(1)私たちに何ができるのだろう、個人として、またハロハロ会として
それではこれから「ハロハロ会」として、また私達一人一人個人として、彼らのために何が出来るのでしょうか。
「援助」といってもいろんな形の援助が有ると思います。また、そのようにあるべきだと思います。ハロハロ会のメンバーの方のなかには学生や社会人、主婦の方と様々ですね。時間のある方はハロハロ会のコアメンバーとして名簿管理や、広報、会計、バザー運営をお手伝いしていただくこともできるでしょう。私のように健康がとりえで時間のある人は現地で活動することも可能でしょう。時間のない方は寄付という形で援助をして頂く事が出来るだろうと思うのです。
そして何よりもここで大切な事は、「繋がっていく」ことだと思います。
(2)「繋がっていく」ということは
前の”SMSF音楽の授業”でも書きましたが、私がフィリピンに行く前に、現地の子供たちに音楽を教えてる為の教材としての縦笛の寄付を同級生に呼びかけました。その結果、同級生以外の会った事もない方からも贈って頂き、合計40本近くの縦笛が集まりました。しかし、私たちが中学生の時に使っていた縦笛ですのでケースはボロボロでした。持っていく前に、新しくケースを用意しなくては。。。と思っていた矢先に、わたしの友人から電話があり、「縦笛のケースを布で作ってみたんだけど、よかったら集まった縦笛の本数分作るよ」という申し出があったのです。それからしばらくして、彼女から縦笛用のケースを受け取りました。それぞれかわいいキルト生地で作られており、入り口は子供が笛を落とさないようにと紐できちんと縛れるように作られていました。こんなに沢山のケースを作るのは大変だったでしょうといいましたら、私たち、は毎年学校で釜が先のおじさん達の為にマフラーを編んだりしていたから全然平気だったよと答えてくれました。こんなところにも私たちが聖心スピリットが生き続けているのですね。偶然にもこの話はちょうど12月の始めの待降節の時期のことでした。
また、会社の同僚からも子供たちに古本屋、文房具、カスタネットやトライアングル、ミュジックベルなどの教材を寄付して頂きました。ある友人は自分に出来る事はこんな事だけれどと、わたしのフィリピン行きに必要なもの買い出しやパソコン選びを手伝ってくれたのでした。
彼らにとってはフィリピンは遠い国です。そんな人々が、わたしの呼びかけで会った事もないフィリピンの子供たちの事を思ってし協力してくださいました。。わたしは周りにいる人々がフィリピンの子供たちの事を思って、それぞれが出来る事を申し出てくれた事がとても嬉しく、このような「繋がり」が増えていく事で本当の意味の”援助”が実現するのではないかと強く感じています。また、私自身、これからも皆さんとフィリピンを繋ぐお手伝いが出来ればと思うのです。
私は、2003年10月の半ばに再びフィリピンに戻ります。6ヶ月過ごした中で自分の人生で大切にしたいものに向かってがんばる勇気を得ました。
わたし自身、フィリピンに行く前は「わたしに何が出来るんだろう?」と思い考えていました。結局、分からないまま現地まで押しかけていったのです。しかし、手探りで始めたLearning
for Living Center、SMSFでの活動でしたが、彼らと共にいることで多くの事を学ばせていただきながら少しずつできることを見つけ、私なりに充実した6ヶ月を過ごすことができたのです。また、フィリピンはわたしにとってありのままのわたしでいられる場所、また、ありのままのわたしを受け入れてくれる場所でもあります。とても貧しいけれどわたしに心の安らぎを与えてくれ、”心の豊かさ”、また”生きる事の意味”を学ばせてくれる場所でもあると感じています。
大切な事は「彼らのために何かしたい」という思い、そしてそれを実現させる為の一歩踏み出す勇気ではないでしょうか。
これを読んでくださっている方の中には自分の進路を迷っている方もいるかもしれませんね。きっと見えない未来は不安もあるでしょうが期待もありますよね。それぞれ様々な事情もあるでしょうが、そのなかで、堅く言えば「自分の使命」(命をどのように使うか)を模索し、勇気をもって少しずつでも実現させていってほしいと願っています。
私自身、不思議な神様お御導きによって、そして、多くの方々のお陰でよってここまでたどり着く事が出来ました。わたし一人では到底たどり着かなかった道です。応援して下さったフィリピン、日本のシスター、先生方、友人、ハロハロ会の皆さん、会社の皆さん、そして家族の感謝の思いでいっぱいです。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。これから進む道は決して平坦ではありませんが、いけるとこまでがんばるつもりです。そして頂いた皆さんのお気持ちはこれからの私の活動を通してフィリピンの人々に伝え、ご恩を返していきたいと思います。
日本の日常の生活の中で、フィリピンは遠い存在になっていくかもしれませんが、どうぞ彼らのことを時々思い出してください。そしてお祈りください。それが私達と彼らを繋ぐ第一歩になるのです。
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