GOTH


乙一

人間を処刑する道具や拷問の方法を知りたがり、殺人者の心を覗きこむもの。人間の暗黒部分に惹かれるものたちがGOTHと呼ばれる。僕とクラスメート森野夜がそうだ・・・。森野が拾ってきたのは、連続殺人鬼の日記だった。学校の図書館で僕らは、次の土曜日の午後、まだ発見されていない被害者の死体を見物にいくことを決めた。
主人公の「僕」と森野が登場する短編集です。2人とも、人間の残酷な部分に惹かれる「普通」とは違う高校生。森野は人との付き合いを徹底的に避け、「僕」は状況に合わせて冗談も言える、陽気な人間を演じ続けている。
周囲の人間は家族も含めて「僕」の心の中が暗闇であることに気がついていません。彼は、人当たりの良い人間を演じるのをやめた時と演じている現在とを比べて、どちらが孤独だろうかと自分に問い、どちらもたいして変わらないだろう、と言っている。

「暗黒系」 「リストカット事件」 「犬」 「記憶」 「土」 「声」 の6編。


★この本と私★
この本は大学の友達から借りました。この本の第1話、「暗黒系」を読んで思ったのはとりあえず読みやすい!でもちょっとぐろいかな。私的には「暗黒系」と「リストカット事件」がオススメ。本当は寝る前に本を読むのが好きなんだけど、この本に限っては、変な夢をみる可能性が高いのでやめました。ホラー好きや、サスペンス好きにはたまらない1冊でしょう。