日本一に挑む! 第六章
冷たい風が吹き荒ぶなか
僕はゆっくりと夜空を見上げた。
満天の星が夜空を埋め尽くしている。
そして、眼下に広がる雲の海。
どこまでも続いている灰色の世界に
思わず引き込まれそうになる。
とにかく絶景であった。
目の前に広がる世界全てが美しかった。
そんな景色をずっと見ていた…
独りで…
だってみんなはイビキかく位の安眠なのに
自分全然寝れないんだもん。
しっかし何にもまして
ポジションが悪かった。

ベッドはすべて二段になっており
我らは上段の中央奥に通された。
はじめはいいポジションだと思えた。
ちなみに先住民とは
すでに休んでいた人たちを指す。
そして、我らの各ポジションは

こんな感じだった。
消灯時間 20時。
普段なら寝るはずのないこの時間
皆、爆睡。
しかし
21時。
皆、起きる。
原因は、
遅れて宿に着いた人たちの物音。
遅れて来た人たちは

だいたいこんなポジションだった。
一度起きた我々は
トイレに行き用を足したり
人によっては吐いたりして(若干一名)
また床に就いた。
しかし今度はなぜか寝付けない。
少しでも体力を回復せねばと
目をつぶるが起きてしまう。
そんなことを繰り返しているうちに
第二陣到着。
これがまた厄介な人たちで
この宿には飛び入りの様子で
宿主と話をつけていた。
そこからもううるさい。
そして、
その人たちが案内されたのがこちら。

みんなは我慢しているのか
それとも気にならないのか
ぐっすり休んでいたが、
自分はたまりませんでした。
だってすぐ近くなんだもん。
しかもそのなかのひとりが
他の登山仲間に宿を見つけたことを
携帯で連絡してるんだけど
小声になってねぇ!!
本人は小声で話しているつもりが
丸聞こえ。
っていうか相手の声も聞こえてるよ!!
っていうくらい音でっけぇ。
そこで
小心者の僕は
めぇいっぱいの舌打ち連発。
しかし効果なし。
よって僕退場。
という流れで、外でひとりぼっちに。
いいんだもん。
僕はこの景色が見たかったのさ。
と、つよがりながら。
その後も
横になったり外に出たりを繰り返し
最終的には

こんなフォーメーションになり
寝ることは諦めました。
結局、
第三陣の初老夫婦の会話を聞きながら
時間が経つのを待つことに。
仲いい夫婦って良いもんだ…
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