◇モンタルバンの概要
位置 :フィリピン ルソン島 リサール州 モンタルバン
首都マニラから約1時間半の近郊
人口 : 約9万人
主な産業 :農業及び採石に関連したもの

このモンタルバンには山に囲まれた非常にのどかな場所です。
しかし、ここに住む多くの人々が非常に貧しい生活を強いられています。
この地域の人々の多くは、ビサヤ地方(フィリピン中部・南部)やルソン島の田舎から職を求めて、あるいは地方の戦争を逃れてやってきた人々です。
主な産業は農業や採石に関連したものです。
モンタルバンの山からとれる石は水槽用の石として人気があるそうです。でもそのため町は24時間沢山の砂を積んだトラックが走り、山はすでに禿山です。ラーニングセンターのお絵かきの時間に、子供たちに「お山の色は何色かな?」と聞くと、「茶色!」という返事が返ってきました。「あれれ?本当に茶色かな?」とモンタルバンにある山をみると、「あれれ、ホントだ。茶色だ。。(・_・;)」と驚いたのを覚えています。ここには茶色の山しか知らない子供たちがいるのです。
また、モンタルバンに流れる大きな川にはカンコンと呼ばれる野菜が川いっぱいに栽培されています。(上記、写真参照)しかし、毎年6月から9月の雨季の時期になれば連日の大雨でこの野菜は全て流され、人々はその日から職を失います。また人々は度重なる大洪水や土砂崩れなどにより家が浸水し、流されたり潰されたりしてその日から住む場所を失うなどの被害を受けています。
私達ハロハロ会は、このようにモンタルバンの小さなスラムに暮らす貧しい子供を対象にした幼稚園 ”Learning
for Living Center”,そしてSMSF(聖マグダレナ・ソフィア基金)を支援しています。
ラーニングセンターに通う子供たちの両親は物売りや、トライシクル(オートバイにサイドカーのついたもの)の運転手、洗濯・掃除婦、カンコンの栽培してマーケットで売るなどして生計を立てています。また、モンタルバン唯一の工場(繊維工場)が操業している時にそこで働く人やそのほかの工場で季節労働者として働く人も居ます。少数ですが、養鶏所で働く人、裕福な家庭のお手伝いさんとして働いている人もいます。しかし地域の住民の多くは失業状態で、毎日必要な食事をとることができないでいます。ですからラーニングセンターでは栄養失調気味の子供たちに栄養をとらせるため、毎日お母さんたちが交代で給食を作り、授業の最後に食べさせています。
また、貧しい子供たちは病気になってもなかなか必要な医療サービスを利用することができません。なぜなら彼らにとって医療費は高く、また治療のための薬は非常に高く、買うことができないからです。また、子供の中には家庭内暴力や近所の暴力、虐待に苦しむ子供たちがいるのが現状です。
普通の私立、公立の幼稚園に行けば、高い授業料だけでなく、教材費や、制服の着用などが義務付けられ、貧しいかれらは到底通うことはできません。ですから、ラーニングセンターは貧しい子供たちが唯一教育を受けれる場所なのです。
ラーニングセンターでは、子供の教育のみならず、親(特に母親)の教育にも取り組もうとしています。将来的には、地域の人々が、困ったときに相談できる場所、一緒に悩んで一緒に考えれるような集まり、そして適切なアドバイスを受けれるようなコミュニティーセンターの設立を目指しています。
私達ハロハロ会もこういった彼ら自発的な取り組みを支援しながら引き続き、子供たちが必要な教育を受けることができるように活動を続けていきます。
それでは、続いて私の現地での活動を通してみたモンタルバンの様子をお伝えします。
子供たちはとても上記にのべたような厳しい環境でも素敵な笑顔で明るく、楽しくがんばっています!
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