三国史経営学vol.001
『私の師匠』
これまでに読んだ本の中に人生に必要なものとして『師』『敵(目的)』『友』の3つが必要だ言うことが書かれていました。ちょっと単純な気はしますが、この3つがあれば人生は実り多いものになるという意味なのだと思います。
私には『師』というものがいません。『敵(目的)』と『友』はそのとき、そのときでまがりなりにでも存在していたのですが、これまで一環として存在しないものとして『師』という存在がいました。
なんでなのでしょう?
単に私が偏屈なのかもしれないですが、もともと人間が嫌いであるというところが悪いのかもしれません。
そんな私が『師』として仰ぎたいと本当に最近になって感じる人物がいます。
それは曹操である。
そう三国史の魏の武帝と呼ばれた曹操である。
この人は人の才能が好きで才能のある人を最も重用した英雄です。曹操の人材登用は自国の民だけではなく、敵軍の民や将にいたるまでその才能有りと見出した人物はすべて重用しようと考えていました。それは既に自分の陣営から離反していた劉備の義弟にあたる関羽を重用しようとしたことなど、さまざまなことからもうかがえます。
どうして曹操はあんなにも人の才能を渇望したのでしょうか?
漫画なのですが、『蒼天航路』という本があります。その中で曹操が曹操の軍師である郭嘉に言った台詞があります。
国の主はまず自分の食べたことのないすごいごちそうの味を描いてしまうものなのだよ。
それからその味を作るため様々な食材を掻き集め時にはまったく新しい調理法を編み出してゆく。
これは漫画の中の台詞なのですが、あの中国大陸を震撼させた英雄だとしても思考の一番根っこの部分はそういうものなのかもしれない。
結局はあれだけ才能を渇望した根っこの部分もすごいごちそうを作るための食材集めの一貫だったのかもしれないと思うと天下の奸雄と言われた曹操であってもなんと身近に感じられることでしょう。
参考資料:蒼天航路