◇Learning for Living Centerの概要
ここはカナダ人の神学者パトリシアさんが創立したモンタルバンにある貧しい子供たちの為の幼稚園です。4歳から6歳までの子供を対象に朝、7:30〜10:00、10:15から12:45までの各2クラス毎の4クラス開かれています。費用は毎月40ペソ、日本円にして92円です。但し、園児のお母さんは毎月1回のペースで給食の食事当番をする事になっています。約2時間半のクラスにはお遊戯の時間と工作やお絵描きなどのアクティビティー、そして給食の時間があります。
◇Learning
for Living
Centerの資金繰り
資金の面から言うと、月40ペソの授業料では非常に厳しく、ほとんど、我々を含む日本とカナダからの寄付で運営が成り立っている事がお分かり頂けるかと思います。
84人の子供たちの給食代は一日約350ペソ(850円)月にして7000ペソ(16,100円)、その他必要経費としては、先生方の人件費、水代、電気代、図工用の教材費が必要です。この給食は栄養失調ぎみの子供たちに出来るだけ栄養価の高いものをたべさせようと工夫されています。しかしその内容は我々からみると決してぜいたくなものではなく、大抵、パパイヤやサヨテ、などのお野菜に魚、または豚肉、鶏肉を入れたスープとお米です。
2003年6月の入学園児予定人数は124人です。昨年度の約1.5倍です。クラスも1クラス増やす事となりました。L4Lでは園児を指導する教師の指導、またお母さん方のコミュニティーの育成など課題が山積です。これらのためにますますの支援が必要です。
◇ハロハロ会 「FUND RASING PROJECT」の取り組み
※先生達でビーズの試作
また、滞在中にはかねてより計画していた「FUND RASING PROJECT」に取り組みました。この目的は@L4Lとハロハロ会との協力して資金調達活動をすることで繋がりを深めるAL4Lのお母さん参加型プロジェクトの立ち上げを行う事でお母さんたちをまとめるというものです。L4Lとしても援助を受けるばかりではなく、自分達で資金を調達するという自発的な行動によって「自分達で生活を変えて行く」という意識を高めていきたいというところがあります。また、現在は繋がりが非常に薄いお母さん方をまとめることで、お母さん達を教育する機会にしたいということ、またお母さん同士の語り合いがいろんな情報交換の機会となって、共に生活向上を目指して活動していけるのではという期待があるのです。
具体的にはL4Lのお母さんが商品を製作して日本のバザーで売り、資金を集めるというものです。商品については、L4Lのスタッフ、(パトリシア、先生方)と集まり、コストや調達、そして日本で売れそうな商品を検討しながら、素材・商品選びを行い、様々な試作を経て、最終的に「ビーズで作るネックレスとブレスレット」に決りました。さっそく材料を購入し製作に取り掛かりました。なにぶん初めてで、どのような商品が売れるか分からないので、ダークカラーのネイティブデザインのものから明るい色のシンプルなものまでいろんな種類のビーズ商品を作成しました。そして4月の小林のバザーで売り、約2万円の収益金を得る事ができたわけです。
しかし、この活動には大きな課題が残りました。それはビーズ作りをする人材の確保です。今回ビーズ作りに参加したのは4人のお母さんとわたしを含む6人のスタッフの合計10人です。最後の追い込みには子供にもアクティビティーの一環としてビーズ作りをしました。つまり、本来参加してもらうべきお母さん達の参加はほとんどなかったわけです。今回の子供がビーズ作りをしたのはあくまでも”針で穴に糸を通す”アクティビティーとしての活動としてであって、チャイルドスレイバーになってしまっては本末転倒です。また、昨年の1.5倍の園児を抱える先生達がビーズ作りに時間を使う事は、クラスの質が落ちる事になり、これも本末転倒です。
ですので、ハロハロ会としては、今後、このプロジェクトを続けていく意志はあるけれど、無理をして子供や先生方をビーズ作りに駆り出す事では困るということを念を押してお話してあります。現在L4Lではソーシャルワーカーを雇い、このお母さん達をまとめる活動を進めています。これが起動にのればこのビーズプロジェクトもL4Lとハロハロ会をつなぐ活動の一環として継続する事ができるかと思います。
このビーズプロジェクトに関しては現地の受け入れ状況待ちという感じですが、私たちからもどんな商品がバザーで売れそうか、デザインや色といったものについて意見をまとめて、今後も現地とコミュニケーションをとりながら進めていきたいと思っています。
![]()
