「目から鱗の物語(ドラゴンボール編)。」


これは、私が、疑問に思っていたことや、気付きもしなかった事を 気付かせてくれたもののお話しです。 その1。
 ドラゴンボール編。

 タイム・トラベラーを題材にしたSF小節や、映画は数多くありますね。
有名なところでは、「バック・トゥ・・ザッ・フューチャー」や「タイム・コップ」
(は、有名なのかなぁ?、「ゴジラ対キングギドラ」なんかもそうですね。
そうそう、「ドラエモン」も忘れてはいけませんよね!:笑:
まぁ、どれも概ね主人公が、事件や事故なんかを、過去に戻って未然に
防いだり、未来に行ってその世界に接して現在の状況では破滅するなどと
言って、これから起こる事件なんかを防ぐ、解決してめでたしめでたしと
言う話しです。

 ・・・はたしてそうなのでしょうか?
確かに、その出来事が起こると判っていたとしたら、解決するのも
知らないでいるより簡単なことだと思いますし、不可能でもないでしょう。
けど、その事件を解決してそれで終わりなのでしょうか?
「あっ、歴史自体が変わっちゃうんだね。」
うーーーん、それを考え始めるとタイム・トラベラー物の
「歴史に関与してはいけない!」
と言うセリフで終わってしまいますので、考えないようにしましょう。:笑:


 今回、ここで考えたいのは、
「本当に事件は解決するの?」
と言う事なのです。

 先ず時間とか歴史の作品世界に対する概念を考えてみましょう。
これまた、良く使われる表現で、
「映画のフィルム」と言う表現が使われますね。
実際には境目のない連続した物なのでしょうが、判りやすくこのコマは
この時間、このコマはこの時間と言った具合に並んでいると言うものです。
タイム・トラベラーは、別のコマから別のコマにフィルム上を移動して、
そのコマの中に入り、そのコマにいる(写っている)人に別の動きをさせて
その後のコマの人物にも影響を与えると言うものですね。
例えば、HIがある日の1時にお金を落としてしまい、買いたかった
Drペッパーを買う事ができませんでした。
(いや、別に買えなくてもいいんですけど。)
それをずっと悔しく思っていたHIは(いや、別になんとも思わないと
思いますけど・・・。)、ある時、カプセルコーポレーションから
タイムカプセルを手に入れます。、1時に戻って過去のHIが落とした
お金を見つかりやすい所に置いてやりました。
当然お金を見つけた1時のHIは大喜びでDrペッパーを買いにいき、無事
手に入れる事ができました。
未来から来たHIも、満足して元の時代に帰って行きましたぁ!
めでたしめでたし。

 ・・・って、本当に終わるのでしょうか。
考えても見て下さい、未来のHIが1時に戻った理由を。
そうでし、Drペッパーが買えなかったから戻ったのでし。
と言う事は、Drペッパーが買えたHIは、1時に戻る必要はなくなると
言う事ですよね。
すると、誰が1時のHIの落としたお金を見つけるようにしてやれるので
しょうか。
元より、この時間(歴史)が連続した一連の物だとすると、1時のHIが
お金を見つけた時点で、未来が変わり、HIが未来からやって来る事は
なくなってしまうのです。
すると、1時のHIはお金を落としてしまい、Drペッパーを買えなくなってしまい、未来のHIがやって来るのでし。
すると、・・・やめましょう、永遠に循環迷路に入る事になりますね。

これが、私が、いつも不思議に思っていた事なのです。
どうすればこの矛盾を解消できるのでしょうか・・・。


その答えが「ドラゴンボール」にありました。
これは、そのものズバリの事ガ書いてありました。
現在では、私は作品を読む事ガできませんので詳しくは書けませんが、
覚えている範囲では「フリーザー編」との後の「セル編」での話しです。
セルによって未来の地球は滅亡の危機に立たされていました。
そのセルを倒せる可能性のある孫悟空は原因不明の病気で既に亡くなっていました。
未来のブルマはタイムカプセルを完成指せ、息子のトランクスにワクチンを
持たせて、病気にかかる前の孫悟空に渡しセルを倒してもらおうと
言うものでした。
そして、セルを倒した後に、トランクスが自分の元いた未来に戻ってみると
そこは、元のままの世界であり、孫悟空は病気で亡くなっており、
セルによって世界は滅亡の危機に立たされているままであった、と言うものでした。


 これは、どう言う事なのでしょうか?
確かに過去に戻って孫悟空を助け、セルは倒され未来の地球は危機に
会わずに済んだのですが、トランクスのいた世界は変わっていなかったのです。
つまり、パラレルワールド的な考えなのです。
パラレルワールドとは、同時進行的に少しずつ違った世界が存在すると言う
ものです。
ドラゴンボールで言ってしまえば、セルによって危機に陥っている歴史と、
セルを倒して危機を脱している世界があると言う事です。
つまり、トランクスが未来からやって来て孫悟空を助けた時点で、今までの未来とは別の未来ができたと言う事です。
これだけなら今までのタイムトラベラー作品と変わりませんが、さらに
今までの未来も存在していると言う所なのです。
先ほどの映画フィルムの例を使って考えると、
最初は、孫悟空が死んでしまって、トランクスのいた危機の地球の未来への
フィルムが一本あるだけだったのですが、トランクスが過去にやって来た
時点で、そこのコマから木々が枝分かれをするように別のフィルムが伸び始めたと考えて下さい。
そうです、未来が変わったと言うよりも今までの未来はそのままに、別の
未来ができた感じですね。
的各な表現ではないかも知れませんが、いままでの未来は支流となり、
新しい未来が主流になったと考えて良いでしょう。

 これなら、支流となった未来から孫悟空に薬を渡すためにトランクスは
必ず過去にやってくる理由が説明できますし、
トランクスがやってくるのですから、孫悟空には必ず薬が渡され
病気に倒れる事はなくなるのです。
まぁ、これでも、トランクスが帰る未来がなぜ主流となった新しい
未来ではないのか?と言う疑問は残りますが、、新しい未来にいる
トランクスと今までの未来にいたトランクスは生物学的には同じ人物
ではあっても、時間軸学的(こんな学問はありませんよ。念のため。)には
別人であると納得しておきましょう。
(本当に時間軸生物学て作れそうですね。:笑:)


 こんな感じで、タイムトラベラー物は考えるほどに矛盾が生じて
くるのですが、、一つの考えを示してくれた「ドラゴンボール」と言う作品は、
私の目から鱗を剥がしてくれた作品なのです。


参考文献

作品名、「ドラゴンボール」

作者 、鳥山明

発行元、集英社。
    週間少年ジャンプ。


「孫悟空」
ドラゴンボールの主人公。

「トランクス」
サイヤ人のベジータと地球人のブルマとの息子。

「セル」
地球人のレッドリボン軍のマッドサイエンティストが作った新生物(だったかな?)。

「カプセル・コーポレーション」
ブルマの父が作った会社。
小さなカプセルの中に家やバイクなどを入れて
持ち歩けるようにした物を発明した。
ウルトラセブンのカプセル怪獣みたいなものですね。:笑:

単行本が出ていますので、詳しくはそちらを読んで下さいね。



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