でんちゃんの「人間の証明」

 こんにちは、ごぶさたの でんですです。
10月4日に全日本障害者水泳大会が行われました。
例年なら25mから種目があるのですが、今回はなぜか50mからしか種目がなく
1種目だけの参加となりましたです。
そのため、宿泊はせず、日帰りでの東京行きになりました。

 朝、市バスに乗って京都駅へ。
テクテクと歩いていると、そうそうに声をかけて頂けたので、これ幸いと手引きをお願いする事に。
駅の玄関まで連れて行ってくれるのかと思っていると、
「ここからすぐに玄関です。」
・・・とりあえず方向を聞いて、お礼を言って分かれました。トホホ
点字ブロックを見つけそれに沿って歩いて行くと、なぜか覚えのなさそうな場所に・・・。
あぁ、幸先の悪い。
コツコツと白杖で周囲を探っていると、天の助けか地の導きか
「どうかされましたか?」
とまたまた声をかけて下さる方が♪
これ幸いと玄関の場所を聞くと、今度の方はちゃんと駅員さんのおられる
所まで連れて行ってくださりました。 えへへ
後はもう安神したもので、キップの購入からホームの移動、新幹線への
乗り込みまで全てお任せ状態ですです。

 さて、今回乗った新幹線は「のぞみ」。
この車両は以前は全席指定だったのですが、先頃から自由席もできた
そうなのです。
そう言えば、昨年山形に行った時には、全席指定と言われたような記憶が
ございますですね。
新幹線に乗っている間はそれほどなにかがあったと言う訳ではないのですが、
そこはそれ、私の事ですから ちゃぁんと事件が起こりましたですぅ。:爆:
後1時間ほどで東京駅に着こうかと言う頃でしょうか、新横浜駅の手前
だったと記憶しております。
今の内にトイレに行っておこうとふらふらとトイレのある車両に移動
しました。
これは、乗る時にトイレのある場所を聞いておりましたので、それほど
苦労する事もなく辿り着けました。
中に入ってみると洋式トイレ。
「流石のぞみ号」
と妙に感心し、用を足して周囲を探ってみました。
手に触れたフタを開けてみると、中にウェットティッシュが入っています。
「そうか、最近の新幹線のペーパーはウェットティッシュになっているの
 かぁ。
 きっとこれでペーパーの使用量なんかが軽減できるんだろうな。」
とこれまた妙に感心しながらふきふき。
ちょっと使い難いうえ、お尻がひりひりしますです。
どうもアルコールが付いているようです。
(こんな話でごめんなさい・・・。)
「こっこれは、そうか便座の消毒にも使えるんだぁ!」
私の大いなる誤解は続いています。
さて、水を流すかとレバーもしくはボタンを探したのですが、どこにも
ありません。
よく足下に足踏み式のボタンやレバーがある事もありますので床を調べ
ましたが、やはりありません。
少々あせりながらも壁を所構わず探していると前面の壁になにか大きな
レバーがある事に気が付きました。
が、それは水洗のレバーではありませんでした。
それは、トイレットペーパーを交換する時のレバーだったのです。
当然そこにトイレットペーパーが備え付けられている事は疑う余地は
ありませんですよね。
そうです、先ほどのウェットティッシュは、便座も消毒できるものではなく
便座を消毒するべき物だったのです・・・。トホホ・・・。
しかし、今はそんな事にショックを受けている場合ではありましぇん。
水を流さなければ!
えぇい、このまま行ってしまおうかとも思いましたが、それは人として
人間としてやってはいけない事なのです。
でも、見つからない・・・。
そうこうしている間にピンポロピンポ〜ン♪と言うチャイムとともに
「間もなく新横浜駅に到着いたします♪」
と言うアナウンスが流れてくるではありませんか!
東京駅は次の駅とは言え、このままではトイレに閉じこめられたまま一生を
過ごすハメになるやも知れません。
えぇい、このまま行ってしまおうか・・・。
繰り返し私の心の内で葛藤が行われました。
もうどうしようもありません。
私は心を決め、ドアを開けました。
「すいませ〜ん、どなたかおられませんか?水洗のボタンが判らないん
 ですけど・・・。」
恥ずかしいですぅ・・・。 (/▲\) キャ〜〜〜ッ!
幸い近くにおられた方がボタンの位置を教えて下さいましたです。
横壁に指先が収まる程度の楕円型の窪みがあり、その中がタッチセンサーに
なっていたのです・・・。
・・・わかるかぁ〜〜〜い!こんなもん!
しかし、これで人の道を踏み外す心配もなくなりましたです。
席に戻るとすでに新横浜駅を出発しており、ほどなく東京駅に到着しました。
そこからは再び駅員さんに連れられ、京葉線に乗り換えるのですが、やはり東京駅は広い広い!
同じ構内にあるはずなのですが、なんと移動距離は1kmにも及ぶそう
なのです。
一人で来たとしたら、絶対に辿り着けないでしょうねぇ。

 東京駅から新木場駅に降り立ち、今度は手引きをお願いしているHさんと
合流しました。
結構話題が豊富な方のようで、移動中もプールに着いてからも楽しくお喋りが
続きました。
プールでは、ここもまた判りにくい造りになっているようで:笑:あっちに
行ったり、こっちに来たり・・・。
なぜもっと判りやすく造れないんでしょうかねぇ。
なんとか着替えを済まし、プールサイド?に腰を落ち着けました。
召集場所の近くらしく、微かに召集の声も聞こえてきます。
そろそろ、召集の時間かな?と耳をそばだてていると、
「50m自由形7組の〜」
と聞こえてきました。
Hさんは
「まだ早いんじゃないかな。」
と言われましたが、遅れるよりいいですので、召集場所に連れて行ってもらいました。
案の定、まだまだ時間がかかると言われましたが、そのまま召集場所に座って
待つ事にしました。
いやはやそれからが長い事長い事・・・。
1時間ぐらい待っていたんじゃないでしょうか。:笑:
ようやく私の組の召集がかかり、長椅子に腰掛け第1召集、第2召集と過ぎて
いきました。
と、いつもならここでゴーグルのチェックがあるはずなのですが、一向にその
気配がありません。
「いいのかなぁ。 あっ、地方大会でゴーグルはチェックして基準タイムを
クリアしたから、ここではないんだな。」
などと、なぜか勝手に納得してしまいました。
これが後でとんでもない事になるとも知らずに・・・。
とりあえず、合図棒とスタート前に水浴びをしたい旨を伝えいよいよ
私の組の順番がきましたのです。(変な日本語。クスクス)
と言うより、気が付けば1コースの選手紹介が始まっていました。
「あわわ、水浴びをしなきゃ!」
が、置いてあるはずのバケツがない!ない!ない!
イスの周りを探っているうちに
「第6コース、でんちゃん!」
ペコリと挨拶をしたものの、以前としてバケツはみつかりましぇん・・・。
8コースの紹介が終わって、ようやく係員の人がバケツを持って来て
くれました・・・。
「さて水浴びを」
とバケツに手を突っ込んだところで
ピッピッッピ〜、と用意の合図が鳴るではないですかぁ!
ちょっちょっと待って、まだ帽子もゴーグルも用意してないですよぉ。
大慌てで水を浴び、帽子を被り、ゴーグルを付けて微調整をしながら
スタート台に向かいました。
しかし、今度は指示された場所にスタート台がない!ない!ないったら
ないんですぅ!
確かに一段高くなってはいますが、どこを探ってもスタート台がありま
しぇんのですぅ。(半鳴き状態ですぅ)
「スタート台はどこですかぁ?」
ほぼ鳴きべそ状態で、近くにいるはずの係員に尋ねると
「えっ、これがスタート台ですよ。」
と教えてくれたのが、一段高くなった所。
そうなのです、1コースから8コースまで一段高くなっているのがスタート台
(はたしてこれを台と言うのか疑問でございますが。)だったのです。
まぁ、これで一安心。
すたっと軽やかに(のつもりですぅ)台?に乗り、再び鳴ったホイッスルで
足先を角にかけます。
続いての用意の合図で手を台に付け身体の緊張をグッと高め、意識を
耳に集中しました。
ドックン、ドックン・・・。
パァ〜〜〜ン!

「スタート音 確認しましたぁ!」
「よしっ、でんちゃん号 発進!」
私の号令一過 艦の動力がパワーを伝え、艦を空中に弾き出した。
一瞬の浮遊感の後、柔らかな水の手応えを感じている閑もなく、艦体を
包み込まれ水中を突き進んで行くのである。
「深度プラス10%、潜り過ぎています。」
オペレーターの声が冷静に現在の艦の状況を告げてきた。
「ちぃっ、またか!
メインエンジン始動、緊急浮上!」
スタートのタイミングが珍しく上手く行ったと思っていたら、これである。
これでは意味がないではないか。
しかし、この失敗のためかいつもは緊張からオーバーロード気味になって
しまうコンピューターがやけに落ち着いているではないか。
怪我の巧妙と言うかなんと言うか、まぁ結果オーライとしておこう。
「いいか、今回のプールは50mの長水路である、25mの短水路のようにターンで
加速する事ができないのであるから、いつものようにダッシュを続けると
昨年のように最後には燃料切れを起こしてしまうぞ。
ピッチを押さえ、水のキャッチを確実に行い、S字プルの効果を最大限に
発揮させる。
それに、上半身のうねりも忘れんように行え!」
「了解、ピッチ数80%」
「了解、メインスクリュー(あっ、手の平の事ね)への水圧計測。」
「了解、艦首の動きをスクリュー(指先)のエントリー(入水)に同調、船体に
 伝えます。」
それぞれの部署から次々と命令が実行されて行く。
「よぉし!突き進めぇ!!」
艦内の奥底から沸き上がるようなエンジンの咆哮が響いてきた。
グイッグイッグイッグイッ
船体のうねりとともにスクリューが水を掴む感覚が伝わってくる。
「左舷エンジンコースロープに接触。」
「取り舵。」
さすがにゆっくりとしたストロークでは進行方向の歪みも大きいようだ。
しかし、そのおかげでS字ストローク、エルボーアップにも注意を
向ける事ができ、ピッチ泳法で泳ぐ時より体力のロスは少ない。
「艦長、なかなかよい感じではありませんか。」
傍らに立つ副長がそれぞれのパラメーターを見ながら話しかけてきた。
「そうだな、しかしわざとペースを落とすと言うのも落ち着かないものだな。」
「そうですね、ピッチを上げて後半にペースを落とすか、ピッチを下げて
 後半の体力を温存するのがよいのか我々にはまだデーターがありません。
 今回を試金石にするしかありませんが、試してみる価値はあるでしょう。」
「うむ、本来なら練習中に行うべき事だが、その機会のない我々にはしかたの
 ない事だな。」
本当に司令部の連中はこんな事にも気が付かないのだろうか?。
「オペレーター、左エンジンの調子はどうかね。」
「はい、痛みは発生しつつありますが、まだ良好状態を保っています。
 しかし、鈍痛に留まっていますので針の効果が現れているものと
 思われます。」
私は、軽く頷き副長に話しかけた。
「なかなか良い結果が出ているようだな。」
実は今回、肩の痛みを押さえるために「円日針」と言う針を打っているので
ある。
普通針と言えば数センチの針を打って治療を行い、その針も治療が
終われば抜いてしまうものであるが、円日針は画鋲を小さくしたような形を
しており針の長さも数ミリ程度のものを絆創膏で肌に貼り付け効果を持続
させると言うものなのである。
今回はこれをエンジン周辺に貼り様子を見ていたのだ。
「そうですね、このまま痛みが大きくならなければ、次回からのエンジンの
 メンテナンスも楽になりますね。」
グイッグイッグイッグイッグイッ
何度かコースロープに接触しながらも着実に船体は前に進んでいく。
しかし、50m直線は長い。
25mならターンがあるので とりあえずの距離も判るのであるが、今はそれすら
判断がつかない。
後どのくらいかが判らない、自分がどれくらい進んだのかが判らないと
言うのは、精神的疲労を増すものなのだ。
ややもすると気力が下降していき勝手にパワーダウンをしてしまうので
気力の注入にも普段より注意しなければならなくなるのだ。
「あぁ、しんどい・・・。」
どこからかエンジンの咆哮に消えてしまいそうな声が聞こえてきた。
「副長なにか言ったかね?」
「いえ、なにも言っては おりませんが・・・。」
副長が怪訝な表情でこちらを見ている。
他のクルー達もそれぞれの仕事に忙殺されているようで、何かを話して
 いるような者はいない。
確かに聞こえたのだが、空耳だったようだ。
「艦長!気力の注入が追いつきません!
 パワーダウン、速力落ちます!」
「気力残量を全て注入! あと僅かのはずだもたせろ!」
一瞬 気力レベルが上昇したが、すぐにみるみるとそのパワーゲージが
下がって行く。
それに伴いエンジンの回転数も落ち、速度計のレベルも落ち始めた。
「クソッ、もう少しだ持ってくれぃ・・・。」
ジリジリと各パラメーターが下がっていく。
その時である、
「合図棒感知!」
オペレーターの喜びに満ちた声が艦橋に響き渡った。
「来たか! 右エンジン伸ばせ!ゴールだ!!」
壁に叩きつけるような轟音とともに速度計が0の位置に一瞬で下がり、
船内が静粛に包まれる。
私は外部マイクを手に取り、プールサイドにいるはずの係員にタイムを
尋ねた。
少しの間があってから、スピーカーを通じ声が流れてくる。
「38秒64です。」
それと同時に
「あぁ・・・。」
と言うどよめきが各署から聞こえてきた。
「38秒64か・・・。
 予想はしていたが改めて聞くとやはり落胆してしまうな。」
艦長席にどっかりと腰を下ろしつい呟いてしまった。
「しかし、昨年の記録より1秒は縮めておりますから、今回のストローク
 重視の泳法は次回にいかせます。
 それだけでも充分な結果が得られたものと、私は考えますが・・・。」
「・・・いや、すまん、私も副長と同意見だ。
 さぁ、早く上がって艦を休ませてやろうじゃないか。」
艦をプールサイドに押し上げ、荒い息の下、移動を開始しようとした時、
不意に声をかけられた。
「あっ、ゴーグルの確認をします。」
「どう言う事だね?」
「いえ、私にも判りませんが・・・。」
私と副長が顔を見合わせたが、お互いに不安な予感がその胸をよぎった。
とりあえずゴーグルを渡すと、その予感通りの声が聞こえたのである。
「あっ、このゴーグルはだめですね、残念ですけど失格です。」
その言葉が理解できず、思わず聞き返してしまった。
「えっ、どう言う事ですか?」
その係員の返答はそっけのないものだったのである。
「B1クラス(全盲)のゴーグルは遮光の物(透けて見えない物)でないと
 ダメなんです。
 このゴーグルはクリアー(透けて見える物)ですので、失格になるん
 ですよ。」
この声が艦内に流れた時、艦が地震にでも遭遇したように震え、各パラ
メーターが一気にレッドゾーンに突入し、コンピューターが暴走し始めた。
そして私が抗議のためマイクに手を伸ばそうとするより早く、副長が
マイクに向かって怒鳴っていたのである。
「どういう事ですか!
 終わってからチェックをして失格にするのなら、なぜ泳ぐ前にチェックを
 しなかったのですか!」
「いや、このゴーグルはクリアーな物ですから・・・。」
どうにも説明にもなっていない説明で、副長の怒りはさらにヒートアップしてしまったようである。
「でぇすかぁらぁ、なぜスタート前にチェックをしなかったのですかと聞いているんです!
 チェックをしておけば、他の大会でしているようにガムテープを貼るなり
して 対応できるじゃないですか!
 それもしないで泳ぎ終わってからチェックして失格にするとはどう言う事
 なんですか!」
気が付けば、返してもらったゴーグルを床に叩きつけているではないか。
長年の付き合いではあるが、これほど激昂した副長を見るのは初めての
事である。
ゴーグルを再び艦に持たせながら係員の声が続く。
「えっと、とりあえずこちらへ・・・。」
手を引かれながらプールサイドを移動し、係員の説明が続けられた。
「一応ですね、ゴーグルのチェックは泳ぐ前と泳いだ後にチェックをする
 ようにしているのです。
 それが一番確実なんです。」
「ですから、今日は泳ぐ前にチェックはされていないでしょう!
 もしチェックをされていたらガムテープをはるとかの処置をされるんじゃ
 ないんですか!
 昨年の京都大会や近畿大会ではそうされていましたよ。」
プールの端に連れていかれ、大会委員長に相談してくると言う事で、しばらく待たされた。
「艦長・・・、勝手な事をして申し訳ございません。」
副長が深々と頭を下げている。
見るからに自分の行為を恥じているようで、その恐縮ぶりは痛ましい
ほどである。
他のクルー達も初めて激昂する副長を見た事からであろう興味津々、と
言った面持ちでちらちらとこちらを見ている。
「そうだな、本来なら抗議は艦長の役目である。
 君の行為は職務規程違反に当たり処罰の対象となるものだ。
 まぁしかし、今回は私の対応が遅れた事でもあるし、私が行ったであろう
 抗議内容と同等であった事も鑑みて、不問としておこう。」
副長が更に深く頭を下げると同時に、ホッとした空気が艦橋内に広がった。
私はそっと身体を近づけると、副長に耳打ちした。
「珍しいな、君があれほど怒りを顕わにするとは。
 なかなか見物だったぞ。はっはっはっはっ」
その時、帰ってこられた係員からの声が聞こえてきた。
「あっ、大会委員長とも相談した結果、事前チェックが行われていなかった
 事もありますので、今回は失格ではなく注意と言う事にさせていただき
 ます。」
注意と言う事にも違和感がないでもないが、チェックを忘れていた事に
対して ごめんなさいと先ず言うべきではないのだろうか。
まぁ、私もそれ以上言うのは大人げないと思い、矛先を収める事とした。

「あっ、どこまで戻られますか?」
周囲に手引きの人がいない事に気付かれたのか、係員の方が連れて行って
下さる事になりましたです。
しか〜し、私はHさんがどこにおられるかがはっきりと判らないんですぅ。
多分泳いでいる所を見ておられて、迎えにきて下さるとは思っていたの
ですが・・・。
「えっと、確か25mプールが窓越しに見える場所で、召集場所の奥の方だったと思うのですけど。」
周囲の状況、環境をじぇんじぇん理解していない私に場所の説明などできる
訳もなく、とりあえずそれらしき場所を見て回ってもらったのですが、
どこにもHさんの姿はありません。トホホ
係員の方もお仕事がありますので、とにかく召集場所の近くの目に
付きそうな場所に置いていってもらいました。
きっと、戻ってこないとなれば、探しにきてくれるだろうと思って
いました。
5分・・・、10分・・・15分・・・。
誰も来ましぇん・・・。
仕方がありません、勘を頼りにそろそろと動き始めました。
途中で、ボランティアの方なのか選手の方なのかは判りませんが、声を
かけてもらえましたので周囲を説明して頂きながら記憶を頼りに探して、
なんとか元いた場所に辿りつきましたです。
Hさんはくつろいでおられましたですです・・・。(おいおい・・・。)
とりあえず合流できたのでホッとして、後はトットと帰るだけですぅ。
時間は3時30分。
着替えを済まし、速報を見つけましたので、読んでもらいました。
どうやら今回は3位か4位だったようです。
Hさんもクラス分けがよく判っておられませんので、どうもはっきりとしないのです。
まぁ、金メダルはない事は判っていましたので、今回の一位を探してもらいました。
その方は私の次の組で泳いでおられました。
27秒・・・、それがその方のタイムでした・・・。
27秒、27秒です・・・。
ちなみに私はB1クラスで、そんなタイムで泳がれた方をお一人しか
知りませんです。
あっ、私は水泳選手についてはそれほど存じ上げている訳ではありませんのであしからず。
その方とは、元パラリンピックメダリストの河合さん・・・。
今回27秒で泳がれていたのも、その河合さんでございました。
いやはや尻尾を巻いて逃げ出すしかないでございますぅ。:笑:
さてさて、そんなこんなで再び館内を迷いながらも、外に出る事ができ:笑:、
お喋りをしながら駅に向かいました。
この辺りが元々は夢ノ島であった事とか、かなり大きな植物園がある事
などを聞きながら、4時過ぎに駅につき、駅員さんにバトンタッチ。
5時30分の新幹線に乗って京都に無事に帰ってきましたです。

 今回もいろいろとありましたが、毎度の事ながら、長距離の移動では
いろんな方の手を借りての移動になりましたですです。
Hさんを始め、各駅の駅員さん、そして道行く人達。
今回は中でも、京都駅に着いてから、いつもとは違う場所で駅員さんの手引きが終わってしまいました。
いつもなら正面出口まで連れて行ってもらえたのですが、今回は自由通路?と
言う場所での終了となり、初めての場所だったのです。
とりあえず方向を聞いてテクテクと歩き始めたのはいいんですけど、案の定道がよく判らなくなってしまいました。
コツコツと白杖で辺りを探っていると、
「大丈夫ですか?なにかお手伝いしましょうか?」
と声をかけて下さる方がおられました。
聞いてみると、観光で京都にこられた方で、とりあえずこれまた方向を聞いて
再び歩き始めたのですが、暫くするとその方が追いかけてこられました。
「今新幹線の時刻を見て来たのですが、まだ時間がありますのでバス停まで
 お送りしますね。」
わざわざ心配して戻ってこられたのですぅ。:涙:
その方は私の乗るべきバス停まで連れて行って下さり、再び駅に戻って
行かれました。
もう感謝!感謝です!
こうしてあっと言う間の全日本大会も終わりました。
本当に泳いで来た事より、手引きをして頂いた事が記憶に残った一日でございましたですぅ。


注、プライバシー保護のため、一部地名、人名などを変更させて頂きました。
                              (管理人)


「スポーツニュース!」に戻る。
「表紙」に戻る。