ファイト!
武田真弓著
3歳の時にしょうこう熱にかかり、薬の強い副作用によって聴力を失った著者は、後に「障害者のヘルス嬢・豹ちゃん」になる。この本は、まことに破天荒な半生を書いたノンフィクション。「こんな女性がいるなんて」との帯のコピーがあるが、私はこういう人を沢山知っている。
ろうあ障害の事実を前に、両親はできる限りの対応をとった。ろうあ学校と普通の幼稚園の両方に通い、手話もうまくなった。が、幼い著者はふと考える。周囲の普通の子は「だれも手話のことなんか知らないから、友達ができない」。そこで彼女は公立の普通小学校を希望し聴覚障害児として初の入学者となった。しかし、耳が聞こえず発声もおぼつかない6歳の少女は、ある日「知らない男」に犯されてしまうのだ。幼児強姦。「体が裂けるように痛かった」という。。だけど以来彼女は、日本の男を「危ないもの・気持ち悪いもの」と感じるようになる。さらに、中学の初めから高校まで続いた「いじめ」や、あこがれたデザイナーへの道に立ちはだかった「差別」など、障害はさまざまなかたちで著者を悩ますが彼女は、黒人なら同じ思いを知っているのではないかという思いから、黒人好きのシスターになる。簡単に説明すると、 聾唖の風俗嬢、豹ちゃんが、障害なんか吹っ飛ばして、黒人追っかけ回し、風俗嬢になって、NYで黒人と結婚して、ヒドイ目にあわされて、それでも闘って、今では別の黒人と一緒になって子供もできたし、あたしの人生充実してるよって話。
★この本と私★
ここからはあくまで私の感想ですので・・・。ちなみに私はこの本は微妙でした。なんていうか、自分は特別、だから何したって何言ったって許されるって感じ。素晴らしく頑張ってきた人っていう風には思えなかったんだよね。だって彼女は、風俗嬢で黒人とやりまくりだよ。どうなの?って話じゃない?親はずっと彼女の為に頑張ってきたのに、それを全部無視して。しかも、「アメリカ人の彼がほしい」ってところが一番気にくわなかった。だって、彼女は「差別」とかにずっとくるしんできたんでしょ?一応彼女自身も「初めのかれはアフリカンだったし」ってフォローはいれてるんだけど、そのあとに「アフリカンがアメリカンだって嘘をついて近づいてくる。初めは誰がアメリカンだかわからなくて気持ち悪かったな。」ってこのセリフ。まじびびった。それに続くこのセリフ。「友達がアフリカンとジャマイカンの見分け方を教えてくれたの。・・・略・・・。これはわかりやすい。」・・・別に人種なんてなんでもよくないのかな?アメリカンだろうが、アフリカンだろうが、日本人だろうが嫌な奴は嫌だし、いい奴はいいと思うけど・・・。。特に彼女の場合は差別されてきたことに傷ついてきたって、散々言っているのに。私自身、差別とかすっごい嫌なんだよね。だって色とか出身地とか自分で選べるものじゃないじゃん。それに対して差別するなんて、最低だと思うし、すごい淋しくもなるよ。人類皆平等・・・それでいいじゃん。みんなはどう思う?