◇Pabasa  

Pabasa(パバサ)とは4月灰の水曜日(Ash Wednesday)からご復活祭前の四旬節(Lenten Season)中に24時間続けてイエス様の生涯を記した本(Passion)に音調をつけて読む行事です。親族の命日近くになると故人を偲んで行う場合もあります

Pabasa(パバサ)

2003年3月18日〜19日

  Nanay(ホストマザー)の親戚の死を偲んで3月18日に親戚一同集めてPabasaを開催。山奥にあるMuscupという場所まで出かけていった。

  Nanayの親戚の車にギュウギュウになりながら乗せてもらい、Montalbanから車で1時間半ぐらいのMuscupに到着。山々と田んぼに囲まれた素敵な場所だ。

  到着後、早速一頭の豚の料理に取り掛かる。
Pabasaといえば、「死ぬほど食べさせられた」といえるぐらい、料理が沢山出て、食べさせられた。このPabasaに関わらず、フィリピンでPartyともなれば、胃が破裂するぐらい食事がでる。そのようにもてなす事が大切なのだ。(ただし、これは中産階級の人々の話だと思われる)

  祭壇が作られると早速、Pabasaが始まる。
イエスキリストの受難の物語がここから24時間続けて歌われる。夜中もずっとである。

  もちろん全てタガログ語。Nanayに「私も小さいころ、このPabasaで読み書きを勉強したのよ。だからSAIKOもこれが終わればタガロク語が話せるようになるから」といわれ、チャレンジ。でも最大の問題がある。この本はすべてタガロク語で書かれているので私には全く意味が分からない!!ともあれ、シスターの事前学習もあり、なんとなく、こんなことを言っているのだろうという想像の世界でやっていった。始めは後ろのほうで見学しながら、本の文字を追って読み方や、歌の調子を真似ていた。しかし最後にはNanayに引っ張られてながらも、マイクをしっかりもって歌っていた。歌ってみればなかなか楽しい(?!)ものだった。

  真夜中も人々は交代で歌い続ける。夜中の2時ぐらいに目が覚めて、家の外にある竹でできた長いすの上に寝転がって響き渡るPabasaの歌声を聞いているとなんとも幻想的で素敵だった。

 お年よりは比較的ゆっくり流れるように歌うが、若者はリズミカルにちょっと歌謡曲のように歌う。お年寄りによっては伝統的なメロディーや音調を大切にする人もいるそうだが、このPabasaは比較的皆、自由に楽しくやっていた。

  19日はSt Josehの祝日でごミサに参列するため、近くの町まで歩いていった。この日は久しぶりに司祭がこの町にやってくるということで大勢の人が教会に集まり、3組の結婚式と数組の洗礼式が執り行われた。山奥のため、司祭は数ヶ月に1回しかこれないのである。

      





一緒に行ったスペイン人のシスターも練習。

Nanayと私

食事の準備中