8月2日。



池袋の西口公園で、友人を待っているとき、横をラブワゴンが通りました。

いきなりのことで、「あいのり」し損ねました。超後悔。







8月3日。



今日は、友人の結婚式でした。

新婦方の友人として二次会に参加したんですが、ご祝儀はなんとか工面したものの、会費までクビ回らず。

幸福ではち切れそうな二人を尻目に、相も変わらず自転車操業の我が身を省みて、嘆息することしばし。

それにしても、幸福は確実に人間を美しく見せます。

新婦とは、小学校の頃からの友達でしたが、10年以上にもわたるつきあいの中で初めて、彼女をスナオに「きれいだな〜」と思いました。

サスガに、無条件で主役になれる日です。



やがて、生活という現実に摩耗し、疲弊し、うなじの後れ毛も切ない古女房へと変貌していくであろう彼女も、今だけは確実に人生で最も輝いています。

新郎ならぬ身のオレにして、切に願わずにはおれません。

この時よ永遠なれと。



ま、余計なお世話なんでしょうけど。

末永く、お幸せに。








8月5日。



ここしばらく、寝不足が続いています。



もともとオレの生活には、「何時に起きて」から始まるようないわゆる「生活のリズム」が希薄です。

濃淡の無い時間が単調にズルズルと流れていくような日々。つうか「日々」ってもその境界がそもそも曖昧。

ガッコの授業がある時期は、強制的にリズムめいたものが生まれたりもするのですが、今や季節は夏真っ只中。

夏休みというハッピーでクレイジーな制度は、もともと怪しかったオレの「一日」という区切りの輪郭を、ますますユルユルに溶かしていくという次第。



そういう風に、一見堕落の極みを尽くした生活を送っているように見えて、実は意外と忙しかったりするから始末が悪いのです。

やらなきゃいけないことはたくさんあり、しかもそれをきれいに区分けされた「日々」という収納ボックスに納めていかないとどうなるか。

優先順位の高い方から順に、それが始まる地点と裂かれる時間の量が決まり、「ナニかをしている時間」が無計画に配置されていきます。

その狭間、隙を見て、仮眠に近い睡眠を挟み込んでいくような生活も、カタギの皆さんの時間の単位にしてもう2週間ほどになります。



ヤハリ当分は、まっとうな社会人にはなれなさそうです。










8月6日。


ウチの大学には、芸術系の専門学校が併設されています。

ウチの学部の教授が、その講師を兼任している関係上、院生がその授業のお手伝いに駆り出されるというシステムがあります。

課題提出や出席、成績管理などの事務仕事に加えて、課題製作のアドバイスなんかもしたり。

ティーチング・アシスタント、略してTAといいます。



もちろんオレも、担当の授業があったんですが、専門学校の方も前期の授業が終わりまして、本日はその打ち上げの後、麻雀大会という流れになりました。

メンツのうちわけが、丁度学生二人とTA二人だったため、必然的に学生vsTAで、2対2のサシウマを握ることになったんですが。



TAチーム、血だるま。



半荘4回線でサシウマ4連敗、しかも4連続3、4家。これ以上は物理的に考えられない、という完璧な負け方でした。

オレとて、麻雀暦はかれこれ15年になりますし、一通りは打てるという自信もあったんですが。

悔しいです。

やはり、仲間内のヌルい麻雀を回数ばかり打っていても、なかなか勝負の勘は養われないものなのかも。

ときめきメモリアルを極めても、モテるようには絶対にならない、というか。









8月7日。



人間の欲望とはワガママなもの。

与えられる限り、人間は満足できないのです。

求めるモノが与えられない、飢え、乾いている状態としてのみ、人の存在はあるのです。

満足は、手に入れた一瞬にのみ刹那的に成立する「点」的な事象であり、次の瞬間、人はもう飢えているのです。
仮に、現時点の欲望の範囲を超えた、不相応に巨大なマス的幸福が降って湧いたとしたらどうでしょう。

今度は、「満たされない現実」を欲するのです。

「早く大人になりたい」が「子供に戻りたい」に逆転するのと同じ構造で。



原罪の咎は思いの外重く、際限ない欲望のエスカレートの中にある我々。

聖者のように煩悩を克服し、解脱の境地に至れる人間は一握りです。

悲しい、あまりにも悲しい性。

己の行く末を思うにつけ、溢れ出す涙をとどめることができません。







とある事情によって今、オレの眼前に、エロDVDが山を成しています。

オレは、決して幸福ではありません。








8月8日。



マイハニーがまた不調を訴えています。

「また」というのも、オレはこの6月に、当時のスイートハニーと、悲しいお別れを経験したからです。

前のハニーは旅行先で倒れ、意識が戻らなくなりました。焦ってお医者に駆け込んだんですが、残念ながら意識が戻ることはなく、そのまま永遠の別離となってしまいました。

当時のハニーとは、まだ1年もつきあっていませんでした。不憫に思ったのか、お医者さんが、新しいハニーをあてがってくれるコトになりました。

新しいハニーの姿形は、前のハニーとそっくり、いや全く同じ、といって差し支えないほど良く似ていました。

しかも、新しいハニーは、前のハニーとオレが育てた愛の記憶を、ほとんど完全に持っていたのです。そう、新ハニーはまさしく、旧ハニーの生まれ変わりだったのです。

その日から始まった、オレと新ハニー「P503is子ちゃん2」との蜜月はしかし、長くは続かなさそうです。



今回の症状は、PCによくある「フリーズ」です。通話機能には特に支障ないのですが、メールを打とうとすると、かなりの高確率で凍り付き、自動的に電源がオチてしまいます。

「○○先生の携帯わかる? 緊急に知りたいんだけど」なんて、たかだか十数文字のメールを作るのに、何度も保存し、一寸先の急速瞬間冷凍に戦々恐々としなくてはならない状態。

どうやら、メール作成時における「は行」と「や行」即ち「6」と「8」のキーが性感帯。こいつらを刺激されると、「マイスイートハニーP503is子ちゃん2」はあまりの快感に我を失い、失神アクメ状態に陥っちゃう様なのです。

困ったモンなので、こっちもアレコレ試行錯誤。極力「6」「8」を使わずに済ませるのはもちろんとして、やむを得ない場合はせめてもその押し方を工夫するワケです。

が、それも徒労。

そっと撫でるような優しい愛撫にも、サディスティックで乱暴な扱いにも、is子ちゃん2の体は敏感に呼応してくれちゃいます。既に開発は充分、前のヤツの顔が見てみたいぜ全く、的な気分です。



生憎やたら忙しくて、お医者さん(ドコモショップ)にも連れて行ってやれないでいます。









8月11日。



己のちんこでもって女の子をイカすというのは、男としてのひとつの栄誉であります。

ちんこは言うまでもなく、男としてのアイデンティティの本質です。ちんこを否定されることは、男としての存在そのものを否定されることに等しく、逆にひとつとして取り柄のないクズであっても、立派なちんこさえあれば生きていくことができます。

だからこそちんこは、コンプレックスにもプライドにも直で作用するワケです。

今仮に、セックスをキスという食前酒で始まるフルコースに例えるならば、挿入はもちろんメインディッシュたるべきでしょうし、そこで最高の満足を与えることこそ、シェフの喜びでありプライドであるでしょう。



……ここまで書いて、なんかヘコんできました。








ま、一流レストランには必ず、パティシエなんて職業もあることだし。

いいじゃん、デザートでも。








8月15日。



繊細なフリをしてみる。

「底知れぬ不安を抱きしめる。空も海もこんなに青いのにね」













Back to Log index


Back to Home