<Saas Feeでの見どころ(というより私が見たところ)>

村自体はとても小さいが、れっきとした観光地、特にここでもドイツ人の多い事。
何たって、我々がチュニジアでお世話になった「ロビンソンクラブ」が堂々とあるしね。
村の中は小さな電気自動車が走り、排ガス系のものは私のタバコの煙くらいのもので、その空気たるや絶品である。もっとも匂いはしないが。(まあ、結局匂わない空気が一番美味いだろう)
お店とホテルが立ち並び、開けたところにはサッカー場だのプールだのミニゴルフ場だの牧場だのがある。
さらに村からは計5本のロープウエイが各々の方向にむかって伸びる。
もちろん冬季は上に上がれば何本もリフトがあり、冬場は一大スキー天国となる。
今も滑れるので各国のスキーチームの合宿やスノーボーダーたちもたくさん居る。

堪能して下さい

今回我々が山下り場として選んだのは、「Spielboden」という所。
標高差約600m、下りは子供の足で約1時間半。
このロープウエイはさらに上まで行ける。
ちなみにこのSaas Feeで行ける最高は3500m。ここで連中はスキーやスノボーを今もやっている訳だな。
ツェルマットも最高は同程度で、我々も一度夏スキーをしたけど標高が高すぎてすぐに「へばる」。
あの時は若かったから良いようなものの、今は下手すれば高山病になりそうだし、そこまでスキーに根性入ってないし、スキーは個人的には見せるものであって体育会系では無いと思っているあっしには遠い世界になっちまったなぁ。

さて、何故にシュピールボーデンを選んだか?
野生の「マーモット」に会えるのだよ、明智君。
このマーモット、でっかいモルモットみたいので、すんごくかわいい。
ロープウエイ降り場にはレストランがあり、そこで
残飯を「えさ」として売っている。
確かにレストランとしても思わぬ副収入で良いよな。
残飯だもんな、本来なら。
しかし、それを買いたくなるような風景がすでにロープウエイ乗車中から繰り広げられているのだよ、明智君。(←しつこいのでもう止めます)
ロープウエイが上に近づくにつれ、下を見ると人が集まって(といってもコンサート級の人出ではなくてほんの数人だが)居るのが見え、そして良く見ると居るのだよ、マーモット君が。
またこの風景が見えるあたりはロープウエイと地面が結構近いので、 余計レストランの思惑に嵌りやすくなっているのだな。

ゆえに我々も到着と同時に
残飯たるえさを、ありがたく2フランで買わせて頂き、即下山開始。
一応しっかりした道があるのだが、そんなところを普通に歩いていたらマーモット君に出会えないのではないか、というちょっとした恐怖心から、どうしても道をはずれ勝ちになるのだが、それが結構な急斜面なのだ。
ただ至るところに穴が開いていて、それが彼らの家らしいのはすぐに分かる。

そして、ついにスポットを見つけ、親子が散りじりに各穴の前で手に残飯を握り、マーモット君たちにあげる。

これが噂のマ−モット君であ〜る

サイズがでかい奴らほど、人生経験が長いとみえてなついている。
私が相手したのはうさぎ大の結構なサイズで、私がしっかり手にパンを持っていると、何の疑問もなさそうにそこでムシャムシャ食べている。
そのうち私の穴からは2匹が同時に顔をのぞかせ、その感じはディズニーのチップとデールそのもの。

さてマーモット探しに余裕が出、もっと言えば無事に残飯を残飯のまま持ち帰る事が無くなった喜びを感じると、ゆっくり周りを見渡す余裕が出る。
そうなると結構あちこちに彼らの姿を発見するもんだから不思議だ。

こうやってマーモット遊びに30分はたっぷり時間を使うので、下山時間、ロープウエイ乗り場のオッちゃんは1時間半って言ったけど、2時間は見よう。
この時期太陽はそれこそ今下っている山の頂上に落ちる。この山の頂上はどこも4000m級だから、日が落ちると急速に心細くなるから気をつけよう。
もちろん街灯とか反射板とか交番とかコンビ二なんて無いからね、そして夜は寒いから、山を決して侮ってはいけませんよ、皆さん。


さて、翌日は朝食を取ってチェックアウトして、帰宅モードですな。
何とも慌ただしいけれど、1泊旅行だからね。
それで、出発前にちらっと行ったのが、「ルッチュバーン」。
要は夏そり、とでも言いましょうか、巨大滑り台とでも言いましょうか。

実はスイスの特にスキー場に多いのだが、夏場の顧客を当てに、プラスティック製の巨大な滑り台を作り、上まではリフトで行かせて、その滑り台の上を、ブレーキ付きのそりで滑る、ってのが結構ありのだな。
所が、ここのは、2本のレールが引かれていて、下からそりに乗り込んで、上までは登山電車感覚で登り、そして下りを楽しむ、ってかなり進化したモノであったのだ。
それでオトナ1回6フラン。子供は8歳以下はただ。
娘と2人乗りで乗り込む。かなり陽射しが眩しいのだが、このそり、登りは割と木陰の間を進むので寒いくらいであった。
そして下り、やっぱり楽しいよ。もちろんブレーキが付いているから暴走はしない、適度なスピードで適度にスリルがあって、オトナも楽しめる。
もう一度行ったのは言うまでもないな。

さようなら、SAAS FEE!

それでもって、いよいよSaas Feeに別れを告げ、帰りは全く違ったルートでチューリッヒへ戻る。
このルート、じつは超オススメだから、
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