」
サク「なに弱気になってんだよ。しっかりしろよ」


…東京行きの始発が欠航のアナウンス…

カウンターに駆け寄るサク
「…どうしても行かないといけないんだよ。ねえ!今日じゃなくちゃだめなんだよ!お願いだよ!ねえ!」
跳ね飛ばされ立ち上がるサク。
アキ立ち上がる。
アキ「サク…」その瞬間アキ,倒れこんでしまう。
サク「アキ!」サク,アキのもとに駆け寄り,抱き起こす。
サク「アキ,大丈夫?もう帰ろっか?ね?」
アキ「行けないの?」
サク「行けるよ。この次」
アキ「ないんだってば。この次なんてないんだってば。まだ大丈夫だよ。まだ大丈夫だよ。生きてるよ。まだ私生きてるよ。」
サク「アキ!アキ!助けてください…助けてください!助けてください!」






アキの最後のテープより

「10月28日・・・どうしてかなぁ,眠れないの・・・・明日が来るのが怖くて眠れないの・・・・あたし,もうすぐ死ぬと思う・・・」

「・・・あのね,私たち、もう会わないほうがいいと思うの・・・・あなたと過ごした永遠の何分の一かの時間が私の生涯の宝物です。あなたがいてくれて,幸せだった」


「・・・いいよね,私たちは今日でお別れ。
あなたが大人になって,結婚して,仕事をして,未来を生き続ける事を想像しながら,今夜は眠ります」


「・・・目を閉じると,やっぱりあなたの顔が忘れられない。
思い出すのは焼きそばパンを頬張った大きな口,顔をくしゃくしゃに崩して笑う笑顔,
ムキになってふくれるけどすぐに振り返って笑ってくれた時のやさしさ。

夢島でのあなたの寝顔,今もすぐ目の前にあって触れていたいよ。
バイクに乗せてくれたときのあなたの背中のぬくもりが一番大切だった
・・・あなたとのたくさんの思い出が私の人生を輝かせてくれた。
本当にそばにいてくれてありがとう・・・・忘れないよ。あなたと過ごした大切な時間。

最後にひとつだけお願いがあります。
私の灰をウルルの風の中にまいて欲しいの。
そしてあなたはあなたの今を生きて。あなたに会えてよかった・・・バイバイ」


(映画でのアキちゃんの最後のテープの言葉です。ーシナリオよりー)


 

☆関連サイトです。

Yahoo! JAPAN - 世界の中心で、愛をさけぶ 映画の公式サイトです
庵治ホームページ  香川県庵治町のサイト(四国ロケの中心地です。ロケ地マップがあります。)
朔太郎とアキのいる風景 小説「世界の中心で、愛をさけぶ」という世界をもっと深くあじわうための手助けをするファンサイトです。
松崎町役場 静岡県松崎町。TVドラマのロケ地です。第一話のロケ地の写真などあります

 
 
感想とかあったら訪問者用掲示板に書いてくださいね^^
アキちゃん,朔ちゃん,いろんな思いがあります。
あなたの大切な思いを書いていただけるとすごくうれしいです♪