「京都裏観光案内」

「ご挨拶に代えて」
 千年の都「京都」
日本の故郷、伝統と文化の都として日本はもちろん外国の方々にも愛され
親しまれ続けている京都をより深く味わって頂こうとこのパンフレットが
作られました。
観光の手引きに、京都の伝統・文化をより一層深く理解して頂く一助と
なりますれば幸いに存じます。

京都裏市長

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 京都では、祇園祭の間は、小中高校は休みになるが、街町なかに出て
観光案内をしなければならない。
外国からの観光客にはいたって好評である。

 京都の公立小中高校では、週一回の割で「陰陽道」の授業がある。
特に高校三年の卒業試験の問題は例年「陰陽道試験の卒業問題を予測せよ」と
いうものであるが、未だに解答を間違えた者は一人もいない。
しかし、他地域から転入してきた生徒にとっては不思議な授業であるようだ。

 京都の夏の四条鴨川川原では、等間隔に座るカップルの姿を見ることが
できる。
同じカップルを四条大橋の上から二時間以上見続けることができれば、
その人は幸せになれると言われている。
そのため、夏には橋の上から鈴なりに並びカップルを眺める人の群れを
見ることができる。
ちなみに、大橋の上で眺めている人を見続けても幸せは訪れない。

 京都の五山の送り火では、その火を利用して保存会のバーベキューが
行われている。
それらの肉が観光客にふるまわれることはない。
以前には焼き芋も試されたが、火力が強すぎて上手くいかなかった。

 京都の町なかでは、人力車が走っている。
本当に走っている。
ちなみに自転車でもなければ三輪車や乳母車の類でもない。

 京都駅駅ビルには、地下階から最上階までを貫くエスカレーターが
ある。
そのため、慣れないと、最上階から地下階まで転げ落ちる人に巻き込まれて
怪我をすることがある。
慣れれば、なんなく避けることができるので心配はいらない。

 京都三大祭の「時代祭り」では室町時代の衣装だけは見ることができない。
なんでも、足利尊氏が朝廷から京都での実権を奪ったことを恨みに思っての
措置であるようだ。

 十円玉の表面は宇治の平等院の図柄であるが、その鳥の尾羽が垂れ下がって
いるものは、高額で取引がされている。

京都の地下には琵琶湖に匹敵する巨大地底湖がある。
その水が伏見辺りで地上に湧き出てくるので、伏見は水が美味しく、多くの
酒造メーカーがある。

 京都では、ちょっと掘り返すと遺跡が出てくるため、安土桃山時代
以降のものには見向きもされない。


桜島大根は、京野菜の蕪(かぶら)である。

京都タワーは、サンダーバード1号である。
平安神宮はサンダーバード2号ではない。

 神社とジンジャーエールは名前が似ているがなにか関係があるかどうかは
判らない。
だが、劇場アニメの「地球へ・・・(テラへ・・・)とお寺はなにも関係がないように
思われているので、お坊さんに尋ねると上目遣いに見つめられゾクゾクとする。

京都駅は非常時に巨大ロボットに変形する。
映画「ガメラ3」では残念ながらカットされた。

 地球温暖化京都会議は、温暖化により気温が上がりつつある夏を
いかに怪談話で涼しく過ごすかという会議であった。
アメリカ代表は自分の怪談を誰も怖がらなかったため、議定書への調印を
拒否した。
後に各国代表の間で「怖がっておけばよかったねぇ・・・。」と反省材料の一つと
なっている。

 京都人は天皇陛下が東京に行っているのは、諸国漫遊世直し旅の一つだと
信じているので、しばらく京都に帰ってこられないのもしかたがないと
思っている。

 京都人は、諸外国の要人が日本に来たときは、日本ではなく京都に来たものと
信じている。

 四条通りなどをたまに舞妓さんが歩いているが、大抵は偽者である。
観光客がよく写真を撮っているが、それを見て鼻で笑う京都人も本物を見た者は
いない。

 今でも夜の京都の街中を忍者が暗躍している。
幽霊や物の怪の類を見たという場合は、大概は彼らの姿である。
だが、中には本物の場合もあるので注意が必要である。
もし、本物の幽霊・物の怪であった場合は、近くの呪術師に相談するのがよい。
町内に二〜三人はいるので、近所を探すのが早いが、心配な場合は
役所に相談すれば、京都市の指定呪術師を紹介してもらえる。

 京都のお盆の最後を彩る「五山の送り火」は宇宙人に対するメッセージである。
かつてはナスカの地上絵が昼用で、五山の送り火が夜間用であったと
言われている。

 京都人に「この前の戦争は?」と聞くと「応仁の乱」と言う答えが返ってくる。

 京都を代表する会社の「京セラ」の語源は「ケセラセラ」である。

 京都を代表する会社の「任天堂」の語源は「似てんのぉ?」である。

 京都の町中を闊歩する「百鬼夜行」は「九十九神(つくもがみ)」の行列であるが
近年後継者不足に悩んでいる。

 京都人は、滋賀県大津市を京都市大津区と呼ぶ。

 京都人は、京都三大祭の「葵祭りって青いの?」と聞かれると、ニヤリとする。

 京都の町屋は「うなぎの寝床」と呼ばれるが、本当にうなぎが寝てはいない。
ましてや、そのうなぎが夏の「土用の丑の日」用という訳ではないので、
町屋に入って「うなぎあります?」と聞くのは控えたほうがよい。
ただし、うなぎ屋で聞くのは理にかなっている。

 京都でお客に「ぶぶ漬け(お茶漬け)でもいかがおす。」と言うのは
「そろそろ帰ってくれなはれ。」というメッセージだと言われているが、
そんなことをする京都人はいない。
でも稀にいるので気を抜かないほうがよい。

 京都の地下鉄「東西線」は当初の予算をはるかに超える出費となったが
それは1M進むごとに遺跡が掘り起こされたためと言われているが、
本当は単なる利権がらみだっただけである。

京都の正しい言い方は「京(きょう)」である。
つまり殿様が「殿」にさらに「様」をつけて敬意を示されているのと同じで「都」に
「府」を付けることによって更なる敬意を示されているのである。
そんなことを考えている京都人は私ぐらいである。

 京都の町では、毎日必ずどこかで祭りが行われている。
ないように見える日には、裏祭りが行われているので、慣れていない者は
あまり出歩かない方がよい。

現在のロバのパン屋はロバが曳いてはいない。
が、音楽は昔から変わっていないようだ。
特に京都に限ったことではないのかも知れない。

 京都では、大晦日から元旦にかけての夜に、火種のついた紐を振り回しながら
街中を歩く人がいる。
神社で火をもらい、それで雑煮を炊くと一年間無病息災に過ごせると言う。
もちろんそれでの放火がNGであるのは言うまでもない。

 金閣寺に金箔が貼られていると言うのはウソである。
本当は金塊からの削り出しで作られている。
ウソと思うのなら、ちょっと柱の一本でも削ってみるとすぐに判る。
ただし、逮捕される上、ニュースで大々的に報道されるので、止めておいた方が
無難である。

 銀閣寺って銀色してないじゃんっ、茶色じゃんっと観光客は思っている。
が、それは間違いである。
表面には漆が塗られており、月夜の晩に銀色に光って見えるのが名前の
由来である。
ただし、当時の室町幕府が財政難のためにそのような言い訳をしたかも
知れないと言うことは京都人にとってはタブーである。

 京都人は、日本は京都とそれ以外の地域だと思っている訳ではない。
日本とは京都の言い換えにすぎないと思っているだけである。

 「京都の人はなかなか腹の内を見せない」と言われると、ほっぺたを
抓りあげながら、「あんたはんは、人様にすぐ腸(はらわた)を見せはるん
おすかっ、ほな見せてくれなはれっ!!」と怒られるので注意したほうがよい。
だからと言って、本当に腸を見せたりすると気持ち悪がられる。
だから京都人は滅多に切腹をしないのである。

 京都の家で「長居をしているかな?」と思った時に「ぶぶづけでもいかがおす。」と
言われた時、素直に食べてもよいが、相手がチラチラと時計を
気にしだしているようなら帰ったほうがよい。

 京都には数多くの大学があり、聞いたこともないような大学もある。
しかし、学生さんはちゃんといる。

 京都で塾と言えば寺子屋を指す。

京都市会議員は、お歯黒をしなければならない。
もちろん第一人称は「麿(まろ)であり、語尾に「おじゃる」をつけるということは
当然のことである。
ただし、府会議員はしなくてもかまわない。

 よく家の玄関に矢文が刺さっているのを見かけることがあるが、これは
速達郵便であるので心配はいらない。
しかし、うっかりしていると玄関を開けた時に飛んでくることがあるので
うまく避ける必要がある。

 京都の公共交通機関は牛車であるので、急ぐ場合は人力車を使うのがよい。
馬車は荷物専用なので、人を乗せてはいけない。

 京都の郵便配達人は、全員忍者の資格を持っている。
運よく街中で見かけた時、追いかけていくと「木の葉隠れの術」や「火遁の術」
などを見ることができる。
が、あまりしつこく追い掛け回すと反撃されることがあるので、ほどほどに
しておく方がよい。

 地下鉄で、地価を走っている時に外を眺めていると、リアル王朝絵巻を
体感できる。
ただし、戻ってこられないこともあるので、車内アナウンスを聞き逃さないのが
コツである。

 街中でよく落ち武者の集団に会うことがあるが、人間ではないので
気にする必要はない。

 市バスでは、たまに幽霊バスが走っていることがあるが、職員以外は
乗ることができないので交通局に抗議するのがよい。

 京都の中央を流れる堀川は、どう見ても溝としか思えない。
しかも一部区間は蓋をされて道路になってしまっているが、川であることに
間違いはない。。
だが、今出川という川はないので間違えてはいけない。

 京都市には、建物の高さ制限がある。
これは、非常時に京都市がドームに覆われるためである。
ただし、京都駅以南は、開きっぱなしなので気をつけた方がよいかも知れない。

 京都に大仏はない。
なぜなら奈良にあるからである。

 鴨川では、冬になるとユリカモメが多く飛来し、風物詩となっている。
なぜ鴨ではないのかはユリカモメに聞いても判らない。

 嵐山で有名な桂では、猿の見られる猿山があるが、登ろうとすると入山料
(入園料)が必要となる。
でも、比叡山に登ると普通に猿がいて無料である。

 東寺(とうじ)には五重塔があるが、それで「達磨落とし」をするのは
禁止されている。
もちろん、継ぎ足して六重塔などにするのも同様である。

 加茂川は途中で高野川と合流して鴨川となるが、三条、四条間でも
高野川が流れているので合流しているわけではないのかも知れない。

 桂川を頭に被ろうとする京都人はいない。
そんなことをしようとしている人がいれば、それは観光客である。

 今宮神社には「重軽石(おもかるいし)」という石があり、二度目に
持ち上げた時に軽く感じれば、願いがかなうという。

 今宮神社には「あぶり餅」のお店が向かい合ってあるが、両店のものは
どう見ても別物である。

京都の修学旅行のお土産は「八橋」と思われているが、京都人は納得していない。
だからと言って、他に思いつかないので困っている。

 太秦映画村では、水戸黄門は世界に一人しかいないと言っているが、
常に5人ぐらいはいる。
暴れん坊将軍は10人ぐらいはいる。

北野神社の境内には、牛の像が奉られている。
その像を撫ぜると、頭がよくなると伝えられており、表面はツルツルに
なっているが、裏はザラザラである。

 伏見稲荷大社の参道には、鳥居が並んでいるが、ドミノ倒しをしてはいけない。。

 京都市のマークは亀をデザインしたもののように見えるが実は違う。
だが、小学生と市民の半分は亀だと思っているし、半分は興味を持っていない。

 京都を舞台にしたドラマなどで、京都弁を耳にすると
「あんなん、ほんまもんの京都弁やあらしまへん。(あれは本当の京都弁と
違います)」と思っているが、本当の京都弁というものを当人も判って
いないのでどうしようもない。

 下賀茂神社で行われる流鏑馬(やぶさめ)の神事は、速達郵便局員の
実技試験も兼ねている。

 「京都の人って休みの日には護摩壇を焚いてお祈りをしているんでしょう。」と
言われることがあるが、別に使わなくてもよいことである。
だいたい、そんなことを一般の京都人はしない。

 比叡山の修行僧の皆さんは、その気になればオリンピックを制覇できる。
でも、シンクロナイズドスイミングや新体操は敬遠されている。

 京都では三台以上その土地で暮らしていなければ京都人と認めてくれない。
したがって上記のことは滅多に教えてくれない。
また、迂闊に部外者に公言するとその身に危険が迫る恐れがある。
と言うのは嘘である。
あっ、誰っ! キャ〜〜〜〜〜〜〜ッ!! 

2008年11月27日(木)          
京都「裏観光案内」パンフレットより抜粋


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