NGOとは?
NGO"という言葉は皆さんどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?
でも、"NGOって何?"と聞かれるとちょっと困ってしまうのではないでしょうか?
まず、NGOとは"Non Governmental Organization"の略です。
日本語に訳すと、非政府組織とか民間団体と呼ばれます。
つまり、営利を目的としない民間団体の活動を言うのです。
日本のNGOの歴史は欧米に比べると浅いのが実情です。
国際協力を行う日本のNGOで早いものでは1970年代頃から活動を初めています。
ちょっとNGOの歴史を振り返ってみましょう。
初期のNGOは貧しい哀れな南の国々を助けるために、彼らを近代化・西洋化しようと考えました。
しかしこれでは長期的な持続的な発展にはつながらないことがわかりました。
そこででてきた考え方がBHN(ベーシック・ヒューマン・ニーズ)です。
BHNとは、基礎教育、プライマリーヘルス(基礎的な保険)、農業、農村開発、公衆衛生などの人間が生きていくのに最低限必要なものです。
日本という裕福な国に住む私達にはあって当然なものが途上国では入手困難なことが多いのですね。
しかしこういった活動を行う時でも、やはり単発的な一回限りの援助では長い目で見た途上国の発展には寄与しません。
それまでの活動は主に欧米のNGOが主体で、NGOが途上国に何かを与えるといった形態になっていました。
しかし、人から与えられた開発の場合、現地住民の主体性が生まれず、依存度が強まってしまう危険性も多いのです。
こういった問題を克服するためには、地元住民のエンパワーメントを高めるような方法をとらなければなりません。
エンパワーメントとは、地域住民が自分達の力で問題を克服しようとする意識のことです。
与えるだけの援助では、被援助国側はもらえるからもらおうとしか思わず、そのプロジェクトが終わればまた以前の状態に戻ってしまうのです。
住民が意欲的になるには、地域住民の参加型プロジェクトを行う必要があります。
そしてNGOはそのコーディネーター、サポーターという立場で、パートナーシップを築かなくてはなりません。
さらにこれからは、NGOと現地住民の関係だけでなく、地方自治体や国家といった公的機関と住民とのネットワーク作りも大切です。