安全運転の基礎 その1
| よく安全運転のためにつかわれる標語で「急加速、急ブレーキ、急ハンドルを避ける」とありますが これを僕は、別な表現を使いたいです。 「4つのタイヤを有効に使う」 車は、言うまでもなく4つのタイヤで支えられています。 しかし意外と運転中は、この4つのタイヤすべてを有効に使って走っていないものです。 まず静止状態を考えましょう。それぞれの図は、左が進行方向になります。
しかし加速中や減速中は、変わってきます。このバランスが崩れるわけです。
減速中は、この逆になります。
最後にコーナーリング時を考えましょう。
加速時、減速時、コーナーリング中。 すべてにおいて、4つのタイヤにかかる車重は変化し続けています。 しかし、できるだけ4つのタイヤの車重を変化させないように走るのが安全な運転と言えます。 「急加速、急ブレーキ、急ハンドル」がよくないと言われるのは、タイヤへの車重の掛かり方が より偏ったものになり、危険回避行動が取りにくくなるためです。
余談ですが、イニシャルDという漫画をご存じと思います。 あの漫画の登場人物達がつかう「荷重移動」とは、これらタイヤの車重の掛かり方の変化を指します。 主人公「藤原 琢己」の繰り出す鮮やかなドリフトの原理は、次の通りです。 コーナーに向かって、わざと急ブレーキを踏みます。するとすでに説明したとおり後ろタイヤの グリップが失われます。 そこでタイミング良く、わざと急ハンドルを切ります。 すると強い遠心力が後ろタイヤに掛かって、スライド(タイヤの横滑り)をはじめます。 そしてアクセルとハンドルを調整しながら車の向きをコントロールしてコーナーを 超高速スピードのまま、駆け抜けるわけです。 これは、「慣性ドリフト」と呼ばれるもので、ラリーレースなどで多用される高等テクニックです。 もちろん、ぼくは、できません(笑) Copyright c 2001.kawamura.shigeki. All rights reserved.
|