Nina Suzuki
May 7th,2001
IST233
Michael R. Wunderlich
Wireless Information Services
=概要=
21世紀のこの世の中において、特に日本を始めとするアジア国内においては特に、携帯電話という移動通信端末は私たちの生活の中で、非常に大きな役割を果たしていると考えられます。さらに、日本のテクノロジーは、携帯電話業界だけでなく広くに渉って発展していくに必要不可欠な土台であるとも言えます。1度目の個人研究として、次の3点に着目しました。
1、"Comparison Between Japanese and Americans' use of cell-phone"
(日本、アメリカにおける、携帯電話への意識の差)
2、" Cell-phone Functions in Japan, DoCoMo"
(NTTDoCoMo、i-modeの機能について。)
3、" Present Japanese cell-phone use is the Future of American call-phone use"
(アメリカにおける、携帯電話の将来性に関する提案)
また、2度目の個人研究にとしては、社会における携帯電話の役割として次の3点を挙げました。
1、 "Business" ビジネス
2、 "Entertainment" 娯楽、エンターテイメント
3、 "The betterment of society." 社会への利益、遠隔医療。
日本、アメリカにおける、携帯電話への意識の差
〜Comparison Between Japanese and Americans' use of cell-phone〜
私はまず、東海大学生20名(男10人、女10人)、Syracuse University 学生15名(男10名、女5名)に携帯電話についてのアンケートを行い、また野村総合研究所のよる"情報通信利用者動向の調査、第2回国際比較調査の結果"(http://www.nri.co.jp/news/2001/010131/index.html )を参考資料とし、日本、アメリカにおける、携帯電話への意識の差を考えてみました。
野村総合研究所の"情報通信利用者動向の調査、第2回国際比較調査の結果"によると、日本人の68%が携帯電話を使い、その中で18%が携帯電話を使用し、インターネット、E-mailを利用しています。その一方、アメリカ国内においては、54%ほどの人が携帯電話を使用し、その内たった5.5%がインターネット、E-mailを利用しています。私の行った携帯電話に関するアンケートの結果の中では、20人中20人、つまり100%の確率で、東海大学生が携帯電話を使用し、またその内、75%が携帯電話を使いながらインターネット、E-mailを利用しています。また、Syracuse Universityの学生においては、15人中10人が携帯電話を利用し、誰も携帯電話でインターネット、E-mailを使用してはいませんでした。このように数字の上においてだけであっても、日本国内において携帯電話がいかに浸透しているか、そして、日本人の生活の中で携帯電話がいかに必要とされているかが考察できます。
私の行ったアンケートの中で、80%ほどの東海大学生が"携帯電話は生活の一部である"と、回答していました。彼らにとって、携帯電話なしの生活がイメージできないものになっています。その理由として皆が携帯電話を所有しているので、もし自分が持っていなければ周りと連絡が取れないという不安につながる、といったことのようです。私自身その感情を経験したことがあります。これは日本人大学生が携帯電話にいかに依存しているかということも示していると思われます。
一方、アメリカ人学生(Syracuse University Students)が、日本人学生よりも携帯電話を必要としていないかという理由について、彼らが携帯電話を単なる手短なコミュニケーション手段としか考えていない、というこが第一に言えると思います。現在、Syracuse Universityにおいても学生の携帯電話使用率は増加していますが、日本、特に東海大学生とは比べ物にならないほどの普及率です。これは、アメリカ、日本、両国において、携帯電話という、デバイスへの認識の差としか言いようがありません。
このように、アメリカ、日本においての携帯電話に関する意識の格差は、非常に大きいものであります。
NTTDoCoMo、i-modeの機能について
~Cell-phone Functions in Japan, DoCoMo~
日本国内において、テレコミュニケーションにおける最大規模の企業は、有無を言わせず、NTTDoCoMoであるといえます。実際、40.7%の携帯電話利用者はNTTDoCoMoの携帯電話を利用しています。NTTDoCoMoは、デジタル、i-modeと二種類の携帯電話を有し、i-modeにおいては、2001年2月11日現在において、携帯電話全体の23%ものシェアを持っています。このi-modeの目的としては、名前の"Internet-mode"の通り、ユーザーに携帯電話でインターネット、E-mailをもっと簡単に利用してもらう、というものです。i-modeは、単に通話機能だけでなく、携帯電話によるE-mailの確認、Internetの使用、ホームページ作成、音楽のダウンロード、通信ゲームと、多くのエンターテイメント機能を含み、多くの年代から好まれて使用されています。
実際に、このi-modeは画期的なデバイスであり、NTTDoCoMoの思惑通りに使用率も伸びていると考えられます。私の行ったアンケートの中でも、50%以上の学生がi-modeを使用しており、i-modeにおいてインターネット、E-mailを使用できるという利点のため携帯電話の機種を変更した、という学生も多く見られました。携帯電話によるE-mailの確認と言う機能は、学生にとって一番大きな機能であり、一番魅力的な点、それは通話よりも簡単に友達、恋人、家族を含む周りの人に連絡が取れるからであります。また、このE-mailの交換と言うものは、アメリカにおいては学生がPCを使用してチャットを日常的に楽しむものと同じものです。
また、携帯電話によるインターネットの使用は、とてもシンプルなためパーソナルコンピュータの使用を複雑に思っている方も多い年齢の高い方にも親しまれ、子供には、ポケモンを始めとする通信ゲームで人気があります。このように、i-modeは広い年代に親しまれ、電話器として、エンターテイメントデバイスとして、ユーザーを着々と伸ばしてきたのであります。
NTTDoCoMoは、これらのi-mode機能を発展させるとともに、広い年代のユーザーに、そのスローガンが理解されています。このNTTDoCoMoは、i-modeの発展によりその地位、つまり携帯電話業界におけるナンバーワンシェアを築きあげたと言っても過言ではありません。
アメリカにおける、携帯電話の将来性に関する提案
〜Present Japanese cell-phone use is
the Future of American call-phone use 〜
現在の日本における、携帯電話の使用率、使用形態は、確実に近い未来アメリカ国内でも見られるものだといえます。実際、AT&T wireless(アメリカ国内におけるナンバーワンシェアを持つ、テレコミュニケーション企業)は、アメリカ全土における電話関連事業をコントロールしていると言っても過言ではありません。そのAT&T wirelessがNTTDoCoMoと昨年事業提携を結んだのですから、なおさらその可能性は強くなったと言えます。また、アメリカの携帯電話事業における成長の早さは、今までのアメリカにおける無線通信事業の成功からも理解できるように、想像を欠くものと言えるでしょう。
現在、携帯電話を含む無線通信事業は、アメリカ合衆国、日本両国において発展しつつあるといった状況であります。そして人々は、より早い、正確な通信手段を、今後も求め続けることでしょう。携帯電話は、その一つの手段として、今後もさらに飛躍し、成長を続けることと想像できます。
上記に示したように、日本のテクノロジーは、携帯電話業界だけでなく広くに渉って発展していくに必要不可欠な土台であるとも言えます。ここで、私は、2度目の個人研究で学んだ、以下の3点、ビジネス、エンターテイメント、また社会への利益、遠隔医療について、述べたいと思います。
ビジネス〜Business〜
携帯電話は、今現在でさえ、それ自体で大きなビジネスを築いています。日本では、現在、年間何億という、巨大な、また日本経済を支えるに重要なビジネスであると言えます。また、今後、携帯電話事業は、NTTDoCoMoの2010年計画、MAGIC(Mobile multimedia, Anytime Anywhere Anyone, Global mobility support, Integrated wireless solution, Customized personal services.)に見るように、よりグローバルに、より正確に、より早い情報の交換を求め、さらに研究を進めています。 (http://www.nttdocomo.co.jp/company/vision.html, 03/30/01)
娯楽、エンターテイメント〜Entertainment〜

近い将来、携帯電話による遠隔操作によって動くロボットが、さらに多くこの世の中に誕生し、私たちの生活を助けることになると想像できます。このASIMO(左図)は、昨年末にホンダから発表され、以来大きく話題にされました。この"未来型ロボット"は、今現在、エンターテイメントの領域にとどまるものの、今後いかに開発、発展していくかは非常に興味深いものであります。
さらに、このASIMOに示されるように、遠隔操作は、以前よりもとても身近になりつつあります。これは私たちエンジニアでない人も、遠隔操作を日常の中で使える日が近づいていることを示しているのではないでしょうか。現在そして、近い将来、日本国内において、非常に深刻な問題となるであろう「高齢化」、この高齢化社会においても、これらの、"未来型ロボット"が活躍し、われわれの身近な存在になっていくことでしょう。
社会への利益、遠隔医療〜The betterment of society.〜
IMT-2000 (International Mobile Telecommunications 2000) とは、第3世代通信方式と言う、今現在では、NTTDoCoMoが使用しているCDMA方式に見ることができる通信方式であります。IMT-2000の発展、開発は、携帯電話において、スムーズに画像を送ることを始め、多機にわたり大きな役割を果たします。私の個人的な意見としては、IMT-2000を遠隔医療に発展することは、非常に社会に貢献し、さらに人々の生活においても大きな意味を成すと思っています。それを携帯電話という、今現在われわれの最も身近な電気デバイスを使い、それがさらに発展していく可能性は非常に大きいと思います。
ここでこのレポート中における"遠隔医療"を定義したいと思います。それは、財団法人 医療情報システム開発センター 研究開発部の定義に沿い、「映像を含む患者情報の伝送に基づいて遠隔地から診断、指示などの医療行為及び医療に関連した行為を行うこと」であります。(http://square.umin.u-tokyo.ac.jp/enkaku/96/Enkaku-RepSoukatu-nof.html, 5/07/01)さらに、ここでは携帯電話を遠隔医療に使った場合の利益3点を上げたいと思います。
まず、第一に、医療の地域格差の解消であります。(http://square.umin.u-tokyo.ac.jp/enkaku/96/Enkaku-RepSoukatu-nof.html#A-3, 03/29/01) この場合、携帯電話は、インターネットと同様、伝送技術の大きな利益である、どこにいても同じように情報が得られる、という点で大きな役割をまず果たすと言えます。
第二は、患者サービスの向上であります。(http://square.umin.u-tokyo.ac. jp/enkaku/96/Enkaku-RepSoukatu-nof.html#A-3, 03/29/01) この場合においては、携帯電話による遠隔医療は、ひとつの可能性として、日本人の患者さんにとって、とても親しみやすい方法ではないでしょうか。上記に記したように、日本人、特に学生は、携帯電話が日常のなかで必要不可欠なデバイスであると信じています。また、高齢者にとっても、パーソナルコンピュータを使うよりは携帯電話でインターネットを使用するほうがより易しいと感じるとこともあるようですから、なおさらこの携帯電話による遠隔医療は発展すべきではないでしょうか。
すべきではないでしょうか。
第三に、遠隔医療は国際医療協力において極めて有効な手段ともなり得る、という点です。 (http://square.umin.u-tokyo.ac.jp/enkaku/96/Enkaku-RepSoukatu-nof.html#A-3, 05/07/01) この点においては、携帯電話の市場がさらに国際化することが必要不可欠ではありますが、その点をクリアした場合、遠隔地からの通信は例えそれが外国からであっても技術的にはそれほど異なることではありません。この特徴を活かせば外国の医療に直接日本からアドバイスを与えることも可能でありますし、また日本における外国からの医療プロジェクトに対して本国から支援することも可能であります。
世界中における全てのテクノロジー進歩のなかで、携帯電話は日本国内にとどまらず、多くの国で発展を遂げています。さらにテレコミュニケーションは、無線情報通信の中でとても大きな位置をしめています。日本における携帯電話は今後ともに、ビジネス、エンターテイメント、また社会への利益、遠隔医療の発展において大きな可能性を秘めています。無線情報通信サービスは、携帯電話による進歩を認識している社会を、今後とも多くにわたり助けていくことでしょう。人がさらに流暢に、また柔軟にコミュニケーションを取るためにも、日本、そして、世界における携帯電話を含む移動通信端末の発展は今後もさらに続くことであり、それはとても興味深いものであります。