長草(大府)の猩々
大府市長草の猩々は、「こうふう」が不思議な夢の中で『福と徳』を授けたと言うところからいつしか、
「長草のどぶろく祭り」に現れるようになりました。
不思議な奇怪な姿の猩々は、時代と共にあるとき
は、暴れ猩々となって境内を走り回り子供達を
追いかけ「めった切り」するところから『猩々めった』と
呼ぶようにもなりました。
近年では、猩々の持つ「青竹」で子供の頭を叩いて
もらうと頭が良くなる」と言われ、小さな子供は、親に
抱かれ猩々を怖がり泣きながら猩々に頭を叩かれて
います。
(「頭が良くなる」のは、学問の神様天神様にあやかってかも・・・・)
鳴海(名古屋市緑区)の猩猩
猩猩を最も古くから出していたのが、
名古屋市緑区鳴海町である。
安永八年(1779)に描かれた「鳴海祭礼図」という書物には、「各町
内からたくさんの猩々が出される。」と記されている。
その中でアタラシ(下の写真)だけは八幡宮の神輿の行列に参加する
特別な存在なのです。下中の町内にいるときは、どてらのような着物を
着ている。それが行列に加わるときは、鮮やかな緑色の裃に着がえ、
「神様猩々」とよばれます。それは鳴海を始め、この近辺は古くから酒造業が
盛んな地区であったから、いくらくんでも尽きない酒壷をもたらす猩々が、
その守護神としてお祭りに取り入れられたのであろうと言われています。
猩々のもう一つの顔は、小中学生の子供たちが猩々の中に入り、
「猩々の馬鹿や〜い」とはやしたてる子供たちを追いかけまわし、赤い大きな
手でお尻をたたく遊びが行われている。古い言い伝えによると、お尻をたたかれた
子供たちは、「その年、風邪をひかない」とか、「厄除け」などと言われている。
猩々は、伝統産業に根づいた文化財でもあるわけです。

長草の猩
々
鳴海の猩々アタラシ
鳴海八幡宮のみこし行列に参加する。 『鳴海祭礼図』の猩々と同じ?
豊明市の猩々。前後神明社の
祭礼に出ます。
名古屋市南部、知多半島北部に存在する猩猩
ここでは各地域に存在する猩猩を紹介します。
大高(名古屋市緑区)の猩猩
大高町の猩々。氷上(ひかみ)姉子神社の祭礼
で先導役を務める.
能のお面を思わせる顔つき。歴史を感じさせる猩猩です。
有松町の猩猩。絞り染めの町の猩猩
らしく絞り染めの着物を着ています。
有松(名古屋市緑区)の猩猩
豊明市の猩猩
名古屋市博物館(瑞穂区)には豊明の猩猩が展示してあります。