〜二十歳の夏に〜  
   

MAYUとままさんの共通の楽しみ、それはスキューバダイビング。

その夏の日も、日々の暑さから逃れるようにダイビングショップのみんなと○島というところへ潜りに行った。

みんな海に潜っている時以外は、思い思いの時間を過ごす。
二泊三日で時間もあるし、MAYUは日頃の疲れを癒す為ここぞとばかりに自然を満喫していた。一日目までは・・・

    


二日目、昨晩騒ぎすぎて起きたのは昼前だった。頭はまだボーっとしている。

なんとなく外にでて海を眺めていた。・・・・・・・と、沖の方に・・・・・・

「なんだ?あれは?」

・・・・ビニール袋が浮いている?・・・海にゴミ捨てんなよ・・・とか思っていると、

「可愛そうに・・子猫入ってるんでしょう?!」

と、横にいたお姉さん。

(沈黙)

 ・・・・・・はっ?何?今なんて言った?コネコハイッテルンデショウ??
やっと出てきた言葉は

「中にっ?」

そして立て続けに
「なんで?」「生きてるの?死んでるの?」

と質問責め。

  よく聞くと、地元のおばあさんが近くで産まれた子猫をビニール袋に入れて波止場の方からポイっと海に投げた、という事だったんですが・・・・・おかしいですよね?この行動?当たり前のようにやってのける事じゃないですよね、それ以前に・・・・いろんなトコで引っ掛かりを覚えたんですが、いちいち突っ込んでる場合でもないので。 
すかさず、沖の方まで泳いで行ってたお兄さんに



「そのビニール袋ネコが入ってるんだって〜」
と叫びました。


言い方が悪かったです。
お兄さん慌てて一人で戻ってきます・・・
あ”〜、そうじゃない、とって来いと・・・・・・遅かったです。
お兄さんマッハで戻ってきました。


  「はぁ・・はぁ・・・・し、死んでるんだと思って・・・・」

だから言い方が悪かったよ!

そうこうしてるうちに、どんどん沖の方に流れて行くビニール袋。

マズイナ・・・しかもマユ寝起きなのに・・・・
変な理由で怒りが湧いてきます。

「とってくる」(モノですか?)と言って、マユ・・・泳ぐ泳ぐ泳ぐ

とその時!!
さっき戻ってきたお兄さんにMAYU抜かれました!!

男として、いい所見せたいのはわかります。でも・・・

「じゃ〜なんで先に行こうとしないの?
              MAYUの泳いでるワケは??」


とっても腹立たしいです。


で、ですね。海を漂うコト約2時間のビニール袋、無事に救出しまして・・・中を見たんです

・・・・・・・・・・・・・・・・
 「みっ・・みっ・」

なんか変なモンがこっち見て鳴いてます!

 ソレはまさに、スター○ーズに出てきたヨーダ!!(のちっちゃいヤツ)
 タマリマセン♪
MAYUの心鷲掴みです。幸いビニール袋の中に水は少ししか入っておらず、ティッシュでふいてやるだけですみました。

         
   


 しかし・・・・MAYUはそこで人の冷たさを目の当たりにしました。

「産まれて間もない子猫は、親猫がいないと死んでしまう」

そんな理由でみんな近寄って来ません・・・・でも遠目に見てたけどな!子猫のミルク買いに行きたいのに車も出してくれません。

「死ぬのをみたくない」 「自分が後で辛くなる」

しまいにゃ
「海に潜りに来たんだ」
と・・・・・

  MAYUの知ったこっちゃありません!

  仕方ないので、コーヒーに入れる為に持ってきていた、クリープを水で溶いて小さいストローで吸って、ちょっとずつ飲ませるという行為に励みました。(ママさんに、いろいろ教えていただいた♪)

   確かに目も開かないし、ってゆうかメヤニ凄いし・・・・って思ったけど、帰るまでもってくれと祈るような気持ちでずっと抱いていました
(ノミが嫌だと言いやがるヤツいたしな!ついてねぇよ!)
とは言うもののついてましたよ、ノミ♪

  それに・・・ふと思う、よく考えたらママさんは嫌がっていた・・・ネコを飼う事を、どうしよう・・・・
悩んでいると、一人のお兄さんが飼ってもいいと言ってくれた。


「ただし生きていたら・・・」

まかせて、絶対死なせたりしない!!

死なないだろうと、なんだか漠然と思ってたしな〜。



   


 車を走らせること、3?時間。やっとショップまで帰ってきた。
ヨーダ(名前はあの時決まった)はちょっと元気がない・・・・・
とりあえず片付けはみんなにまかせて、とっとと帰って病院にって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


     「休みかいっ」

 
ちょっと元気がないだけで、死にはしないだろうと思い(何の知識もありませんが)、早速ネコミルクを買ってやってみる。

      
飲む飲む飲む飲む!
       
        大丈夫だなコイツ・・


  でもまだ一人で飲めないから・・・・

 
ミルク・・・・・ミルク・・・眠い・・・ミルク・・・寝る・・・起こす・・・寝る・・・・・起こす  
ぷちっ!


  
 あ”−−−−−−−っ!!

  失礼しました


  次の日、朝一で病院に連れて行った。

「まだ産まれて一週間もたってませんねぇ」

「ああ、ネコじゃないみたいでしたよ」

「そ〜でしょう?!よく生きてましたね〜、で、お名前は?」

「ヨーダです!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メスですよ

  
ほっといてほしい!!

 

   


 みすぼらしかったヨーダもだんだん
ネコらしくなってきて♪

最初
ブルーだった目もなぜか黄色くなり、真っ白だった毛もトラ毛のようになり・・・・・・(ホントに同じネコか?!)

 貰ってくれると言ってたお兄さんは彼女の希望
犬を飼い・・・(彼女強いんだね!) 

 MAYUのママさんは、そしてパパさん共に、ヨーダにメロメロ♪

 今では立派にうちのネコ♪
 くれって言ってもやらなかったと思うしな♪ それ以上に、我が子のように可愛いの。信じられないくらい。たまにネコに見えないの(コレまじです)
MAYUの母性は二十歳にして、子猫に目覚めさせられちゃった♪
      
       
ずっと一緒にいようねヨーダ♪