毎日額の縫合部を消毒の為に通院する事を日課としながら、彼の仕事を手伝う。
怪我をしてから彼の態度は益々横暴化している様に観えた。
毎日の様に運送屋なんて永く続かない下らない仕事だ、何の為に成るのか・・・
大型トラックが運転出来てもウチの仕事には何も役に立たない等と解らない事を言うのです。
大した怪我でも無いのに大袈裟に包帯なんか巻きやがって、俺が糸を抜いてやると言いながら
傷に触れたがるのです。傷の回復を嫌がっている様に観えるのです。
忙しいから手伝ってくれと言っていた仕事も実は全く忙しい訳でも無い仕事で、むしろ自分を
従業員として雇いたいのが本心に観えるのです。運送屋なんて辞めてウチでアルバイトをしろと
言うのです。
彼の行っている仕事とは、仕事で出た発生材(仕事上排出された木材、エアコン、洗濯機等の家電品
を分解する仕事です。
会社から仕事の伝票を貰ってくれば彼が、こんな物貰ってきやがって・・・返して来いと言うのです。
ですから会社から依頼が来ても彼の気分次第で、仕事が進むのです。
彼が作業伝票を会社の事務に突き返す為に彼には、会社の人間が相手をしません。
信用が無い為に彼には、何も言わず唯自分にだけ会社の人間から仕事の依頼を受けますが、
彼は何故、俺の所に会社の事務員は言って来ないで、違うお前にばっかり言って来るのだと彼は
怒っているのです。仕事が来ても彼が伝票を突き返すので全く仕事が来なく成ったので、廃材を分解
するのが唯一の彼の仕事なのです。
家電製品を工具を使ってバラバラに分解して捨てると言う意味の無い仕事をする度に彼の弟(専務)に
いつも、兄貴そんな事をして何に成るの・・と問われているのです。
当時雇われていたオウム真理教の信者数は毎日入れ替わりで通算20〜30人位交互に4〜5人来ていた。
マスコミに依ると高学歴の人が多いと言われていたが、高校を卒業した人や中学卒業の人が多い
仕事上でも精神上でも人間離れをしている信者がいたが、入信前は大手で働いていたと言う。
近所中に大音量の教団関係の音楽テープを流している信者や大声で叫ぶ信者に対して彼は、喜んでいた。
近所からも気味悪いと騒がれ、マスコミから、オウム信者だけを雇う会社だとテレビ局の取材陣が
押し掛けて来た事があった。
誰からも信用の無い彼に仕事を与えない為に、彼はオウムの信者等と自分を連れて会社から仕事を貰って
いる東京都住宅局の管轄する都営住宅にこっそり植樹してある樹を大量に盗みに行ったり、やはり仕事を
貰っている下水道局の敷地にある造成地から溶断に使うガス溶接機械や大量の架設材を壊して盗む事を
手伝わされたことがあった。