The cut-off world 〜蒼の向こう側〜

今日もまた僕の頬をそっと風が擦り抜けてく
潮の香を含ませた 熱いこの息吹が

僕は両腕を広げこの身で受け止める
遥か遠い海の彼方から「ここまでやっと来たんだね」

木々を揺らすその風はまだ見ぬ誰かの想い乗せ
遠く離れているこの場所にさえ届けてるよ 

寄せ返す波に濡れ 湿ったその砂にこの足で
立ちながら見据えてた この目にまだ見えない遠い場所…

子供の頃駆け回って全ての場所を踏みしめた
満たされない充足感と見知らぬもの求める心

時の流れは遅くて 一日がとても長くて
彼方に沈む陽のその向こうにまで行ってみたいと

空高く飛ぶ鳥の翼がもし僕に生えたなら
切り取られたこの世界を覆う雲さえも突き抜けて

彼方に広がる景色 この目で捉えられたなら

思いを馳せたまだ見ぬ外 夢を見続けた幼い日
旅立った人達が輝いて見えた遠い記憶

その背中に送られた 熱い羨望の眼差しが
いつか辿る同じ道へ僕を導いてくれる力なんだ
果てない海 切り取られた その景色が繋がる瞬間を
作るのは誰でもないここに立つ自分自身なんだって
夢見てる…



コメント

 この詞はそもそも俺が良く行ってるチャット部屋で『即興で作って見よう』という話になって、他の人に
お題を出してもらったんです、そのお題が『島』だったんですが、例の如くタイトルに悩みました(笑)。っ
てなわけでこの詞はしばらくタイトル『島』だったわけで(笑)。
 島という言葉を聞いた時に浮かんだイメージは『自分には小さすぎる世界』『海の向こう側の景色』『独
立した社会』等で、『そこから抜け出したいと願う』ってイメージですね、この詞は。
 砂浜のぎりぎりに立って見据えた風景はまるで世界から切り取られたかのようなもので、その向こう側
の風景とその場所が繋がる瞬間、それは自分がこの場所を出る為に踏み出した時に訪れる、誰かに連
れ出してもらうのではなく、あくまでこの場所を出るのは、自分自身の意思と力で、ってね。
 結構自分では上手くまとまらなかったかなぁ、と思ったんですが想像以上の好評に作った自分がびびっ
てました(笑)


            詩のお部屋に戻る                     トップへ戻る