でんちゃんの「ソルティー・ジャパン」


 こんにちは、でん です。

9月7・8日に、待ちに待ってた「全日本障害者水泳大会」が行なわれました。
しかも開催地が地元京都と言う事で
気分は最高潮!と、行きたいところなのですが、相変らずの五十肩?が・・・。
さてさて、どうなりますことやら。


 7日(土)。
今回の大会は京都が開催地なのですが、大会会場は7月に完成したばかりの「アクアリーナ」と言う西京極のプールなのです。
京都パープルサンガのホームグラウンドの西京極グラウンドや、西京極球場が
ある所と言った方が判りやすいでしょうか。
絶対に一人出行くと辿り着けないと思いましたので、ガイドボランティアの
方をお願いして連れて行ってもらいましたぁ。
グラウンドの方へは何度か行った事ガあるのですが、駅を降りてから
グラウンドまでの間には大した目印もなく、その前には大きな公園が
横たわっており、私には到達不可能と思っているのです。
(まぁ、しょっちゅう行っているなら別かもしれませんけどねぇ。)
ただ、プログラムの時間を調べてみると、私の出場する種目の25mバタフライは
午後5時20分からとなっており、早くから行っても時間を持て余しますので、
午後2時30分に迎えにきてもらう事にしました。
多分終わって帰ってくるのが7時30分頃になりますので、ボランティアの方を
長時間お願いするのも気が引けますので。:笑:
そこで、午前中はいつも行っているプールでアップをする事にしました。
しかぁーーーし、マーフィーの法則と言うかなんと言うか、こういう日に
限って道に迷うんですよね。
違う道を通ったとか、人込みが多かったとかでもなんでもないのに
いくら歩いても、辿り着けない。
行ったり来たりを繰り返して、いつもより30分近くうろついて:笑:ようやく
プールに辿り着きました。 (T_T)
途中で雨が降り始めるはで、なんか、今日1日を象徴しているような・・・。
プールでは、1時間ほどペチャペチャと泳いで引き上げて、ボランティアの方を
待っていざアクアリーナにしゅっぱーーーつ!。
一雨降ったおかげで、前日までの残暑も多少影を潜めています。
まぁ、これで先程雨に祟られた事を帳消しにしておきましょう。:笑:

 バスに揺られる事1時間、西京極に到着です。
ここからは歩きなのですが、やっぱりよく判らないですぅ。
途中で噴水があったりしましたが、他にはなぁんにもありません。
10分ほどかけてどんすかどんすか歩いて行くと、アクアリーナが!
事前にどんな所かは聞いていたのですが、やっぱりかなり綺麗な施設
だそうです。
(当たり前と言えばそうなのですけどね。)
3階建ての建物で、屋上は公園のような芝生になっているようです。
中は1回に50mプール(10コース)と25mプール(8コース)。
2階は更衣室や待合室?、3階は食道などがあると聞いています。
更に、50mプールは可動式(プールの底が動いて深さを調節できるのです。)、
冬場はスケートリンクになるそうです!
これは、世界大会なんかの招致も考えているんでしょうねぇ。

 さてながーーーいスロープを上って行くと、入口があります。
車椅子の方のためにスロープになっているのですが、結構大変なんじゃ
ないかなとか思いつつ入口を入ると、そこは2階でした。
そうなのです、玄関が2階になっているのです。(なぜかは不明。)
早々にクラブの人を探して、参加賞をもらって(おっと、今回はTシャツ
でした。)、ブラブラと館内を探索しました!
丁度、Iさんが今回も大会ボランティアで来られていて
「ここ、迷路みたいになっているから大変ですよ。」
と言っておられましたが、確かにその通りでございました。
とりあえず着替えて、観覧席にでも落ちつこうと考え、あっちへフラフラ
こっちへフラフラ。
1階に降りると、そこは50mプール。
いったいどこへ行ったらいいのかなぁ???とガイドの方と行ったり来たり。トホホ
あっちゃこっちゃと動き回っていると、
「でんちゃん、こんにちはぁ。」
と急に声をかけられました。
なんとぉーーー、ビックリクリクリクリックリッ!
ノッコさんがおられるではあーーーりませんか!
明日 応援にきて下さるとは聞いていたのですが、今日来られるとは
思ってもいませんでしたので意表を突かれてしまいました!。えへへ
落ちつき先を確保するのと、アップをしなければなりませんので、
挨拶だけして別れました。
その後も、3階から1階、25mプールに行ったり、50mプールに行ったり
しましたが、結局アップをしてしまおうと言う事で、荷物をロッカーへ
突っ込んで、いざ:笑:50mプールへ!
今日は25mを使っての種目だけなのでほとんど泳いでいる人はいません。
(アップ用にプールを解放してあるのです。)
ポシャンと入ると、やっぱり深い!
私の身長が168cmですので150cm近くあるのでは?
パシャパシャと泳ぎ始めると、割と肩が軽い。
ゆっくり泳いでいるせいかも知れませんが、それほど距離も感じては
いませんでした。 (^u^)y
ただ、コースロープが新しく、角が取れていないので擦れるとチョット
痛いです。
200mほど流したところでプールから上がり後は時間調整でタバコを吸って
(吸うなよ!)ノンビリとしていました。


 それほど待つ事もなく召集です。
いつものように、召集が終わってから帽子を被ろうとバケツの水を帽子に
入れてカパッと被ると(シリコンキャップはこうしないと被れないのです。)
「うわぁーーーぁ!、しょっぱい!」



「艦長、エネルギー補給口から妙な報告が来ています・・・。」
「ん、妙な報告とは、正しく報告せよ。」
「はい、水の成分に塩分が含まれているのではとの報告が入っています。」
「塩分?塩素濃度が高いのではないのかね。」
「いえ、塩素なら船体表面にも変化が現われるはずですが、そのような反応は
 出ていません、しかし、しょっぱいそうです。」
「・・・、うむ、以前に一度だけ、この艦がまだまだ新造艦だった頃に
 [洛星高校]のプールで塩が入っていた事ガあった。
 未確認だが浮力を増し記録を伸ばすための処置だと思うが、ここも
 そうしているのではないかな。」
「そうなのですか、もう一度確認させます。」


もう1度バケツの水をなめてみましたが(なめるなよ!)、やっぱり塩辛い!
塩素なら膚や目がピリピリしますが、そんな事もないので、やっぱり塩かな。

さてさて、そうこうしているうちに、出番がやってきました。
ちょっとドキドキです。
「第8コォーーーースッ、でっえぇーーーっんちゃっん!」
などと言うパンパシフィック大会を思わせるような紹介コールもなく:笑:、
普通のアナウンスでペコリと挨拶をして、ホイッスルとともにスタート台へ!


「いよいよ出港時間だ、各員配置につけ!
 いいか、目指すは自己ベスト、16秒前半だ。気を引き締めろ!」
「各部署、準備終了しています。」
「メインエンジン、エネルギー充填100%、出力上昇しています、80・・・90・・・
 100%・・・120%、出力最大フライホイール始動!」
ウイィィィーーーーーーン
「うむ、艦長より乗組員の皆に報告がある。
 実は今日、ノッコさんが応援に来て下さっている!」
「・・・、えぇ!本当ですか!!」
「本当だ、各員に一層の努力を期待する。無様な結果をださんように。:笑:」
「こちら機関室!艦長、本当ですか!」
「あぁ、先程確認した、機関長の腕に期待しているぞ。」
「こちらソナー室」
「こちら艦内警備室(あっ、リンパの事だと思いなせい。)」
「こちら燃料室」
「うむ、各員の一層の努力に期待しているぞ。」
「こちら戦闘指揮所」
「戦闘・・・って・・・(こんなやつらもいたのか。)」
「こちら陸戦隊」
「・・・(あぁ、来週マラソンがあったんだよな。。)」
「艦長、ホイッスル鳴りました。」
「ようし、スタート準備、フライングに注意せよ。」
ドックン・・・ドックン・・・。
「スタート感知!」
「よぉーーーし、でんちゃん号発進!


 スタートの合図とともに(やっぱりちょっと遅れてたりして。)全身を
使って飛びます飛びます!
ザッパーーーン!


「侵入角正常、浮上します。」
「よぉし、メインエンジン始動、2ストローク1ブレスで行くぞ!」
ザッパザッパザッパザッパザッパッ
「かっ艦長、艦の浮力が通常よりアップしているようです!
 うねりが浅くなっています!」
「なんだと!クッ、やはり塩分のため艦の浮力が増しているとでも言うのか!」
(注、実の所、どうだかは判りませんよ。)
「えぇい、艦首(あっ頭の事ね。)をもっと突っ込んでうねりをだせんのか!」
「だめです!タイミングが掴めません!」
「クソッこの後に及んで、プルだけの泳ぎになってしまうぞ(腕だけの泳ぎでは
 伸びのある泳ぎができないんですぅ。)、ピッチ上がらんのか!」


なかなか途中で泳ぎを調節するのって私はできないんですよねぇ。
長距離ならまだしも、25mではそうこうしているうちに泳ぎ切って
しまいますので、返ってタイムが遅くなってしまう事も・・・。
コースロープに何度か手を擦りながら、合図棒が。
こんな時に限って絶妙のタイミングでゴールタッチ!
あぁ、マーフィーの法則ですかぁ。:笑:
それでも、タイムに期待を寄せつつ計時員さんに聞いてみると、
なんと18秒台!
はぁ、ベスとタイムより2秒落ち・・・。
がっくりと肩を落とし(あらあら、拾わなくっちゃ。)プールを後に
したのでした・・・。
それでも、メダルはもらえたので良しとしておきましょうかねぇ。

 後はサッサト着替えて帰るだけなのですが、ノッコさんに挨拶をして
おこうと思い、館内放送で呼び出しをかけてもらったのですが、残念!
一足違いで帰られた後でした。シクシク
手引きの方と阪急電車と市バスに乗って帰ってきたのですが、市バスにのって
しばらくすると、急にポツリポツリと雨が・・・、あれよあれよと言う間に
バケツを引っくり返したような土砂降りの雨!
バスから降りて、ものの数十メートルで家に到着するのですが、その間に
傘をさしていたにも関わらず、二人ともズブ濡れになってしまいましたぁ!
ふぅぅぅ、踏んだり蹴ったりですぅ・・・。


 さてさて、二日目は8時30分に手引きの方に迎えに来て頂いて、一路「アクアリーナ」へ!
天候はちょっと薄雲があるようですが、暑くもなく動きやすい天気のようです。
またまた市バスと阪急電車を乗り継いで阪急西京極駅に降り立ったのは
いいのですが、道順が良く判らない・・・。
今日の手引きの方は、昨日の方とは別の人で女性の方なのです。
まぁ、東の方角と言う事は判るのですが、それ以上の事ガ二人とも
判らないのです。
「えぇと、駅の近くで橋を渡りましたよ」とか、「噴水がありました・・・」とか。
どうしようもありませんので、それらしい人を見つけて付いていきました。:笑:
二人で疑心暗記のまま付いて行くと、どうやらアクアリーナが見えてきたようで、
お互いに「ホッ」の一幕でしたぁ。

 アクアリーナに入って、更衣室で着替えてアップをするのですが、流石に
手引きの方は更衣室には入れません。
しかたなく、別の選手?の方に声をかけながらロッカーを教えてもらい、
プールまで連れて行ってもらいました。感謝感謝!
今日も200mほど泳いでアップを終わったのですが、昨日の塩辛いのを
確かめようと気を付けていたのですが、やっぱり多少塩辛差があります。
「うーーーん、やっぱり入っているよなぁ。」
でも昨日より薄味でした。:笑:

 さて、着替えをしようとまたロッカーで迷っていると、ギュルルルルル
ッギュッギュッと言う音が。
以前から何度か聞いた事がある音なのですが、それがなんの音ナのかは
判っていません。
私のすぐ前でその音が止むと、
「どうぞ、肩を持って下さい。」
と声をかけて下さいました。
が、大体肩のありそうな位地を探ってみてもなにもないんですぅ。
あれっあれっあれれれぇ。
すると、手を掴まれ思っていたより低い位地に・・・。
「いきますよ。」
と言う声と伴に、またギュルルルルルルと言うあの音が。
そこで始めて気が付きました! チャララチャッチャチャーーーン!
そうなのです、この方は車椅子に乗っておられたのです。
ギュルルルと言う音はタイヤと床が擦れ合う音だったのです。
「そうかぁ、この人も障害を持っておられるんだぁ・・・。
でも、こうやって困っている私を手引きしてくれているんだなぁ。」
って思うと、なぜか無性に感動してしまいました。 (TuT)
意識はしていないつもりなのですが、自分は障害を持っているから周りの人が
手引きをしてくれて当たり前って気持ちがあったのかもしれません。

 そんなこんなで今日の50m自由型は12時20分からの予定ですので、
早々に待合室?のソファーに落ち付いてノンビリとしていました。
途中で昨日もらえなかった記録症とメダルをもらいに行くと、表彰式を
されてしまいましたぁ!えへへ。 (^u^)ヘ
 それでも、召集まで2時間ほどありましたが、11時15分にそろそろ行こうかなと思っていると、
「でんちゃん!」
と今日もノッコさんが応援に来て下さいました!
メダルや記録証を見てもらって、いざ出陣でございまする!



 さてさて、召集も無事にクリア、いよいよメインの50m自由形でぇっす!
選手コールの
「第8コォォーーーーースっ、でぇぇぇーーーんっちゃんっ!」
と言うコールも無く、普通のコールを受けると、観覧席からノッコさんや
手引きの方の声援が聞こえましたので、両手を振ってはしゃいでいました!
えへへ \(^o^)/

 ホイッスルの合図でスタート台に上り、スターターの「用意」でグッと
グラブスタート(あっ、台に手を付けて押し出すスタートの事ね。)の体制を
とります。


「よぉし、いいか昨日の失点を挽回するぞ。昨年のタイムで判断すると、
 36秒台がラインになるはずだ、いや、長水路と言う事を考えれば
 36秒台後半から37秒辺りになるやもしれん。
 こちらはあくまでも35秒台を狙う!機関が焼きつくまで全開だ!」
(いや、それはちょっと・・・)
「ん?なにか言ったかね。」
「どうかされましたか艦長?」
「いや・・・なにか聞こえたような・・・?
 まぁ良い、今回は我が艦の他に3隻の艦がエントリーされておる、
昨日のようにゴールすれば良いと言うものではないぞ、下手をすれば
入賞もないやも知れん、各員の一層の努力に期待する。」
「はっ!」
「用意のコール感知・・・・スタート感知しました!」
「でんちゃん号 発進!」


 今回は4人の選手がエントリーしていますが、このプールコースが10コースも
あるため1コース飛ばしに泳いでいますので、隣の入水の音も判りません。


「メインエンジン出力良好、エンジンシャフトが少々軋んでいますが、
 まだ航行に支障はありません。
 乳酸、二酸化炭素の含有量正常値、気力異常なし。」
「よし、ピッチ最大回転まで上昇、一気に泳ぎ抜くぞ!」

バシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャ!

「右エンジン コースロープに接触。」
「左舷へプラす5度。」
「進路クリアー。」

バシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャ!

「・・・まだ着かんのか・・・。
 現在の距離はどのくらいかね。」
「正確には判りませんが、エネルギーの消費量、乳酸含有量から20m〜30mだと
 思われます。」
「まだまだだな、しかし、そろそろ30mならエンジン出力が落ちる頃か。」

「うあぁ!艦長ぉ、乳酸含有量一気にレッドゾーンに突入、気力もどんどん下降線を辿っています!」
「落ちつけ!、1ストローク1ブレスに変更、二酸化炭素の排出を増やせ、
 有酸素運動に切り返る。 気力を奮い立たせろ!」
「だめです、気力の低下が著しいです、止められません。」
「くっ、サブエンジン(あっ、キックの事だと思いなせい。)はどうだ、
 まだ出力に余裕があるはず、出力を回せんのか。
 回線を機関室に繋げ、私が直接話す。。」
「こちら機関室、艦長 無理言わんで下さい、今サブエンジンにエネルギーを
 回したりしたら、メインエンジンもろとも ものの数秒でエネルギー切れに
 なってしまいます! それでもよろしければやりますが、責任は
 持ちませんよ!」
「くっ、これまでか・・・。」
「艦長!気力が底を尽きました・・・」


 あぁ、50m直線のなんと長い事でしょうか。
25mプールなら、ターンがありますから距離も大体見当がつくような
ものですが、50mだと全く判らないんです。
まぁ、私の場合、気力が尽きてスピードがグンッと落ちるのが35mラインを
過ぎた辺りですから動きが鈍くなった事で距離が判るのですけどねぇ、判っても
もう駆引きができる体力が無いと言う訳で、意味のない測定法なんですよ・・・。
グンッ、とスピードを落としながらも、最後まで腕を動かし(ほとんど慣性の
法則です。)なんとかゴールイン!
今回は珍しく、コースロープに強く引っかかる事もありませんでしたので
それに最後の期待をかけつつ計時員さんに順位を聞きました。
「えーーーと、3位ですよ。」
えっ、3位??
聞き間違えたかと思い、今度はタイムを聞くと、39秒台・・・。
アッハッハッハッ、このタイムでは1位と言う方が無理と言うものですぅ。:涙: 


 打ちひしがれながら、プールサイドに上がると、早々に表彰式をして
もらえると言う事で、表彰式場(プールサイドです。)で座って待っていました。
この時、1位だった方と少しお話しができたのですが、タイムは35秒前半、
2位の方が36秒台と言う事です。
更に、1位の方(福岡の方だそうです。)は1年前から水泳を始めたばかり
だそうですが、福知山マラソン等、フルマラソンを走っておられると言う
事なのです。
やっぱり基礎体力は大切ですね。シクシク。
そうこう喋っていると、表彰式の順番が回ってきまして、大会会長?から
記録証をもらいました。
1位の方には金メダルがあるのですが、3位にはありませんが、とりあえず
聞いてみました。
「3位にはメダルはないの?」
「えっ・・・、1位になって下さいね。:笑:」
なかなか良い方のようです。:笑:


 さてさて、今年の全日本もこうして終わってしまいました。
来年は35秒を切って目指すぞジャパン・パラリンピック!と言う気持ちを新たに
再出発を目論む でん なのでしたぁ。
でも、その後、じぇんじぇん練習に行ってないんですよねぇ。えへへ



注、プライバシー保護のため、一部地名、人名などを変更させて頂きました。
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