時:7歳 or 小学校2年
場所:地元の病院→隣の駅前病院
心境:こわいよぉ。
私はどうやら肌が弱かったらしい。いまでも疲れるとすぐ顔に出る。にきびも出る。
ちっちゃいころ,おなかはパンツですれて、変な塗り薬をたくさんぬっていたらしい。
頭皮におできができて、ミューズ(このころは固形しかなかった)でシャンプーしなければならなかったこともあった。
それなのに、チョコレートは大好きだった。
そんな私にものもらいができた。お父さんは目薬で治る、といった。
普通に考えればそのとおりである。が一向に治らない。
仕方がないので地元の病院に連れて行かれた。
「ああ、サンリュウシですねぇ。きりますか?」といとも簡単に副院長先生(女)はいう。
そんなのこわいからいや、といったら、じゃあ、目薬で散らしましょう、といった。
それから目薬を欠かさずつけているのに治るどころが、どんどん硬くなって、大きくなる。
別に痛くないけど、なんかこわい。よって母が隣の駅前病院まで連れていった。
「ああ、手術ですね」と言われた。
おまけに、麻酔のテストです、とかいわれて腕に注射をうたれた。
幼少のみぎりは注射が好きだったらしく、親を喜ばせていたらしいが、そんなことはもう過去。
手術は来週です。といわれてブルーになった。
そして手術の日。
テレビでよくおなかの部分だけ穴があいたシートをかぶせて手術するシーンを思い浮かべてた。
でも目の場合はどうするんだろう。
わたしがよばれた。お母さんは一緒に入れない。
「じゃあ、横になって」と普通の診察室のベッドに寝かされる。
そうしたら、うわさの穴のあいた布をかぶせられた。ハンカチくらいの大きさで目のところだけあいている。
アラジンの魔法のランプみたいなものに入ってた目薬を数滴さされて、
「じゃあ、ちょっとちくっとするよ」とかいって目に注射針が!
実はまぶただからそんなに痛くなかったけど、
「ぎゃーーーーーーーー」とか叫んだらしい。
それを診察室の外で聞いた母はいてもたってもいられなかったらしい。
怖かったのはそれだけで、別に何ともなかった。途中で看護婦さんにいわれた。
「まゆみちゃん、がんばったねぇ。
ここの病院始まって以来一番膿が大きかったわよ」
それから眼帯をして外に出た。
病院と駅は目と鼻の先。
駅について母親はびっくりした。
眼帯が血で真っ赤に染まっている!
お母さんはすぐ、病院にまた連れて行き、ガーゼ8重の眼帯をしてもらい、
「明日は学校休ませたほうがいいでしょう」といわれた。
学校を休めたのはうれしい。が、ベルサイユのバラがよく見えない。
それから一週間に渡り、給食をたべて早退、電車に乗り病院へ通った。
眼帯を取ると、うっすらとアイシャドーのように紫になっている。
最初、結構気に入っていたが、力を入れても目が開かない。
あるとき、上からかぶる丸首パジャマを着ようとしたら、目のふちにひっかかった。
いてっ、と反射的に目をあけた。
鏡を見ると両目があいている!
人生なんてそんなものだ。
手術したのは左目。視力が少し落ちるかも、といわれたので
左目をかばっていたらいつしか左目は回復し、右目の視力をさがり、
今は右目だけコンタクトをいれている。
人生なんてそんなものだ(泣)