管理人さん、こんばんは!
この一ヶ月間の季節の変わりようはどうでしょう?
淡いピンクに包まれた桜の木は、今や力強い緑の葉におおわれ、つつじや
藤、ハナミズキなど、あちこちで花が咲き、太陽の光は日ごとに強さを
増して日傘の花もすでに満開です。
さて「後醍醐天皇マラニック」ですが、朝9時にJR奈良線の玉水駅に
約170名のランナーが集合。
どこかの歩く会もぞくぞくと集まってきて、片田舎の(?)小さな駅は
大変な混雑。
北風が強く、長シャツ一枚にロングタイツではちょっと寒いくらいでしたが、
走るにはちょうど良い天候でした。
桜が美しく咲いている玉川の堤沿いにぞろぞろとランナーが縦に長く走る
様子を、花見見物にきた人々がもの珍しそうに見ていました。
川から離れて山道に入ると人影もなく、時折車が横を走りすぎていくだけの
そんな舗装道の上り坂を約1時間、延々と登っていきました。
初めての大会はいつもそうなんですが、コースがわからないので登り坂が
延々と続くとしんどさも倍増。いつまで続くのだろうかと・・・
しばらく行くと大会関係車両が停まっていて、水とオレンジなどを
用意してくれていました。
ここからしばらくいくと山道になり、町名も井手町から和束町へと
変わりました。
まぁるく刈り込まれたたくさんの茶畑に霜を防ぐためのプロペラがいくつも
立ち並ぶ中を、かなりばらけたランナーがひとり、またひとりと登って
行きます。
(カメラを持っていれば)シャッターを押したくなるような、なかなか
絵になる光景でしたよ。
やがて木の枝を掻き分け掻き分け行くような山道になり、これはもう
走れるものではありません。
ここはハイキングと決め込んで歩いて行きました。
落ち葉が幾重にも折り重なって、まるで絨毯の上を歩いているような
ふわふわした感触が足に伝わってきます。
山登りのときは登山靴を履いているので、こういう感触は味わえないん
ですよね。
こんな山の中でも迷わないように所々に矢印でマークがついているので安心。
昨日は雨だったのにこんなにくっきりと書いてあるのは、今朝早くに
大会の方がつけてくださったのでしょうか。感謝。
山道を抜けるとまた舗装道に出て、しばらくいくと車が停まっていて
ランナーのサポートをしてくれていました。
「あと4キロくらいで金胎寺で、そこで昼食ですよ」
あと4キロか!
「でもずっと登りだけどね」
がーーーーん!ずっと登り・・・・
そんなこと言ってくれなくてもいいのにぃ・・
でも金胎寺がコースの中間点と考えていたので、もう少しで半分だと思うと
少し元気がでてきました。
この頃になると走ったり歩いたり歩いたり、少しでも傾斜が急になると歩き、
緩くなると走り、の繰り返し。
途中からは同じ顔ぶれが前後して走るようになり妙な連帯感が生まれて
いました。
金胎寺ではにゅうめんとおこわの昼食が用意されていました。
お腹がすいているので全部食べたかったのですが、やはり胃痛が気になり、
おこわは半分だけにしておきました。
20分ほど休憩して再びコースへ。
金胎寺からはかなり急な坂道をどんどんと下っていきます。
下りということもあって早いペースで走っていくと心配していた胃痛が・・・
しくしくと痛み始めた胃を押さえつつ徐々にペースダウン。
先を走っていた彼に胃が痛いのでペースを落とすことを伝え、後から来る
ランナーに先を譲ってゆっくりと下って行きました。
皆、お腹一杯になってがんがん走っていく後姿をうらやましく見ながら、
どうして私の内臓はこう弱いのだろうと情けなくなりました。
これでもかと思うほど下りに下って、広い道路に出ました。
もう太ももがパンパンに張っているのがわかるくらい「きていました」。
明日は確実に筋肉痛だね、こりゃ。
広い道路は国道5号線だと思います。
車が行き交う国道沿いを1キロほど走ったところからまた山に入ると
いつのまにか前後に誰もいなくなり、彼と二人っきりになってしまいました。
これでコースあってるよね?などとちょっと不安になりながら走っていると、
たぶん私設エイドだと思うけれど女性二人がテーブルに並びきれないくらいの
食べ物を用意してくれていました。
パンにおにぎり、オレンジ、チョコレート、飴、スポーツドリンク等など。
ありがたかったです。後が恐いのでオレンジだけぎゅっと絞っていただき
ました。
頑張ってねー!の声援をあとにまたまた上り坂をえっちらおっちら歩いて
行きました。
和束から笠置へと山を越える途中にまたまたエイドが。
男性ひとりで飲み物とチョコレートを用意してくれていました。
「こっちがコンソメスープ、そっちが水ね」と言われ、水を取ろうとすると
「できたらコンソメスープのほう飲んどいてね」
え〜、こんな時コンソメなんてぇ、と思っていたら、
「水ばかり飲んで、汗で出た塩分を補っておかないとしんどくなるよ」
と言われてあわててコンソメスープに手を伸ばしました。
おいしかったですぅ。
山道を下っていくと、眼下に小さく川が見え(木津川でした)、たくさんの人が
集まってにぎやかな声が聞こえてきました。
大きな道路には車が渋滞し大きな橋も見えます。
「もうゴールだね」
「これでもう坂を登らなくていいんだねー」
「いやいや最後にまた登りがあったりして・・・ねー。」
などと冗談まじりに、気分はすっかりゴールインでしたが・・・
しかーし!(でんちゃん風に)
これですんなりゴールではありませんでした。
温泉の看板を通り越し、矢印に沿って走っていくとそこにはまたまた
上り坂が待っていました。
笠置山です。かなりの急坂でこんなもん走れませんって。
上からはぞくぞくとランナーが下ってきます。
「がんばってー」「もうちょい!」などと皆声をかけてくれます。
しかし行けども行けどもこの坂は長かった。
歩いていても辛かった。
やっと頂上につくとUターンの印があり、今度は登ってくるランナーに
「がんばってー!」
と明るく声をかけながら走って下りました。
笠置山を下るとまもなくゴールの笠置温泉です。
ちゃんとゴールテープが待っていてくれました。
5時間26分。
距離は42キロくらいだと思いますが、歩きが多かったので体全体の疲れは
フルマラソンを走った時よりは楽でした。
温泉にゆったりつかって極楽、極楽。
翌日から一週間、かなりの筋肉痛に悩まされましたが・・・
マラニックの魅力を存分に楽しめた大会でした。
このコースは「ミニ鯖」と呼ばれているそうで、5月25日の「鯖」は
今回の2倍の距離を走ることになります。
「鯖」が楽しみに思えた大会でした。(そんなこと言っちゃっていいのかなぁー)
注、プライバシー保護のため、一部地名、人名などを変更させて頂きました。
「鯖」とは、「鯖街道マラニック」の略です。
(2003年度は5月25日に開催予定)
(管理人)