こんにちは、マリリンです。
「トウモロコシ!」の続きです。
前の原稿で ご説明した、トウモロコシのコネコネした、「たま」を使っての、
郷土料理?というか、プレイスパニカ(スペイン人植民以前(から今でも
現存している「タマーレス」を紹介します。
タマール、複数形でタマーレスといいまして、トウモロコシのこね上げた
「たま」をメインにした、中国風の、チマキのような食べ物です。
トウモロコシの皮や、カリブ海の近くではバナナの皮で包み込んで蒸し上げた
料理です。
中に入れる具としては、メキシカンソースがかかった一口大の鶏肉が、コロリと真ん中に一つだけ入っています。
近江八幡の「丁稚羊羹」をご存じの方はおられますか?
「丁稚羊羹」は、竹の皮に包まれていますが、大きさとしては「丁稚羊羹」よりも
小ぶりで、甘くはありません。
タマーレスは、主食の1品です。
お祭りがあると、今でも一家で百個単位で準備して、みんなにご馳走します。
あと、このタマーレスと一緒に口にするのが「アトーレ」という飲み物です。
これは、温かい どろどろした飲み物で、とても身体が温まります。
シナモンのかかった、お米をどろどろさせた味や、苺味や、チョコレート味も
あります。
メキシコ・シティーの地下鉄の駅周辺などは、朝早く、この、タマーレスと
アトーレの屋台が出ています。
屋台といっても、田舎風の、おじさんか おばさんがバケツに何十個も入った、
まだ温かいタマーレスを売っていたり、アトーレの入ったバケツから、おたまで
すくって売っているという、ちょっと非衛生的な?もので、屋台とまでは
呼べないものです。
通勤・通学の人たちが立ち食いをして、足早に入れ替わります。
ネクタイを締め、立派な髭を生やした一見、中堅の公務員風のおじさん達から、
ピチピチの服装に、ヒールを履いて、お化粧バッチリの秘書風の若い
お姉さん達までいろいろな人が入れ替わりします。
メキシコは、顕著な階層社会ですから、地下鉄や乗り合いタクシーを利用する
人たちは、低・中所得階層の人たちです。
上流階層になれば、マイカーでの移動が普通ですから。
タマーレスと、アトーレ。
共に、とっても典型的なメキシコの土着の食べ物です。
寒い朝もやが立つ中で、アトーレから立ち上る湯気にアツアツしながら、
無言でカブカブカブと、タマーレスを平らげる。
道ばたには、包んであったトウモロコシの皮と、アトーレのプラスティックの
コップが雑然と積まれています。
また、とりとめもなくおしゃべりをしました。
では、では。